地方にいる受験生の情報格差を埋めたい
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地方、地区、学校、家庭によって情報や環境には違いがありますよね。
大学に行くのが当然という空気の学校、家庭もありますし、そうでない学校、家庭もあります。そうでないのに例えば東京大学を目指す、これは大変だと思います。まず、親を説得するところから始めないといけません。友達や教員もできっこないなど足を引っ張ることを言ってくるかもしれません。それでやる気がなくなることもあるかもしれません。
そして、塾がない。あっても一つしかない。そして、東京大学の志願者を指導したことがない。こういうこともあるかと思います。
塾がない、指導する人がいない。
この段階にいる受験生に向けて書きますね。
情報収集
入試に関する全般的な情報は、パスナビで得ましょう。登録が必要ですが、登録後にたくさんのメールが来ることもなく、使いやすいと思います。どんな大学にどんな学部があるか、学部ごとの男女の比率、偏差値、入試科目なども書いてあります。都心の受験生はほとんどパスナビに登録しているみたいですね。過去問と解答がそこそこ掲載されています。
もっと過去問を無料で観たい人は、東進のサイトで観られます。「東進 過去問」で検索しましょう。ただし、問題は掲載されていても、解答や解説のない大学も結構あります。
学部は決まっているけれど、どの大学にその学部があるのかわからない場合は、河合塾のK-NETで調べましょう。例えば長野県、岐阜県、福井県にある経済学部という調べ方もできたと思います。
進学校でない人はだいたいこの三つを情報源にしていると思います。
大学の合併、入試科目の変更などもあり得るので、第三志望くらいまでは月に一回は4月のうちから大学のホームページを観ましょう。最新ニュースというようなページに書いてあると思います。
塾代わりの授業
youtubeを観ましょう。代々木ゼミナールや河合塾などの有名な講師が無料で授業を公開しています。素晴らしい。
もちろん、私の「皆伝」を利用してくれても嬉しいんですよ
学習計画
学習時間の管理をするアプリはありますが、いつなにをすればいいかまではわかりません。
ペースは基本的に逆算で考えていきます。
人によって違いますが、例えば
2月に入試ならば、遅くとも12月には過去問を開始。
世界史の通史はそれまで(11月末)に終えておくなら、4月から400ページの参考書、200ページの問題集をはじめて、一か月に参考書を50ページ、問題集は少なくとも二回は繰り返したいので、50ページを進めるのが順調なペースと言えるんではないでしょうか。
塾に行っている受験生なら、先生がペース配分をしてくれるので、個人指導の塾なら、おそらく最初はゆっくり、慣れたらペースを上げていくと思います。
科目ごとの時間配分
苦手な科目にこそ時間を使いましょう。
例えば一日に6時間学習するとします。
英語は配点が多いのですが、得意で80点くらいは本番で取れそうだとします。こういうのは(本格的には秋からしてもいいのですが、どんな出題がされるのかを知るために春に)過去問をやってみると、わかります。英語は一日に2時間とします。そして、現代文が苦手な場合、気持ちとしては少なくしたいのですが、これも2時間はします。古文は苦手ではないし、配点も少ないので、週に3回、1時間します。世界史も苦手ではないけれど、配点は古文よりは多いので、日に2時間、古文のある日は1時間とします。
日曜日は完全な休みにします。毎日学習していると、うんざりしたり、叫びたくなったり、続けるのが大変になりやすいからです。
それが月曜日でも土曜日でもお好きに選んでください。
入試は午前中からが多いので、勉強も午前中から始めるのがいいですね。
学習の量と質
どのくらいの時間学習すればいいのかは受験生によって違います。小学生のころから勉強に慣れていて、トップクラスの成績で、進学校にいたこともある人、去年しっかり学習して基礎が身についたけれど、志望校には合格せずにもう一年勉強をする人もいるでしょう。つまりスタートラインが違います。基本的には5-8時間すればいいと思います。おそらく、そういう人は10時間勉強しても疲れない人だとは思いますが。
