世界史の学習スケジュール
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□早く、それともゆっくり?
①浅く早く一通り終わらせて、それから深い復習に入る。
利点 一通り終えた安心感がある。
繰り返し復習できる。
最初は憶えることが少ない。
欠点 基礎の問題集から始めることになり、不安になる。
さらに憶えることがあって、途方に暮れる。
一通り終えたのに模試で得点できない。
一回目は、だいたい3-5か月のペースだと思います。①は自習、独学です。
四月から始めた場合は、6月か8月に通史を終えることになります。
その後で、問題集をたとえば3か月(11月)で二周目、2ヶ月で3周目(1月)をする余裕があります。
学校や塾、予備校で初学者に対して、このペースで終えることはまずありません。浪人生に対しては個人の塾ではありえます。初学者に対しては、たいてい学校や塾、予備校では②ですね。
②深くゆっくりと通史をする。
利点 これ以上憶えなくていい安心感がある。
ややレベルの高い問題集からでも始められる。
終えた範囲は得点できる。
欠点 本当に終わるのかと不安になる。
学んでいない範囲があるのに模試を受けることになる。
憶えることが多い。
前の部分を忘れるので、同時進行で復習する。
繰り返す時間が少ない。
3,4月に始めれば、だいたい、早くて11月、遅くて12月に終わるペースだと思います。8ー10か月ですね。問題集は共通テストまでに二周目を終えられると思います。
学校や塾、予備校では②、自習では①もありです。
先生の作った六連問題集をしている人は、一週目/11月でだいたい偏差値50代前半、二周目/1月でだいたい偏差値65くらいの人が多いです。浪人生なら三周する時間があるので、偏差値は75くらいになると思います。
どんな問題集でも初学者は8か月-10か月かけて偏差値50まで行くのが大変なんです。憶えることが多いですからね。その時点で知識の抜けや、思い出せないものがあって8割くらいの完成度です。
それからは2ヶ月くらいで二周目をして、偏差値は10くらい上がることが多いですね。あと2割憶えればいいだけなので、負担も軽いです。そうなるとその問題集は10割をすらすらできるようになっています。だから、「11月なのに、あと二か月しかないのに偏差値が50。」というのは普通です。順調です。「泣きたい」と思う必要はありません。そこであと一周すればグンと得点があがることが多いので、あきらめないで頑張りましょ。
古代を終えた段階で、すぐに該当範囲の過去問を解いた場合、7-8割は得点できます。中世を終えた段階で、中世だけの過去問を解いた場合も、7-8割は得点できます。そうやって現代まで終えて、通史の全範囲をすると、古代や中世を忘れているので、5割から6割くらいの得点で、偏差値50くらいになるんです。「前できたのにできなくなっちゃった」。みんな、そうです。問題集の二周目をすることで、すぐに解いたときに思い出せたことはまた思い出せるし、さらに力の積み増しができるので、偏差値があがるんです。
□論述
①通史を終えてから、論述の学習をする。
利点 知識があったうえで、方法だけ学べる。
欠点 入試が迫って不安になる。
すぐに理解できないか、書く才能が開花するまでに時間がかかる人
の場合、間に合わない。
②通史をしながら、論述の学習をする。
利点 入試まで時間があるので安心できる。
すぐに理解できない、書く才能が開花するのに時間がかかっても
間に合う。
欠点 知識がないので、書けない。
ものすごく負担になる人は例外として、基本的には②のほうがいいと思います。時代順の論述問題集なら、学んだ範囲を書けます。論述が向かないことが分かれば、論述なしの入試も検討できます。学部共通の入試方式なら、論述のない場合が多いと思います。論述の問題集は問題と模範解答を見て、パターンを憶えてしまいます。それから書きます。知識があって、文を書く才能のある人なら2,3か月で合格ラインの解答を書けると思います。そういう人は10月から始めてもいいでしょう。現代文の苦手な人はもっと前から始めるほうがいいと思います。
□過去問
①通史を終えてから、過去問をする。
利点 得点は取れる。
欠点 得点できなかった時に不安になる。
マーク式と思っていたら、実は記述式だったなんてこともあるかも
②通史をしながら、過去問をする。
利点 マークか記述かの確認や、出題方式に慣れることができる。
欠点 得点は取れない。
基本的には一年分は早めにやっておくといいと思います。6月にでも構いません。最新年度の方法を確認します。11,12月に再度解く時にはたぶん解答を忘れているので、実力を測れると思います。
□講義式か問題集か
①授業では講義を聞いて、問題集を自習する。
利点 早く深く通史を終えられる。
欠点 自習が苦手な人はアウトプットが不足する。
②授業でさっと講義を聞いて、問題集もする。
利点 理解は早くなり、思い出しやすくもなります。
欠点 浅い知識になりがちで、知識の上積みは自習でする必要がある。
もしかしたら、通史が終わらないかもしれない。
自習が得意な人は①のほうがいいと思います。ハイレベルを目指しているのでなく、世界史が苦手で自分から問題集に取り組まない人は②のほうがいいかな。
自分に向いている、自分にとって得点が上がりやすい方法は何かと考えて、取り組みましょうね。
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