「ママ友」は必要?小学生の親になって考えたこと
※この記事は、ママ友やグループを否定するものではありません。
個人攻撃も目的としておらず、あくまで私の経験に基づく話です。
唐突だけど、私にはママ友と呼べる人がいないに等しい。
小学校入学をきっかけに、保護者との距離感やママ友グループについて考えさせられた体験を、自分のケースとして書いてみる。
ママさん・パパさん向けだけでなく、対人関係のひとつの事例としても読んでもらえたら嬉しい。
意識し始めた小学校入学
入学式の日、受付を済ませたら、子ども達は上級生に連れられて教室に向かった。
正門付近は残った保護者でごった返していた。
その中に、夫がそばにいても、ママ同士で固まって話しているグループの姿も見かけた。
その時は、同じ幼稚園・保育園だったか、同じマンションに住んでいるんだろうくらいにしか思っていなかった。
体育館に移動してクラスごとに座ったときは、周りの席の保護者に挨拶はしたものの、警戒心が強いので疲れてしまった。(先日記事にしたとおり)
始めての保護者会
翌週くらいには、始めての保護者会があった。
前半は全クラス合同で体育館で行われた。
クラス関係なく体育館に一堂に会するので、ママ友グループ同士で固まって座るのは自然の流れだ。
私が“ぽつん”になるのも、まぁ仕方がない。
こうなると、周りの席の保護者に挨拶をしづらい。
誰も思っちゃいないだろうけれど、『ママ友グループに入れて欲しくて必死なぽつんママ』の脳内ドラマが出来上がってしまった。
後半はクラス別に行われ、担任の先生のお話と、追加教材の名前付けだけで、特に目立った出来事はなかったと思う。
周りの席の保護者に挨拶を済ませ、足早に帰宅したけれど、後でどっと疲れてしまった。
そして事件が起きた
保護者会から数ヶ月後、仕事中に学校から電話がかかってきた。
学校からかかってくる電話は、大抵が体調不良などのお迎え要請か、何らかのトラブルと相場が決まっている。
嫌な予感は的中し、子どもが怪我をしたという連絡だった。
止血もできて傷自体は小さいけれど、パックリ切れてしまったから、受診させた方がいいとのことだったので、早退してお迎えに行った。
担任の先生から状況説明を受けたところ、密になった状態で他の子とぶつかり、転倒して強打したとのことだった。
コロナ以降、要予約の病院が増えた。
事情を話し、割り込みで診てもらえるところを探して連れて行った。
医師からは「縫わなくてもいいが、縫った方が治りは早く、傷も残りにくい。ただし、傷跡は完全に消えないかもしれない」と説明を受けた。
服で隠れない部分だったので、親としては縫ってほしかった。
けれど、子どもの精神的ダメージを考えると、7歳の子にこれ以上怖い思いをさせるのは酷だと思い、医療用キズパワーパッドで処置してもらった。
結果としては、数日で傷はくっついた。
今では、事情を知らない人が見たら気付かれないくらいまで目立たなくなった。
担任の先生が、「教室は一歩間違えれば大怪我につながる場所だ」ということを、子どもたちに指導してくれたことは、今でも印象に残っている。
相手の保護者の対応
水泳の授業が始まった頃、次の授業参観と保護者会があった。
授業が始まる前に、相手の保護者にはこちらが恐縮するくらいの謝罪があった。
皮肉の一つでも言いたかったけれど、大人なので「すぐ治ったから大丈夫なので、気にしないでください」としか言えなかった。
本当は、全然大丈夫ではなかった。
仕事を早退し、あちこちの病院に電話をし、保険会社にも問い合わせた。
子どもは電車で病院に行けるような精神状態ではなかったため、タクシーも呼んだ。
習い事も休まないといけなかったし、体育の授業や学童の運動遊びも、しばらく制限があったので、メンタルケアにも細心の注意を払っていた。
傷跡が完全に消えない可能性が高いと言われた上に、お金も時間も削られ、気持ちだけが置き去りになった。
そんな中で、更に気持ちを削られる場面があった。
謝罪の後、何事もなかったかのようにママ友グループで談笑し始めたのだ。
相手にとっては「“謝罪という、保護者としての義務”を果たした」だけのことだったのかとさえ思った。
この出来事をきっかけに、ママ友グループというものを、以前と同じ目では見られなくなった。
“小学生の親”としての先輩の話
母の助言
一連の出来事を母に話したことがあった。
私が小学生の頃から、ママ友グループは既に存在していたという話を聞いた。
住んでいる場所や通っている園、趣味、高学年になると進路ごとに、自然といくつものグループができていたらしい。
ただ、母自身はどのグループにも属さず、私の友達の親と必要なときに言葉を交わす程度だったと言っていた。
それでも、特に困ったことはなかったらしい。
その時、ママ友がいなくても、“孤立”しているわけではないと気付いた。
「今のままで、無理しなくてもいいのか」と肩の力が抜けた気がした。
同僚の体験談
仕事のときに、雑談の流れで同僚の男性と保護者同士の付き合いの話になった。
その同僚は既に成人したお子さんがいる。
早い段階で中学受験を意識していて、奥様は腹のさぐり合いになるのを嫌がって、敢えてママ友グループに属さなかったと聞いた。
母と理由は違うけれど、やはり特に困ることもなかったらしい。
母だけでなく、同じ選択をした人が他にもいると知り、「無理をしなくてもいい」という気持ちが強くなった。
余談になるけれど、うちは大きなマンションに住んでおらず、幼稚園ではなく少人数の保育園に通っていた。
送迎の時間も家庭ごとにバラバラで、普段から接する保護者は限られていた上、卒園後は自然と会う機会も減っていった。
それでもLINEグループを作り、今でも不定期に近況を報告し合う関係は続いている。
決して私が非社交的というわけではなく、そもそもママ友ができにくい環境だっただけなのだ。
そして、怪我の一件で保護者との距離感や付き合い方を考えるきっかけになったのは間違いない。
もし、ママ友との関係で悩んでいたり、小学校入学に向けて不安を感じているママさん・パパさんがいたら、母や同僚の奥様のように、敢えてママ友を作らない選択をした人もいれば、私のようなケースもあると言うことを知っていただけたらと思う。
心配しなくても大丈夫だということを、少しでも感じていただけたら嬉しい。
