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【親子のことば】「ママ、ぼく いつか ちきゅうを まもるからね」@絵のない絵本シリーズ(親子向け)

あるひ、テレビで うみのゴミのことを やっていた。
カメのくびに ビニールがからまっていた。
ぼくは くちびるを かんだ。
ママが ぼくのせなかを そっと さすった。

「かわいそう……」
「そうだね……」
それだけの ことばなのに、
ママのてのひらといっしょに しずかに こころにしみた。

そのよる、ふとんのなかで ぼくはいった。

「ママ、ぼく おおきくなったら、ちきゅうを まもる。」

ママは めをまるくしてから、ほほえんだ。

「どうやって まもるの?」

「ゴミを ひろったり、
 どうぶつが かなしくならないようにしたり。」

ママは すこし まじめなかおになって、
ぼくのてを ぎゅっと にぎった。

「それは すてきなおしごとだね。ママも いっしょにする。」

「ママも?」

「うん。ママは あなたを まもりたいけど、
 あなたが まもりたいものも いっしょに まもりたいの。」

ぼくは ちょっと うれしくなって、
ママのほっぺに ちいさく キスをした。

そのよる、ぼくは ちきゅうを かたちどった ゆめをみた。
ぼくとママが うみをあるいて、
ゴミをひろって、どうぶつたちに 「だいじょうぶだよ」って いっていた。

ことばって ときに ゆめのなかまで つれていってくれる。
ちいさな「やくそく」は、ことばから はじまるんだ。

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