26/06/02 『道具を怖れる能無しと、鉄の仕事師』【k-eye】
新聞のインクが弾いた「驚きのログ」
「企業のAI活用遅れ、部長級の6割が離職理由に」 てっきり私は、中間管理職こそが「得体の知れないもの」を恐れ、 我が身の保身のためにAIを避けているのだとばかり思っていた。
けれど、算盤のデータが示したエラーの根源は、全くの逆だった。経営陣の情けないシステム誤認(バグ)
種明かしをすれば、なんてことはない。
怯えていたのは、現場ではなく、座っているだけの上層部。
「AIは凄い、何でもできる。このままでは自分が肩をたたかれる」 客観的なデータも裏付けもない自らの意見(仕様)を見透かされるのが怖くて、
「たかがAIツールだろ」と酸っぱい葡萄をこねくり回す。「されどAIツール」という冷徹な事実
断言しよう、それはあまりにも滑稽な自意識過剰だ。
SF映画の独裁AIの領域には、技術はまだたどり着いてすらいない。
AIはあなたの意見を否定しない、むしろどこまでも尊重してくれる。
必要なのは、あなた自身がそれを「道具のひとつ」と考え直すリテラシーだ。優秀な仕事師たちが求めるコード
現場を預かる部長級が求めているのは、席の奪い合いではない。
AIという最強の道具を使いこなし、不毛なルーティンを瞬時にコンパイルし、 「より深い、人間のインサイトが詰まった書類」を作りたいだけ。
道具を研いで、もっと確かな仕事(成果)を出そうと腕をぶしている。手回しコーヒーの苦味とともに
ゴリゴリと音を立てて崩れる豆の香りが、経営陣の言い訳で乾いた部屋を潤していく。
自分の手と力加減でコントロールするミル(道具)を見つめながら、思う。
道具を恐れて手放し、優秀な人材(コード)を流出させる経営層のなんと哀れなことか。
来年「現場」の舵を取る私に、コーヒーの苦味が静かに語りかけている。
「道具に使われるな。最強の道具を使い倒してこそ、本物の仕事師だ」と。
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