見出し画像

自分で自分を満たせるようになるということは、オリジナルになっていくことなのかもしれない

 「セルフケア」という言葉が流行り出したのは、いつからだろう。

 私は専門家ではないので詳しいことはわからないが、同じくらいのタイミングで「ご自愛」なども出てきた気がする。

 セルフケアは、確かに大事だ、と思う。
 それは休職して現在は復職を考えている身としては、実感として大事、という風に捉えている。

 ***


 セルフケアを考える時に、切っても切り離せないと個人的に思っている課題が、「何をしたら、自分は満たされるのか」ということ。
 それを知っているかどうか、ということ。

 これは正直、案外難しいことなのではないか、と思う。
 私の場合、何をしたら満たされるのかは、その時の自分による。
 みなさん、実はそうかもしれない。

 世間一般に言われているセルフケアやストレス解消法が、「その時」の自分に合っているかは、やってみないとわからないことが大きい。


 「今」の自分は、何をしたら満たされるのか。


 それを突き詰めていくと、何をやるかを「今」の自分に合わせてどんどんカスタマイズしていくことになる。

 基本、自分に合わせてカスタマイズを繰り返すと、「世間」や「他者の目」というところからは少しずつ離れていくのではないか、と最近の私は考えている。

 自分に合わせて変えていく、ということは、既製品では合わず、オーダーメイドにしていくことだから。


 「今」の私は、何を求めているのか。
 何をしたら、満たされるのか。
 どうしたら、満足できるのか。

 そこに合わせて、自分の生活を、周囲の環境を、変えていくこと。

 それはつまり、「大勢と同じ」というところからは、離れていく動きになる。

 そして、働き方やキャリアの選択も、もしかしたらこれらと同じなのかもしれない、と私は考えている。

 ***

 30代にして、休職というキャリアの選択をすることになった。

 この選択自体に、後悔はない。
 そして同時に、今後「どういう風に働いていくか」を考えるきっかけにもなった。

 プレイヤーとして働くか、マネジメントに挑戦するか。


 何をやりたいか、も大事なのだけど。

 同じくらい、「どうやったら、無理なく働き続けることができるだろうか?」という問いが、ここに新たに加わった。

 休職したことで、無理は続かないのだ、ということを、自覚せざるを得なかった。
 そして、働き続けたかったら、「自分に合った仕事や働き方」がどうであるかを、これから試行錯誤していく必要があるのだろう、と。

 不安は、ある。
 ないと言ったら、どう頑張っても嘘になるだろう。

 それでも、また新しい試行錯誤ができることに、少しだけワクワクしている自分がいる。

 ***

 カスタマイズを繰り返していくと、いつかきっと、だだっ広い、原野のような場所に辿り着く。

 どのように歩いていくか、その道自体を、自分で開拓していく。


 それはきっと、表現と同じで。
 
 孤独で、自由で、けれど、とてもおもしろい試みなのだと思うのだ。


いいなと思ったら応援しよう!

あわい雪 読んでいただき、ありがとうございます…! いただいたチップは、制作に還元していきます!