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NICUで息子に悲劇がおきる──人生で1番泣いた日




─無事に産まれて、やっと会えた。
安心できたのは一瞬でした。

息子はNICUで急変。





🍀今回のこの物語を届けたい人

NICUに通っているママ・パパへ
“1人じゃない”と感じてもらえたら。

これから出産を迎えるご家族へ
もしもの備えや心の余白にしてほしい。

医療・福祉・支援に関わる方へ
家族が直面する葛藤や迷いの声に触れ、寄り添う視点のひとつになれば嬉しいです。

すべての方へ
“生まれる”という奇跡と、親子の絆のいろいろなかたちを感じていただけたら。















🔶自宅へ帰っても、NICUへ母乳だけを届ける日々


息子がNICUに入院していた間、私は一足先に退院しました。

けれど、私の毎日は入院中とほとんど変わりませんでした。

3時間おきに搾乳しては冷凍し、
その母乳を毎日、病院にいる息子の元へ届ける。

そんな日々が、退院後もずっと続きました。



退院して息子と“離れる”ことで、
不安は増したように思います。



抱っこも授乳もできないまま、
ただ母乳だけを運ぶ日々。



NICUへ面会に行っても会えるのは、たった15分。


妊娠前の1人での生活に戻ってしまったようで
悲しくて仕方なかった。





赤ちゃんを産んだのに一緒に居れないなんて
「なんでよ…」と思い続け、
涙ぐみながら搾乳し続ける。



SNSで友達の妊娠中の姿や育児している姿を
見ることすら辛く、

当時何も情報が入ってこないようにと
インスタグラムなども削除しました。




とにかく食べて寝ないと良い母乳が出ない

そう思い、毎日を必死で過ごしました。


“NICUへ行けば息子に会える”

唱え続けました。









🔶小さな体に増えた酸素チューブ


産後2週間が経ったある日──



いつものように保育器の前へ行くと、
息子の小さな顔には酸素チューブがついていました。


あまりに小さな体に、また1本管が増えている。


その姿を見た瞬間、胸の奥がざわっとしました。

すぐ、担当の先生がやってきました。






「ここ数日、酸素の値があまり良くありません。
自力で呼吸がうまくできていない状況と考えてください。今は圧をかけながら酸素を送る機械を使っています。
酸素を送る量もかなり多いです。
詳しい検査は明日します。」





思っていた以上に、深刻なのかもしれない。
でも、私はどこかで「大丈夫」
「すぐ落ち着くだろう」と信じていました。





このときは、まだ──








🔶夜間、息子はまた危険にさらされる


翌日、
病院へ向かい保育器の前に立った。



前日にはなかった、太い挿管チューブが、
息子の口元に繋がれていた。





「挿管…?されてる?なんで?」



看護師である私は、
息子の状況がかなり深刻である
と理解できました。



その姿を見て、私はその場に立ち尽くし
頭が真っ白になりました。


目の前がクラクラし、
周りの音が一瞬聞こえなくなりました。

看護師さんにすぐ声をかけてもらったおかげで
はっっっ、と自分を取り戻しました。




すぐに先生を呼んでくれました。






🔶信じたくない、何も聞きたくない



先生が来て、静かに説明を始めました。







「昨夜、酸素の値が急激に下がり、
呼吸が止まりかける状態になっていました。
緊急で挿管し、人工呼吸器で呼吸をサポートしています。
一時は、かなり危険な状況でした」



信じたくない、何も聞きたくないと思いながら
心は追いつかず私はただうなずくだけでした。







🔶不安で生きた心地がしなかった夜


変わらずNICUでの面会は15分間なので
私は呆然としたまま病院から去りました。





駐車場の車で涙が止まりませんでした。


大人になり、初めて大泣きしたと思います。



その夜は一睡もできず、
携帯で何度も何度も検索を繰り返しました。



「新生児 急変 原因」
「新生児 呼吸停止」
「新生児 呼吸器」
「低出生体重児 考える病気」



わかっているのに、やめられない。
不安で崩れてしまいそうでした。



翌日も、
保育器の中で眠る息子は変わらず。


人工呼吸器につながれ、
顔はさらにむくんでいて、まるで別人のようでした。





🔶「代わってあげたい」届かない現実




「代わってあげられるなら代わりたい」



そう思っても、実際には何もできない。


ただ見ていることしかできない現実が
とにかく辛くて情けなくて仕方ない。


せめて傍にいたい。








🔶そして先生から今後の話をされる


この日、先生から伝えられたのは

これから行う検査、治療の方針
考えられるこれからの未来。



なんで自分の子が?何も受け入れたくない。


そう思いながら話を聞きました。




──次回へ続く









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