日本画の歴史をまとめてみた!古代から近代美術まで
西洋画ばかり投稿していたので、日本画の歴史も少し勉強しようと思い、この記事を書いています!
ヨーロッパと日本は遠く離れた場所にありますが、美術の発展の流れには共通点があるようで面白いと感じました。
❶信仰を助け、広め、象徴する手段として発展
↓
❷王族・貴族・武将などの権力者たちの間で広がる
↓
❸町人や商人が豊かになり、新たな作風が生まれる
ただ、日本画を改めて見てみると、西洋画とは根本的に受ける印象が違います!日本では写実性がそこまで求められず、あまり流行らなかったのも不思議です。これは国民性や民族性、宗教観の違いによるものなのでしょうか,,,?
このあたりを深掘りはまた今度になりそうですが、西洋画と日本画どちらもおさえることで初めて気づく発見や疑問もあるように感じました。
前置きが長くなりましたが、日本画についてそれぞれの時代の特徴や代表的な作品を紹介します。
1. 飛鳥・奈良時代(6〜8世紀)

特徴
仏教とともに中国・朝鮮から伝わった絵画文化が日本独自に発展
壁画や絵巻物の原型が生まれる
代表作・アーティスト
『高松塚古墳壁画』
『法隆寺金堂壁画』
『鳥毛立女屏風』
背景
飛鳥・奈良時代には、中国や朝鮮半島から仏教とともに絵画技術が伝わりました。奈良時代には、仏教寺院の壁画や仏教経典の挿絵として絵画が用いられました。宗教を軸に絵画が広がりを見せるのは西洋美術史と通じる所がありますね✨
衰退の理由
平安時代に入り、日本独自の美意識が強まり、中国風の仏画から和様の絵画へと移行していきます。
2. 平安時代(9〜12世紀)

特徴
日本独自の「やまと絵」が誕生
物語を視覚化する「絵巻物」が発展
代表作・アーティスト
『源氏物語絵巻』
『鳥獣人物戯画』(作者不明)
『伴大納言絵巻』
背景
平安時代は貴族文化が栄え、日本独自の美意識が形成されました。柔らかい線と優雅な色彩が特徴で、宮廷文化と深く結びついていました。
衰退の理由
武士の台頭とともに、繊細で優雅な美術から、力強くリアルな絵画表現へと移っていきます!
3. 鎌倉・室町時代(13〜16世紀)

特徴
武士の台頭により、力強くリアルな描写へ
禅宗の影響で「水墨画」が発展
代表作・アーティスト
雪舟『秋冬山水図』
狩野正信『四季花鳥図屏風』
周文『寒山拾得図』
背景
鎌倉時代は武士の時代。力強くダイナミックな表現が好まれました。また、中国の宋・元の影響を受けた水墨画が発展し、禅の精神と結びつきました。
衰退の理由
桃山時代に入り、豪華絢爛な装飾性のある絵画が主流になり、水墨画は次第に衰退。
4. 安土桃山・江戸時代(17〜19世紀)

特徴
金屏風など豪華な装飾画が流行
町人文化の発展で浮世絵が誕生
代表作・アーティスト
狩野永徳『唐獅子図屏風』
葛飾北斎『富嶽三十六景』
東洲斎写楽『市川蝦蔵の図』
背景
安土桃山時代には戦国武将の権力を象徴するために、金をふんだんに使った絵画が流行。また、江戸時代になると庶民文化が発展し、浮世絵が誕生しました。
権威の象徴として絵画が用いられる点、町人・商人文化の発展により新たな作風が好まれていく点、これらも西洋美術史と通じる部分があるように感じます!
衰退の理由
明治時代に入り、西洋美術が流入し、伝統的な日本画のあり方が変わっていきます。
5. 近代(19世紀〜)
特徴
西洋画の影響を受けた「日本画」が成立
伝統技法を守りつつ、新たな表現が模索される
代表作・アーティスト
横山大観『無我』
菱田春草『落葉』
竹内栖鳳『班猫』
背景
明治時代になると、西洋の油絵が日本に導入され、日本画と西洋画の対立が生まれました。しかし、日本独自の美を保ちつつ、新しい表現を生み出す動きもありました。
これからの日本画
現代では、日本画の技法を用いながら新しい表現に挑戦するアーティストも増えています。デジタル技術と融合した作品も登場し、日本画は今も進化を続けています!
まとめ
日本画の歴史をざっくり見てきましたが、どの時代もその背景に社会や文化の変化があります。「なんとなく難しそう」と思うかもしれませんが、まずは美術館で実物を見てみるのがおすすめです。かく言う私もそこまで日本画をじっくり見つめた記憶はありません💦
好きな作品を見つけて一緒に探求していきましょう~!
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