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その手には乗るか、と言いながら段ボールを待っている|大学生のPrime Student無料体験前夜

「6カ月も無料で使えるなんて、なんてお得なんだ」

とでも言うと思ったか。

Amazon、わかっているぞ。

私はスマホの画面を見ながら、誰もいない部屋で小さくうなずいた。机の上には、昨日コンビニで買ったカフェラテの空き容器と、まだ開いていない講義資料が置かれている。窓の外では夕方の光が薄くなっていて、洗濯物はたぶん、もう少しだけ湿っている。

Prime Student。

学生向け。6カ月の無料体験期間。配送も、映画も、本も、音楽も、いろいろあるらしい。

いろいろあるらしい、ではない。

いろいろ置いてあるのだ。

Amazonは、こちらがレポートに追われ、バイトのシフトに追われ、朝の1限に敗北し、夜中に「コピー用紙がない」と気づくその瞬間を見ている。見ているに違いない。あの巨大な倉庫のどこかに、学生の弱点だけを集めた棚がある。

「今のうちに囲い込む気だな」

私は声に出した。

大学生というものは、思っていたよりも細かいものが必要になる。ノート。ペン。充電器。イヤホンの替え。謎に減るクリアファイル。課題提出の前夜になって急に必要になる参考書。あと、なぜか家にない単三電池。

ひとつひとつは小さい。

でも、買いに行くには妙に面倒くさい。

コンビニで済ませるには少し高い気がする。駅前まで出るには髪が終わっている。ドラッグストアは閉まりかけている。明日の朝でいいか、と思うと、明日の朝はだいたいもっと終わっている。

そこへAmazonが来る。

「ほら」

と言う。

言っていないのに、言っている気がする。

「学生のうちだけ、少し軽くしておきましたよ」

やめろ。

そういう言い方をするな。

人間は、やさしくされると弱い。特に、洗濯機の終了音を聞き逃し、炊飯器の予約も忘れ、課題の締切だけはなぜか正確に迫ってくる夜には、かなり弱い。

私は知っている。

これは未来の私を作り替える計画だ。

6カ月のあいだに、私は「必要なものはだいたいAmazonで見ればいい」と思うようになる。映画を探すときも、教科書まわりのものを見るときも、雨の日に外へ出たくないときも、最初にAmazonを開くようになる。

そして気づけば、Amazonがないと生きていけない体にされている。

なんということだ。

あまりにもわかりやすい。

その手には乗るか。

私は画面を閉じようとした。

その瞬間、机の端に積んであるプリントが目に入った。次のゼミで使う資料だった。印刷したまま、ホチキスで留めていない。ホチキスの針は、昨日なくなった。

そういえば、洗剤も少ない。

そういえば、スマホの充電ケーブルも、根元のところが少し不穏な角度になっている。

そういえば、週末に観ようと思っていた映画があった。

私は、そっとスマホを持ち直した。

違う。

これは負けではない。

調査だ。

敵の手口を知るためには、敵陣に入る必要がある。6カ月の無料期間が終わったら、すっぱり辞めればいい。私は自制心のある人間だ。たぶん。少なくとも、昨日の夜にポテトチップスを半分で止めた。袋の半分ではなく、気持ちの半分で止めた。

きっとできるはず。

私はPrime Studentのページを開いた。

そこには、妙に静かな入り口があった。大げさな音はしない。派手な拍手もない。ただ、学生の生活のすき間に、すっと椅子を置くみたいな顔をしている。

その顔がいちばんこわい。

私は登録画面の前で、しばらく腕を組んだ。

Amazon、わかっているぞ。

こちらがいま、ホチキスの針を必要としていることも。

レポートの前に少しだけ現実逃避したいことも。

雨の日に、外へ出る理由をひとつ減らしたいことも。

全部、わかっているんだろう。

ならばこちらも、わかったうえで使う。

6カ月後の私へ。

君がこれを読んでいるなら、どうか冷静でいてほしい。必要なら続ければいいし、違うと思ったら止めればいい。ただ、今日の私は、ホチキスの針と洗剤と週末の映画に、少しだけ生活を助けてもらうことにした。

窓の外はもう暗い。

洗濯物を取り込む前に、私はカートの中身をひとつ減らした。

全部をAmazonに預けるつもりはない。

でも、今日の面倒をひとつだけ渡すくらいなら、まあ、いい。


6カ月後の自分を疑いながら

Prime Studentは、学生生活の中で「あとで買いに行けばいい」が少し重たくなる場面に入り込んでくるサービスです。6カ月の体験期間があるからこそ、便利さに流されるのではなく、自分の生活で本当に使う場面があるかを見ておく時間にもできます。

登録した瞬間から人生が変わる、みたいな話ではありません。ただ、雨の日の買い物、課題前の小物、休みたい夜の映画みたいに、学生の毎日の小さな引っかかりを少し減らすことはあります。

同じように「これは囲い込みでは」と疑いながらも、少し生活を軽くできるか見てみたい人は、リンク先で今の内容を確認してみてもいいかもしれません。6カ月後の自分に、続けるかどうかをちゃんと聞く前提で。

今回登場したPrime Student

  • 学生向けのAmazonプライム会員プログラム

  • 6カ月の無料体験期間が用意されている

  • 対象条件や利用できる特典はAmazon側の案内で確認できる

  • 体験期間後は自動更新の扱いになる場合があるため、期限は見ておくと安心

  • 配送、映像、読書、音楽など、学生生活のすき間で使いやすい特典がまとまっている

「便利すぎるものは少し疑ってから使いたい」という人ほど、期限と使い方を決めて眺めるくらいがちょうどよさそうです。

まずは、Prime Studentの対象条件と今の特典を確認してみる
Prime Studentの詳細を見る

※Amazonアソシエイトとして、このnoteは適格販売により収入を得ています。


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