私は「吉岡2」です | ライター日記
こんにちは、ライターの吉岡です。
本日は名前について。
ライフワークとしてスーパーのレジ打ちのパートをしています。
レジ打ちされたことがある方ならわかると思うのですが、レジに入る前に自分の番号を入力しますよね?
私の勤めているスーパーのレジでは、この番号を入力すると、右上あたりに自分の名前が表示されます。
それで、今、私離婚調停中でして、戸籍上、まだ「吉岡」ではないのです。会社にもそれは面接の時点でお伝えしていますし、その上で名札などは「吉岡」にしてほしい、というお願いも快諾頂きました。(こんな面倒な状況のやつを雇ってくれるとは、なんて優しいのでしょう……!)
ただ、当然ですが、会社に登録される名前は戸籍上の名前にしなければいけない。ここでは便宜上「田中」としますね。(本当は違います、全国の田中さんごめんなさい)
そういった背景があり、私のレジ登録名は「田中」になっていました。会社の登録名は田中だし、こればっかりは仕方がない。こちらも文句はありません。そのまま業務を続けていました。
数週間たったある日、レジに入ろうとしたときに先輩のパートさんに手招きされました。
「店長から!今日からこれ、使ってみて!」
渡されたのはメモ帳の切れ端です。そこには今までの私の番号の右に1桁、「1」が追加された番号でした。
はて?番号に何か不具合があったかな?なんて思いながらその番号を入力すると、レジの表示名が「吉岡2」と表示されたのです。2がついているのは、会社から見てわかりやすくするためじゃないかと推測します。
先輩を見るとニコニコして「いけた?じゃあしばらくそれでお願いね~」と颯爽と去って行かれました。
実は、この経験2度目です。1度目は息子さんのこども園で。
息子さんのこども園では、入退室記録にQRコードを読ませるシステムを取り入れています。設置されたリーダーにQRコードをかざすと、パンポーンと音が鳴り、園児の名前が表示される仕組みです。その名前が、入園当初は「田中」でした。
まあ、自分しか見ないだろうし、わざわざ申し立てるのも悪いし、いっか。そう思っていたのですが、入園後1週間もしない間に「吉岡」に変わっていたのです。
その後、駐輪場で息子さんを乗せていると、たまたま園長先生が勝手口から出てきました。簡単な挨拶のあと、「あ!名前!変えときましたんで!」と手をあげながら去っていく園長先生。「ありがとうございます!」とお礼を伝えました。
この小さな変化が、離婚調停中の身にどれだけ嬉しいことか。どれだけ勇気をもらえるか。本当に、ありがとうございます。
もし結婚生活に苦しんでいて、でも勇気が出せない人がいたら、伝えたい。
世間は割と、優しい。
だから、たぶん大丈夫。
私は一度「吉岡」をやめ、そして「吉岡」にまたなろうとしています。
だから私は「吉岡2」。
いいじゃん。今の私にぴったりでしょ?
そんな、名前にちょっぴり勇気をもらえたお話でした。
