『外国人ははっきり言う』なんて大嘘だった。僕が海外の恋愛市場で盛大に振り回された・・・
「外国人は思ったことをはっきり言う。」
海外に行く前の僕は、本気でそう信じていた。
日本のような「空気を読む」といった、面倒な建前文化はない。
だから海外の恋愛は、シンプルで分かりやすいはずだ。
そんなキラキラしたファンタジーを抱いていた。
確かに、彼らは学校やビジネスの会議では、 驚くほど自分の意見をバンバン言う。
その自己主張の強さを見て、僕は勘違いした。
「恋愛でも、白黒はっきり提示してくれるんだろう」と。
【海外に行く前の僕の思い込み】
日本=建前だらけでウジウジしている
海外=みんなストレートで裏表がない
しかし、現地の恋愛市場(ジャングル)に足を踏入れた瞬間、 その美しい幻想は、音を立てて崩れ去ることになる。
世界共通だった、英語の「社交辞令」
ある日、知り合ったばかりのアメリカ人が、 最高の笑顔で僕の肩を叩いてこう言った。
"Let's hang out sometime!(今度遊ぼうよ!)"
当時のピュアな僕は、言葉通りに受け取って大喜び。
「いつでも動けるように週末は空けておくぜ!」
と、 健気に連絡を待っていた。
しかし、待てど暮らせどスマホはピクリとも震えない。
こちらから「来週どう?」と送っても、 "Sounds great!" と返ってくるだけで、日付は決まらない。
気づけば数ヶ月が虚しく過ぎていた。
そこでやっと気づいた残酷な真実:
あのフレーズは、具体的なお誘いではない。 日本語の「いや〜、今度またご飯でも!」と完全に一致する、 ただの「挨拶代わりの社交辞令」だったのだ。
直訳を真に受けて、一人でカレンダーを空けていた自分が、 ただただ猛烈に惨めだった。
【僕の失敗】「初デートの手応え」という名の罠
ここで、僕のリアルな黒歴史をひとつ白状させてほしい。
海外に来て間もない頃、気になる女性をデートに誘った。
彼女は "I'd love to!(ぜひ!)" と快諾。
初デートはカフェで、お互いの趣味の話で大いに盛り上がった。
別れ際にも笑顔でハグを交わし、手応えはバッチリ。
僕は完全に舞い上がっていた。
悲劇が始まったのは、2回目のデートに誘った時だ。
「今週末、あの新しいレストランに行かない?」と送ると、 彼女からの返信はこうだった。
"That sounds fun! But I'm a bit busy this weekend. We'll see!"
(楽しそう!でも今週末はちょっと忙しいんだ。また様子を見ようね!)
「忙しいなら仕方ない、また来週誘おう」と当時の僕は思った。
しかし、その翌週も、さらにその次の週も、
誘うたびに "Maybe next time!" や "I'll let you know!" と、
笑顔の絵文字付きでぬるっとぼかされ続ける。
(あ、これって脈なしってことか…)
はっきり断られることもなく、優しい言葉でかわされ続けた結果、
僕は察するまでに、かなりの時間を無駄にしてしまった。
突然消える「ゴースティング」の洗礼
そんな「優しいはぐらかし」のさらに上をいく、 現地の恋愛市場におけるより冷徹な洗礼。
それが、通称「ゴースティング(音信不通)」だった。
僕は勝手に思い込んでいた。
外国人は、興味がないなら「ごめん、タイプじゃない」と、
はっきり引導を渡してくれるものだと。
しかし、現実は違った。 昨日まで普通に連絡をとっていた相手が、
ある日突然、何の前触れもなくこの世界から消滅する。
既読スルーどころか、未読スルー。
慌てて海外の友人に「事件にでも巻き込まれたのかな!?」 と血相を変えて相談したら、返ってきたのはこれ。
「あぁ、それゴースティングね。よくあるよ」
・はっきりと「NO」を告げて気まずくなるのが面倒 ・だから
「幽霊(ゴースト)のように消える」
これが彼らの定番の拒絶方法だったのだ。
日本人の「フェードアウト」の、さらに切れ味を鋭くしたシカトが、 そこには普通に転がっていた。
国籍フィルターを外し、すべての答えは「行動」に
今思えば、本当に当たり前のことなのだ。
世界中どこを探したって、人間関係の対立が苦手な人はいる。
相手を面と向かって振るのが苦痛な人もいる。
それは国籍や人種、言語の違いとは一切関係がない。
アメリカ人は断る時に、 "Yeah, maybe.(そうだね、たぶん)"
や "We'll see.(そのうち様子を見ようね)" という言葉を使う。
表現が違うだけで、内側にある本音は、 日本の「ちょっと最近忙しくて…」と完全に同じなのだ。
外国人の中にだって、曖昧でシャイな人はごまんといる。
国籍というラベルだけで相手を分かった気になるのは、 本質を見誤る最大の原因だった。
だからこそ、僕が行き着いた結論はこれしかない。
結論
国籍ではなく、相手の「行動」だけを見ろ ・本当にあなたに会いたい人: どんなに忙しくても会いに来る。
・本当に話したい人: 何かしら理由をつけて連絡してくる。
・あなたに興味がある人: 24時間の中から死に物狂いで時間を作る。
これは世界共通の真理だ。
「外国人ははっきり言う」なんてのは、ただのファンタジー。
信じるべきは耳に心地いい言葉ではなく、
目の前にある相手の「行動」そのものなのだ。
