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心が揺れ動いても、生活も創作も続くから
珈琲。
私にとってその存在は、例えるなら戦友のようだと思う。
朝、ちょっと気合を入れたい時。
いろいろなことが重なって、疲れてしまった時。
どうしようもないことがあって、「ア”ー」となっている時。
何を書いたらいいのかわからず、呆然としている時。
日常のあらゆるシーンで、珈琲は、ただそこにいてくれる。
まるで、「どうしたの?」とでも言うように。
あるいは、「少し落ち着きなよ」と言っていることもあるかも。
そんな慌ただしい日々の中で、そっと一息つく時間をくれる。
***
棚からマグカップを出し、ドリッパーをセット。フィルターもつける。
袋を開けて、そっと珈琲の粉を入れる。
お湯を沸かしている間、ちょっとだけ伸びをする。
座り続けて凝り固まった身体を、ほぐすように。
沸いたお湯を、少しずつ回し入れていく。
この間だけ、あらゆる考え事をストップ。
ただお湯を注いでいくことに、集中する。
ドリップした珈琲の香りに、ふっと気が緩む。
少しずつ味わいながら、束の間、ぼーっとする。
このひとときが、貴重。
珈琲は、ままならないことも多い日常で、そっと寄り添ってくれる。
そして、一緒にいてくれる。
「大丈夫だよ」とでも言うかのように。
そうして、ほんのひととき、ゆっくり珈琲を飲んでいると、「まあ、どうにかなるかな」という気持ちになってくる。
どうにもならない時も、少しだけ落ち着くことができる。
日々、ままならないことはたくさんある。
心は揺れ動き続けて、翻弄されて、濁流に飲まれそうになりながら。
それでも、生活することも、創作することも、続いていくから。
生活の片隅に、束の間の珈琲時間を。
さて、今日も一日、よろしくね。珈琲。
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