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【STAR ISLAND 2026】炎のステージはここから始まる。かぐづち、怒涛の積み込みDay1

はじめまして。
今回執筆者をつとめるかぐづち密着10年目のフォトグラファーta2o(タツヲ)といいます。

かぐづちのnote公式アカウントを開設しました。

普段、皆さんに見ていただいているのは、華やかな炎や光が交錯する本番のステージだと思います。
でも、僕が10年カメラを回し続けてもなお、彼らに惹かれてやまない理由。

それは、あの数十分の魔法のようなパフォーマンスの裏側に、途方もない量の準備と、狂気にも似た泥臭いドラマが隠されているからです。

僕は、そんな「火と光が好きすぎる彼らの体温」を、もっと多くの人に届けたくてこのアカウントを立ち上げました。 これから温かく見守っていただけますと幸いです。

早速ですが記念すべき一回目の投稿にいきましょう! その舞台は、先日5/23にお台場海浜公園にて行われた目玉イベント「STAR ISLAND 2026」

今年は初の海上フロートステージ演出。日本の伝統的な花火1万2,000発、そしてレッドクリフによる800機のドローンショーとの共演という、とんでもないスケールの本番です。 このステージを燃やし尽くすために、かぐづちメンバーはどう動いていたのか?

怒涛の5日間に密着したリアルな記録を、今日から順次お届けします。まずはDay1。
5月20日、「積み込み」の1日です。


混沌と熱気。中河原ラボ、始動。

ここは府中・中河原にある、かぐづちラボ(拠点)。
本番3日前のこの日は、機材の最終調整と、会場へ持ち込むための果てしない「積み込み」作業が行われます。 壁一面に並ぶハードケース、山積みの段ボール。そして大量の撮影機材。

この圧倒的な物量を、すべてお台場に持って行きます。「これ、本当に全部車に乗るの?」と毎回思うんですが、乗るんです。テトリスのように。


なぜ代表は「自費」で山ほどの食料を買うのか

今回は演者8名を含む総勢24名という大所帯。
大量の機材と共に欠かせないのが「食料」です。

ここで驚くべきは、この段ボール単位の大量のお菓子、飲み物、ウイダーゼリーなど、そのすべてを代表の和泉が「自費」で買い出しているということです。 単なるメンバーへの労い? いえ、違います。

これは現場の「ノイズ」を自力で完全に消し去るための、プロデューサーとしての防衛策なのです。 大規模な現場で用意される飲料は、得てして水やお茶など「カロリーのない無難なもの」になりがちです。(もちろん、これもありがたいです!)

しかし、極度のストレス下で機材を振り回すパフォーマーたちは、それでは戦えません。お腹が空けば途端に集中力は落ちる。
しかも、常に携帯食料を準備するような「先を読める」タイプは、そもそも火を振り回すパフォーマーになっていないことが多い(笑)。

だからこそ、主催側のケータリング事情や近隣コンビニの売り切れといった不確定要素に一切依存せず、自らの力で最適な環境をコントロールする。
どこまでも長〜いレシートは、極限の戦いに挑むための投資の証なのです。 


炎を操るための「リアル」と、泥臭い手作業

ドカンと積まれた「IsoParaClean H」の18L缶。
環境対応型の溶剤で、私たちがパフォーマンスで使う炎の源です。
ラボに張られた「火気厳禁」の文字が、現場にピリッとした緊張感をもたらします。

燃料を移すためのポンプや、道具作りに必要な大量のワイヤー。そして、無造作に置かれ「かぐづち」と手書きされたバケツ。魔法のような炎の軌跡は、こうした超アナログで泥臭い手作業に支えられています。

今回は海上フロートでの炎舞になるため、緊急用の浮き輪も衣装に組み込めるようセットしました。
かぐづちには自作で衣装制作できるメンバー(写真手前右のパフォーマー)もおり、生地に合うレザーを買い出し、前もって作成しています。


制限が生んだ狂気。初投入の「秘密兵器」

かぐづちの強み。
それは、思い描く演出を実現するためなら、機材から作るという開拓精神。 インパクト(ドリル)を使ってミリ単位の加工を施しているのは、今回のSTAR ISLANDで初使用となる危険な秘密兵器です。

競合は1万2,000発の花火と800機のドローン。

海上フロートのため、客席からは65〜85メートルも離れています。いつもの火力では「しょぼく」見えてしまう。 しかし、彼らは「遠い」そして「海の上」という制限を逆手に取りました。
それはつまり、客席への危険がなく、万が一でも海水で消火できる「究極の安全地帯」だということ。

これまで消防法や安全面から封印していた、狂気のアイデアを解放する時が来たのです。 電動工具の動力を応用し、最大1分間にも及ぶマグマのような炎と火花の暴風を連続してぶっ放す。

夜空を埋め尽くす花火に対し、海上から「生身の人間が扱える限界突破の火力」で対抗する。
そのための狂気じみた機材を、自分たちの手で組み上げ、後に会場を熱狂させることになります。マジで危ないため全部は見せられませんが、彼らは本当に火と光が好きな集団なんです。 

戦の準備は整った。明日は「未知の海」へ。

積み込みと並行して、代表がタブレットを片手に最終チェック。 海上フロートという特殊な環境下、機材の積み残しは絶対に許されません。張り詰めた確認作業が夜まで続きました。

圧倒的なスケールのSTAR ISLANDを燃やし尽くすための、濃密なDay1。無事にすべての機材と兵糧がハイエースに収まりました。
明日(5/21)は、いよいよお台場の会場へ「現地入り」。
しかし、そこには「海の上」という、これまで経験したことのない過酷な環境とセッティングが待ち受けています。

果たして無事にステージは組み上がるのか?
怒涛のDay2、「現地入り編」をお楽しみに!


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