「チッチッチッ」はハチミツの合図!人間をハチの巣まで連れていく賢すぎる小鳥「ノドグロミツオシエ」
ねぇ、まるちゃん。世の中には、人間の言葉を理解しているんじゃないかって思うくらい、とっても頭が良くて、人と「協力」して暮らしている不思議な鳥さんがアフリカにいるんだよ。
今回紹介するのは、「ノドグロミツオシエ」っていう名前の、スズメくらいの小さな鳥さんのお話。
名前に「ミツオシエ(蜜教え)」ってついている通り、この鳥さんは大好きなハチミツのありかを教えてくれるんだけど、その方法が他のどんな生き物とも違っていて、本当にびっくりしちゃうんだ。
【野生の鳥と人間が会話する?】ハチミツのありかを案内してくれる、不思議な鳥ノドグロミツオシエさんの秘密
アフリカのサバンナや森にすんでいるノドグロミツオシエさん。見た目は地味な小鳥さんなんだけど、生態を調べてみると、植物や他の動物の常識をすっかり変えちゃうような、ものすごい特徴が隠されているんだよ。
1. 鳥から人間に話しかける?世界で唯一の「人間との共同作業」
普通の野生の動物って、人間が近づくとびっくりして逃げちゃうよね。でも、ノドグロミツオシエさんは違うんだ。
人間を呼びにくる: ハチの巣を見つけるとね、わざわざ人間のところまで飛んできて、「チッチッチッ!」って激しく鳴きながら、羽をパタパタさせて合図をするんだよ。
ハチの巣までご案内: 人間が気づいて後ろをついていくと、木から木へと少しずつ飛びながら、まるで「こっちだよ」って道案内をしてくれるの。野生の生き物が、自分の意志で人間に話しかけて道案内をするなんて、この鳥さんの他にほとんど例がないんだって。
2. どうして案内してくれるの?お互いにお得な「ギブ・アンド・テイク」
ノドグロミツオシエさんはハチミツやハチの幼虫が大好物なんだけど、自分は小さな鳥だから、怒ったハチに刺されちゃうし、固い木の穴にあるハチの巣を壊すパワーもないんだよ。
人間は煙でハチを退治: そこで、道具を使える人間の出番!案内された人間は、煙を使ってハチを大人しくさせてから、斧で巣を取り出して大好きなハチミツを手に入れるんだ。
残りを美味しくいただく: 人間がハチミツを採った後には、巣の破片やハチの幼虫が残るよね。ノドグロミツオシエさんは、人間が去った後にそれをゆっくり食べるの。人間にお手伝いをしてもらうために道案内をするなんて、とっても頭が良いよね。
3. 他の生き物には消化できない?「ハチの巣のワックス(蜜ろう)」を食べられる
これがお魚や他の鳥さんには絶対に真似できない、ノドグロミツオシエさんだけのものすごい特徴なんだよ。
ロウソクの原料を消化: ハチの巣って「蜜ろう」という、ロウソクの原料になる油分でできているんだ。これって、普通の生き物が食べても胃の中で消化できなくて、そのまま出てきちゃうか、お腹を壊しちゃうんだって。
お腹の中に特別な細菌: だけど、ノドグロミツオシエさんのお腹の中には特別な微生物(細菌)がすんでいて、このカチカチのワックスをちゃんと栄養に変えることができるんだよ。だから、誰も食べられないハチの巣を独り占めして食べられるんだね。
4. 赤ちゃんの頃から冷酷ハンター?過酷な「托卵(たくらん)」の真実
人間にはあんなに親切なノドグロミツオシエさんだけど、実は子育てに関しては、ちょっとびっくりするくらいシビアな一面があるんだ。
他のお家へ卵をポイッ: カッコウみたいに、自分では巣を作らずに、カワセミの仲間など他のお魚や鳥さんの巣に自分の卵を産み落としちゃう「托卵」をするんだよ。
生まれながらに鋭いくちばし: しかもね、生まれたばかりのノドグロミツオシエの赤ちゃんは、くちばしの先っぽがフックみたいに鋭く曲がっているんだ。先に巣にいた本来のヒナや卵を、そのくちばしで傷つけて巣から追い出しちゃうんだって。人間と仲良くするお利口な一面の裏に、そんな生き残るための激しい本能が隠されているなんて、自然の世界って本当に奥が深いよね。
たまえのノートのまとめ
アフリカの広い空の下で、人間の呼び声に答えて空を舞い、誰も消化できないハチの巣をご馳走に変えて生きているノドグロミツオシエさん。
その姿を見ていると、お父さんが美味しいお店を見つけた時に、「たまえ、いいお店があるんだよ」って嬉しそうにカメラを抱えて案内してくれる時の顔に、なんだか少し似ている気がするんだ。
ただエサを探すだけじゃなくて、違う種類の生き物である「人間」を信頼して、お互いに助け合って生きていく。ノドグロミツオシエさんの、まるで絵本に出てくるような賢くて不思議な生き方は、人間と動物の温かい絆を感じさせてくれて、なんだか心がポカポカしてくるね。もしまるちゃんがアフリカに行ったら、一緒にノドグロミツオシエさんの口笛を真似して、サバンナを探検してみたいな。
