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第4回|SEIZEN Setup Ⅲ|親の財産整理に関わったとき、子どもが直面すること

【この記事のポイント】

  1. 「親が元気なうちに聞けなかった」後悔のリアル

  2. 子どもが直面する3つの壁

  3. 今、親と始められる小さな一歩


「そんな話、親にしづらくて」

終活やお金の話を親に切り出せないまま、時間が過ぎていく。そういう人はとても多いと思います。でも、いざ親が倒れたり、亡くなったりしたとき、子どもが最初にぶつかるのは「悲しみ」だけではありません。「何が、どこにあるか、まったくわからない」という、具体的な混乱です。

壁① 口座がいくつあるか、わからない

親が複数の銀行口座を持っていることは珍しくありません。地元の信用金庫、昔作ったゆうちょ、ネット銀行——通帳が手元にあればまだいい方で、ペーパーレス化された口座は存在すら把握しにくい。

金融機関は、死亡の連絡を受けると口座を凍結します。相続手続きには戸籍謄本など多くの書類が必要で、口座の数だけ手続きが増えます。「どこに口座があるかわからない」状態では、そもそもスタートラインにも立てません。

壁② 保険の請求期限を知らない

生命保険には請求期限(多くは3年)があります。加入していた保険会社がわからなければ、請求できないまま時効を迎えるケースも実際に起きています。「親が保険に入っていたのは知っていたけど、どこの会社かわからなかった」——これも、よく聞く話です。

壁③ 何が「遺産」なのか、判断できない

株式・投資信託・不動産・ローン——プラスの資産だけでなく、マイナスの負債も相続の対象です。全体像が把握できていないと、相続放棄すべきかどうかの判断もできません。しかも、相続放棄には期限(原則3ヶ月)があります。

子どもができる一番の準備は「聞く」ではなく「一緒にやる」

親にいきなり「財産を教えて」と言うのは難しい。でも「一緒に整理しておこう」という提案なら、受け入れてもらいやすいことがあります。

エンディングノートやデジタルツールを使って、「自分も書くから、一緒にやってみない?」と誘う。それだけで、何も聞けないまま終わるよりずっと前に進めます。


あなたの親の「財産の全体像」を、今あなたはどれくらい把握していますか?

次回は「老後のお金と認知症」——判断能力があるうちにしかできないことを整理します。


デジタル終活アプリ「SEIZEN Setup」。財産・資産の記録から葬儀・手続きの準備まで、大切な人のために"今"を整えておくためのアプリです。

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