さやのかたちをたどる道|プロローグ
あらすじ
主人公中村亜紀のいもうと・さやは重度の自閉症を持っている。両親は離婚、母からはネグレクトされており、亜紀自身も子どもでありながら懸命にいもうとの世話をして生きていた。母親に怒鳴られても、学校でいじめに遭っても、誰とも口を利かず、ひたすら絵を描いているさやに、もどかしさといとおしさの入り混じった感情を抱く亜紀。しかしある日、亜紀はいもうとの面倒をみることに限界を感じるようになる。そして亜紀が目を離したすきにさやが命を落としてしまう。いもうとを死に至らしめた自責の念を抱え、亜紀はどう生きていくのか。現代日本の地方、狭く不自由な世界で生きる、ヤングケアラーの少女の物語。
目次
プロローグ
第1章 いもうと
第2章 蛇口の絵
第3章 孤立無援
第4章 別れ
第5章 進路選択
第6章 つつじ園
第7章 再会
第8章 救いたい人
第9章 利他と夢
第10章 偽善かもしれない
第11章 内なる魔物
第12章 道
エピローグ
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