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誕生日を迎える私に贈ることば


明日、私は57歳の誕生日を迎える。

人生を振り返ると
本当にいろいろなことがあった。

泣いた日もあった。

笑い転げた日もあった。

悩んで眠れない夜もあれば、
悔しくて仕方がない日もあった。

そんな57年という人生を
一言で表すなら

私の人生、すべてはうまくいっている。

そう胸を張って言える。

人生は選択の連続だと言われる。

日常のささいな選択から
進路や生き方の選択
そこで巡り合う人や場所。

数え切れない選択と
さまざまなご縁が積み重なって
今の私という人生ができている。

出会いがあり、別れがあり
喜びがあり、悲しみがあった。

そのすべてが、私の人生を育ててくれた。

いま私が、どんな過去も出来事も
感謝に変えられるようになったのは
とことん、自分と向き合い続けたから。

自分と向き合うことは、
決して楽なことではなかった。

見たくない自分を見ることもあった。

認めたくない感情に出会うこともあった。

でも、その時間があったからこそ
本来の自分に還ることができた。


私は幼き頃から、オトナになるまでの間に
さまざまな出来事や経験
誰かに何氣なく言われた一言によって
たくさんの思い込みを抱えて生きてきた。

私はダメなんだ。
どうせ私なんて。

何度も自分を否定したり
卑下したりしていた。

さまざまな思い込みで
自分を責め、自分で自分を
小さな枠の中へ閉じ込めていた。

そして、その窮屈な私こそが
「本当の私」なんだと思い込んでいた。

でも、違った。

本当の私は、思い込みの奥で
ずっと私を待っていた。

さまざまな思い込みに氣づき
自分を知り、自分を認め
自分を大切にしていく中で
自分らしい私を取り戻してきた。


そんな過程の中で出会ったものの一つに
西洋占星術がある。

自分が生まれた瞬間の星の配置を表す
ホロスコープ。

私はそれを、人生の設計図
のようなものだと感じている。

ここ最近、心を震わせたのが
" キロン・リターン "だった。

キロンは西洋占星術で、
魂の傷と癒しを象徴するとされる天体。

約50年かけて生まれた場所へ
戻ってくるこの時期は、
人生の大きな転換点だと言われている。

私のキロンは牡羊座。

牡羊座は「わたし」をテーマにした星座。

自己否定やアイデンティティの欠如
という魂の深い傷。

キロン牡羊座時代(2018年〜2026年)
まさに人生で最も深く
自分らしさと向き合う時間だった。

私は私として存在していいのか。

そんな長年抱えてきた問いと向き合い
人の目を氣にしていた自分
楽しむことにブレーキをかけていた自分
思いきり自己表現できなかった自分を
少しずつ解放してきた。

もちろん、占星術が私を変えたわけではない。

変わったのは、
私が自分と向き合い続けたから。

でも、天体はその過程で
そっと光を照らしてくれた。

これまでは
どうすれば自分らしく生きられるんだろう
と、もがいてきた。

でも、これからは違う。

すでに私の中にあるものを、
もっと信じて、もっと楽しんで、
もっと表現していきたい。

明日7月9日、57歳になる。

誕生日は、年齢を重ねる日でもあるけど
私にとっては、それ以上に
これまで生きてきた自分を祝う日。

57年前に生まれたひとりの女の子が、
たくさん泣いて、たくさん笑って、
迷いながらも、自分を探し続けてきた。

そして今、心から言える。

なんだかんだ言って、私はめちゃくちゃ幸せだ。

57年かけて、
ようやく本当のわたしに出愛えた。

だから私にとって明日は
新しい一年の始まりではなく、
ここまで生きてきた私へ
「ありがとう」を贈る日。

これから先の人生が、
今まででいちばん私らしい人生になる。

そんな予感がしている。

kaco

#創作大賞2026 #エッセイ部門

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