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ハードボイルドなハゲタカの生態 ハゲタカはなぜかっこいいのか

新刊『ハードボイルドなハゲタカの生態 ハゲタカはなぜかっこいいのか』を出した。

ハゲタカは、かわいい鳥ではない。
だが、かっこいい鳥である。

禿げた頭、鋭いくちばし、死体に降り立つ姿。
ハゲタカはしばしば、不吉で、汚く、貪欲な鳥のように見られてきた。

しかし本物のハゲタカは、死を作る鳥ではない。
死を処理する鳥である。

猛禽でありながら、基本的には自ら獲物を殺さない。
腐肉を食べ、強酸性の胃で病原体をふるい落とし、死体の栄養を生態系へ戻していく。

ダンゴムシが落ち葉の分解者なら、ハゲタカは肉専門の大型分解者である。

本書は、ハゲタカの生態にまつわる既知の事実をもとに、ハゲタカを「かわいそうな保護対象」でも「不吉な死肉食者」でもなく、ハードボイルドな生態系インフラとして読み直す短いエッセイである。

非殺の猛禽。
pH1級の胃袋を持つ死体処理班。
死を雑菌の王国にしない鳥。
死の富を生態系へ再配分する鳥。

かわいいだけが、動物の魅力ではない。
ハゲタカには、ハゲタカにしかない渋さがある。

これは、ハゲタカを「かっこいい鳥」としてリブランディングするための本である。

Kindleにて好評発売中。

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