なぜ専業スーツアクターを目指した男は兼業フリーランスエンジニアになったのか
こんにちは。
大阪を拠点に、日本各地でスーツアクターをしながらフリーランスでWeb系のエンジニアをしています。かちまるです。
今回は「なぜ一生やらないと思っていたエンジニアに舞い戻ったのか」を、振り返っていこうと思います。
フリーになっても不安定な生活が続いた
僕がスーツアクターを始めたのは16歳。
高専を卒業して、22歳でフリーのスーツアクターとして独立しました。
独立してからは、キャラクターショーだけじゃなく、舞台に立ったり、イベント運営を仕切ったり、音響を触ったり。
頼まれたら何でもやる、みたいな働き方をしていました。
こう書くとカッコよく聞こえますが、当時はわりと必死です。
「できることを増やさないと次が来ない」って、体が先に動く感じ。
ただ、ひとつだけ現実的な問題がありました。
仕事が毎月ずっと同じペースで入るわけではない、ということです。
キャラクターショーは子ども達の長期休暇に合わせて繁忙期が来ます。
忙しい時期と、そうでない時期の波が大きい。
好きな仕事ほど、波がある。
売れないバンドマンみたいな生活
だから当時の僕は、波の隙間を埋めるために「普通の仕事」もバイトや契約社員として入れていました。
店頭に立って対面で商品を販売する仕事です。
ダイエット家電のSIXPADや完全受注生産のPCを売っていました。
名古屋駅前の百貨店や家電量販店で、シフト制で働く。
売場の空気って独特で、立ち位置ひとつで売上が変わる。
ステージとは別の意味で、毎日が本番みたいな場所でした。
販売は性に合っていた部分もあって、頑張った分だけ結果が出るのがわかりやすい。
評価もされるし、楽しかった。
今でもたまに、あの「今日は勝ったな」って感覚を思い出します。
一方で、漠然とした不安もありました。
「この仕事を、あとどのくらい続けるんだろう」って。
大きな仕事への進出とそれに伴う変化
フリーになってしばらくすると、ありがたいことに「大きな仕事」が増えてきました。
それまで主戦場だった住宅展示場やショッピングモールの現場に比べて、リハーサルにかける時間が全然違います。
名古屋にいた頃は、夜にリハーサルするのが基本でした。
平日日中は仕事→夜リハの暮らしが成立していました。
でも大きな仕事、興行で長期間やるステージは違います。
朝から1日かけてリハがあります。
そもそも会場は名古屋じゃないので、ホテルやウィークリーマンションに住んでそこから会場に通う遠征が基本でした。
遠征中は一日中ステージのことだけ考えていたら良い。
楽しいし、稽古に集中できるし、最高じゃん、って最初は能天気に思っていました。
大きな仕事が増えるほど“普通の仕事”が足かせになる
ただ現実は、連勤の密度がえげつない。
皆様ご存知の通り夏のステージは最長で45連勤くらいになることが多いし、冬も15連勤くらいは普通にあります。
そして販売の仕事はシフト制なので、その期間まるっと穴を開けることになります。
職場は理解してくれていました。ある程度休みを許してもらえていた。
でも、販売の世界で1ヶ月抜けるって結構なダメージなんですね。
新商品情報も、ライバル企業の動向も、売場の方針も、世間の流行も…
全部に置いていかれます。
最初のうちは「バイトだし」で済ませられました。
でも、販売も真剣にやればやるほど、休むことの歯痒さが増えていく。
どっちも頑張りたいのに、どちらかに全振りするともう片方が崩れる。
そういう状態になってしまっていました。
このあたりから、だんだん考えるようになります。
「続けたいものほど、続けられなくなる働き方をしてるな」って。
だから“続けるための働き方”を考えた
スーツアクターの仕事は、好きとか楽しいだけでは成立しません。
スケジュールも体力も、生活も含めて、続けられる形にしないと上手くいきません。
それで業界から足を洗っていく先輩を何人も見送ってきました。
そんな当時の僕に必要だったのは、夢とか根性ではなく、もっと現実的な解決策でした。
波のあるステージに立つ仕事をこれまで通り続けられる、そこからさらに増えても崩れにくい働き方。
そこで選んだのが、エンジニアに戻ることでした。
高専卒業から3年、エンジニアに舞い戻る
当時、未経験からフリーランスのWebエンジニアになる、という流行りが終わりかける頃。
高専時代の経験が活きるし、フルリモートフルフレックスなら出社が前提ではなく、成果物で評価されて、時間の使い方にも自由度がある。
そうなると、遠征先のステージの前後や隙間でも仕事ができる。
興行のステージに出続けるスーツアクターを続けるために、現実的で、しかも理想に近い選択肢でした。
そうと決まったら、やるしかない。
流行りのエンジニアスクールに通うことを決意。
なけなしの現金がMacBookとスクールの学費に消えました。
背水の陣を引いたというか、サンクコスト効果を使おうとしたというか…笑
その甲斐もあり、現在もWebエンジニアとして活動できています。
向いてないと思っていたエンジニアも、やり続ける中で要素を分解していくとそれはそれで性に合っていると感じる部分も見つけることができ、今では楽しくエンジニアもしています。
様々寄り道もしたのですが、自分の中で今の働き方はひとつの正解になった気がしています。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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流石にネタが切れてきた
というのは冗談なんですが。笑
何がネタとしていのか、何を書こうかはちょっと迷っています
会社員など本業がある人でもスーツアクターが成立させられる考え方
稽古や現場の実際
どんな人が向いているか/向いていないか
「やってみたいけど現実どうなの?」って思っている人の解像度が上がる回にしたいと思っています。
どれが興味があるのか、コメントなどで教えてもらえたら嬉しいです!
また次のnoteでお会いしましょう!
