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スリランカ、夢心地な日々の始まり|シギリヤ

世界遺産のシギリヤロックを見に、ネゴンボからローカルバスを乗り継いでシギリヤへ向かった。

シギリヤロックの存在を感じながら、深い森の中で数日間を過ごす。岩と森の不思議なパワーにいざなわれ、この地は、素晴らしき夢心地の日々の始まりとなった。

ネゴンボからバスを乗り継ぎ、シギリヤへ

節約バックパッカーの私はもちろんローカルバスでシギリヤへ向かう。
ネゴンボからシギリヤは約150kmの道のり。3本のバスを乗り継ぎ、約5時間半かけて辿り着いた。トータル料金は約280円。

ド派手デコトラバス

11時30分、スタートはネゴンボバスターミナル
34番のクルネガラ行きに乗り込む。停車中のバス車内は風が通らず、ムシムシと暑い。徐々に人が集まりバスが動き出す。

スリランカのあらゆる車両の中で、いちばん狂っているのはバスだ。どでかい車体をぐわんぐわん揺らしながら、猛スピードで進む。トゥクトゥクより、車より、バイクより、断然バスが早い。

3時間ほどかけてクルネガラに到着
バスターミナルで549番バスを探す。乗り込むとすぐに出発。

さらに2時間、ダンブッラに到着
バスターミナルではなく、道沿いのバス停(と言っても標識などは何もない)で降ろされる。シギリヤ行きの乗り場がわからず、諦めてPickmeを呼ぼうとした時、ふと目の前にシギリヤ行きのバスが停まった。迷わず着席。

宿泊予定の宿はシギリヤの中心地点から少し離れているため、できれば宿付近で降りたい。とにかく席を立ち、「もうすぐ降りるぞ」と圧をかけアピール。運よく、ホステルに向かう道の入り口目の前で降りられた。

17時15分、ようやくシギリヤに到着

乗るコツ、降りるコツ、そして車内で体幹を保つコツさえ掴めば、スリランカのバスは割とイージーだ。
主要路線はGoogle Mapで調べられるし、バスには行き先と番号が大きく書かれている。近くにいる人や車掌さんに行き先を言っておけば誰かが教えてくれる。

憧れのシギリヤロックを望む

せっかくシギリヤまで来てなんだが、今回、シギリヤロックには登らず外から眺めるに徹することにした。

宿のトゥクトゥク兄ちゃんに誘われ断れないまま、1時間半のビューポイントツアー。たくさんの穴場をまわり、いろんな場所、角度から岩を眺めた。

ドーーーンッ
池越のライオンロック

最終日には、早朝にピドゥランガラロックに登り、隣に聳え立つシギリヤロックを眺める。
ピドゥランガラロックは相当険しいと聞いていたが、2-30分ほどで登ることができた。朝の澄んだ空気と、頂上を抜ける風がとても気持ちいい。

ピドゥランガラから望むシギリヤロックの異様な佇まい。
不自然なほど整ったシルエット。
ジャングルの中に忽然とそびえ立つ"孤立感"。

それはそれは、かっこよく、痺れる。
これがシギリヤロックか…と、不思議な魅力に惹きつけられ、いつまでも眺めていられた。

美しすぎるこのシェイプ

深い深いジャングルに包まれて

シギリヤの森は深い。今回の滞在では岩を見に行く以外はほとんど宿とその周りで時間を過ごした。

泊まった宿はJungle Host Hostel And Tree Houseという、名前の通りジャングルの中の素敵なホステルだ。
ドミトリーだったが1200円ほどで朝食も付き、素敵な森の中のコテージに泊まれるので申し分ない。

開放的な空間には、鳥や虫の囀りが、絶え間なく鳴り響く。

夕方には宿の専属トゥクトゥク兄ちゃんたちに連れられて、みんなで秘密のサンセットスポットへ。誰もいない秘密の岩山を登り、広大なジャングルに沈む夕日を眺める。

目に入るほとんどすべてが森で、こんなところに人々が住み、自分が居て、王都が築かれていたことに、なぜだか大感動した。

夕陽スポットでもライオンロック

そして、この森とシギリヤロックの不思議なパワーが、まるで夢を見ているかのような、素晴らしい日々の始まりをもたらしてくれたのだ。

出会いは突然に。
シギリヤの森に沈む夕日を眺めながら、静かに笑い合った、新しい友。不思議と波長が合い、ここからの約3週間をこの新しい友人と過ごすことになる。

あの日、シギリヤに行っていなければ。
あの時、ディナーの席で見かけていなければ。
湖に誘ってくれていなければ。
夕陽の丘で隣に座ってくれていなければ。

この愛おしい時間たちはなかったのだ、と感傷に浸る。

夢心地な日々のはじまり。カッサパ王、シギリヤロックに王宮をつくってくれてありがとう。

ドミトリー部屋の番犬

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