「まぁいっか」は、諦める言葉じゃなかった ~「ちゃんとしなきゃ」に縛られていた私が、自分を許せるようになるまで~
前回の記事で、
「いいところ探し」
について書きました。
寝る前に1つだけ、
その日のいいところを探す。
そんな小さな習慣を続けるうちに、自分を責めることは少しずつ減っていきました。
でも、
それだけでは足りませんでした。
相変わらず私の中には、
「ちゃんとしなきゃ」
「もっと頑張らなきゃ」
という声があった。
今でこそ「まぁいっか」と言えることが増えましたが、昔の私は、この言葉が苦手でした。
「まぁいっかなんて言っていいの?」
本気で、
そう思っていたんです。
あの頃の私は、
この言葉の本当の意味を、
まだ知らなかったから。
療育で変化が出始めた
「まぁいっか」が少しずつ言えるようになってから、1番変化を感じたのは療育の現場でした。
私が担当していたのは、
放課後等デイサービスの水曜日。
発達も年齢も違う子どもたちが、
多い日には10人以上来る。
それまでの私は、
「時間通りに終わらなきゃいけない」
「計画したことは全部やらなきゃいけない」
「子ども全員が楽しめなきゃいけない」
そんなふうに思っていました。
でも現実は違います。
予定通りに進まないことなんて当たり前。
前回の記事で書いた「いいところ探し」を始めてから、できたことに目を向けられるようにはなっていました。
それでも、
どこか足りない感覚が残っていた。
計画の半分しかできなかった日は、
やっぱりできなかったし、
全員が楽しめなかった日は、
やっぱり楽しめなかった子がいた。
「まぁいっか」は、
そこに効きました。
計画の半分しかできなかった。
まぁいっか。
全員が同じように楽しめなかった。
まぁいっか。
もちろん、ある日突然そう思えるようになったわけではありません。
最初は相変わらず自分を責めていた。
失敗したら落ち込むし、
できなかったことも気になる。
「まぁいっか」
と言おうとしても、すぐに、
「でも、もっとできたはずやん」
という声が出てくる。
頭でわかっていても、
心はついてきませんでした。
それでも少しずつ、
「まぁいっか」
と言える場面が増えていったんです。
最初は小さなことからです。
ちょっと寝坊した。
まぁいっか。
書類を書くのが後回しになった。
まぁいっか。
連絡帳の返事が短くなってしまった。
まぁいっか。
ただ、
目の前の子どもへの関わりは別でした。
その子に合った声かけをする。
その子の様子を見て関わり方を変える。
そこは「まぁいっか」じゃなかった。
でも、
それ以外のことには、
「今日はこれだけできたし、まぁいっか」
と思える日が、
少しずつ増えていきました。
変わったのは、
出来事ではなく、
自分に向ける目だったのかもしれません。
ずっと厳しい目で自分を見てきた。
でも「まぁいっか」を繰り返すうちに、
その目が少しだけ柔らかくなっていった。
そんな感覚。
そして気づけば、
寝る前の反省会も減っていました。
あれだけ
「ちゃんとしなきゃ」
「もっと頑張らなきゃ」
に縛られていた私が、
少しずつ肩の力を抜いて生きられるようになっていた。
「まぁいっか」は諦めじゃなかった
今でも私は完璧じゃありません。
失敗することもあるし、
「もっとこうすればよかった」
と思う日もある。
でも、
以前のように自分を追い込むことは、
少なくなりました。
それは、
「まぁいっか」
と言えるようになったから。
最初はずっと、
この言葉が怖かった。
無責任な言葉に聞こえた。
頑張ることをやめてしまうような、
投げ出してしまうような、
そんなイメージがあったんです。
でも実際に使ってみて、
わかったことがあります。
「まぁいっか」は、
諦める言葉じゃありませんでした。
できなかった自分を、
責め続けるのをやめる言葉だったんです。
計画通りにできなかった。
でも、まぁいっか。
思い通りにいかなかった。
でも、まぁいっか。
うまくいかない日があった。
でも、まぁいっか。
その一言があるだけで、引きずらずにまた明日へ向かえるようになる。
前回の記事で、私は、
「いいところ探し」について書きました。
「いいところ探し」が、
自分を認める練習だったとしたら、
「まぁいっか」は、
自分を許す練習でした。
できたことに目を向けること。
できなかったことを、
責め続けないこと。
この2つが揃ってから、
少しずつ、
本当の意味で肩の力が抜けていった気がします。
完璧じゃなくていい。
うまくいかない日があっていい。
まずは、
自分を許してあげること。
その一歩が、
「まぁいっか」
だったんだと思います。
もし今、
「ちゃんとしなきゃ」
「もっと頑張らなきゃ」
そんな言葉が、
頭の中をぐるぐるしているなら、
今日できなかったことに、
1回だけ
「まぁいっか」
と言ってみてください。
投げ出すんじゃなくて、
今日はここまでにしてあげる。
そんな感覚で。
最初はうまく言えなくてもいいんです。
私も最初は、
「まぁいっかなんて言っていいの?」
って思ってましたしw
それでも小さく繰り返していくうちに、少しずつ自分を許せるようになっていきました。
ここまで読んでくださり、
ありがとうございます。
あなたにも、
そんな瞬間が来てほしいと思っています。
頑張りすぎたり、
自分を責めたりしながらも、
少しずつ、
自分に還っていけたらいいですね。
「ちゃんとしなきゃ」
と思ってしまう背景や、
その奥で本当に守っていたものについて、
こちらで詳しくまとめました。
