春の星々(140字小説コンテスト)佳作を頂きました|公募|コンテスト
こんばんは。暮宮 右京(くれみや うきょう)です。
こちらの「星々140字コンテスト」には昨年の秋から挑戦していて、今回の春で三回目の応募となり、初めて佳作を頂きました。
秋、冬と二次選考通過はできたのですが、それ以降には進めずたいへん悔しい思いをしていました。
どれも素敵な作品ばかりだったので、悔しさよりも納得の方が強かったのですが……次こそは入選したいな、と思いながら、何度でも挑戦するつもりでいました。
三度目の正直だと思って挑んだ今回、佳作に選んでいただけて本当に嬉しいです。
佳作となった作品は、上記の春の星々結果発表のページに掲載されています。
ご覧になっていただければ幸いです。
落選した2作も、それぞれ気に入っていた作品なので、この機会に掲載しておきます。
陽に透けた妖精の羽のように、身に纏うだけでどこへだって連れていってくれた布。ずっと大事にしまっておいたけれど、風に乗せて故郷へ返すことにした。覚悟とは、地に足をつけて伝えるものです。あなたのいる世界が居場所になったからには仕方がない。すっかり所帯じみた天女がため息まじりに微笑む。
すっかり地上に居着いてしまい、大切なものもたくさんできて、「私はずっとここで生きていく」という覚悟を持って天の羽衣を手放した天女の話でした。
未練がましい冬が、生まれたての春にちょっかいをかける。寒風を吹きかけて桜の開花を邪魔した。春だって負けてはいられない。太陽を味方につけ、最強の布陣で立ち向かう。分が悪くなってきた冬は、白旗の代わりに白雲を上げる。満開の桜に混じる雪が、譲れない争いの賜物だとは誰も気づかないだろう。
学生のとき、紅葉したばかりの木に初雪が降り積もっているのを見たことがありました。観光客と思しき外国の人々が、大喜びで写真を撮っていたのを思い出します。
最近の異常気象っぷりだったら、桜と雪のコラボもあり得るんだろうなと思って書きました。