偏差値50代前半の大学を目指す人、偏差値65の大学を目指す人でも違います。ゴールラインが違います。
こういう場合、基本的には6-8時間すればいいと思います。
これまで勉強をやってこなかった。少なくとも高等学校の学習はやっていない。過去問を観たけれど、さっぱりわからなかった。こういう人が偏差値65の大学に行きたい。この場合、かなりの勉強が必要だと思います。自分がわかっていない段階、中学レベルの英語や数学がわからないなら、そこから始めた方が結果的に理解が早くなると思います。一か月で中学レベルを理解する人もいるそうです。
一番大事なのは、学習の質です。
16時間勉強しました、何も憶えていません、思い出せません。こういう人もいます。
勉強中は集中して、何ができるようになったかを成果として大切にしましょうね。例えば、先生がそうだったらしいんですが、世界史のノートをひたすらつくっていたそうです。教科書よりも詳しいノートを作っていたみたいなんですが、それは得点にはつながらないんですよね。わたしもそう?皆伝は例外ということで、話を進めましょう。アウトプットになっていますしね。先生の場合は教科書に書いてあること、参考書に書いてあることもノートに書いていたそうです。授業で取ったノートを綺麗に整理しなおすのにも時間を使っていたので、アウトプットになっていなかったと言っています。漢字を一回書いたら憶えられる人はあんまりいないと思います。教科書を一回書いて、憶えられる人もいませんね。だから、教科書をもう一冊作るようなノートづくりは得点にはならないんですよ。ノートはあくまで授業中のメモです。思い出すために太字にしたり、枠で囲ったり、用語同士を線でつなげたり、思い出し方を書いたりというものです。
合格しやすい人は、教科書か参考書、どちらか一冊にノートに書いたことを書きこんだり、教科書や参考書に書いていない知識を書き加えたりします。すでに印刷してあることは書かなくていいので時間を節約できます。それに先生は世界史が得意だったので、ノートを作るのに日に5時間かけても、もうそれ以上得点が上がる余地はあんまりなかったとも言っています。
学習の質が大事なのはわかったでしょうか?苦手な科目こそ頭の働く時間帯、早い時間帯に手掛けましょう。その方が集中できるし、得点の伸びも期待できるのではないでしょうか?
何ができるようになったかという成果が大事なんです。これをアウトプットできるようになったということです。助動詞の活用をすらすら言えるようになった、英単語を今日は125言えるようになった。世界史の問題集で、苦手な中国史を七割できるようになった。こういうことが成果です。この成果をスケジュールに書き込んでいきましょう。
6月までに古代史を終えて、問題集の古代史の範囲で7割取れるようにする。5月中に古文の助動詞の活用をすべてすらすら言えるようにする。こういうことです。これが学習計画になります。
大学別の指導
これが地方にいると難しいんですよね。けれど、都心にいる受験生もそこまで手が回らない人がほとんどのようです。日東駒専、龍谷甲南だと大学別の対策をしなくても、基本的な学習で合格するレベルに達することができます。そして、上記の大学を第一志望にしている受験生には基本的な学習が足りていない場合が多いそうです。だから、志望校別の指導が必要なのは私立で言えば、明治・法政・早慶上智、近畿大、こういった大学なんです。
まずは過去問を観ましょう。秋、冬に過去問対策をしたい。その時に見覚えがあると困ると思う受験生もいるでしょう。けれど、それでも最新年度の過去問を春、夏には観ましょう。
まずは、受験するだろう学部に必要な入試科目を観ます。配点も観ます。
解かなくても構いません。傾向を観ましょう。
傾向というのは、マークシート/マークセンス式、記述式というものがありますね。マークシート式だけを受験することがわかれば、記述の練習はせず、中国史でも漢字を書けなくてもいいとわかります。学部の試験では記述、学部統一試験ではマークシートの入試もあり得ます。学部ごとの試験ではなく、いくつかの学部を希望する受験生がまとまって受ける試験を統一試験と言います。試験日、試験の内容が統一されています。合格してから学部が決まるわけではありません。この学部に入りたいということを伝えて受けます。学部ごとの個別試験と比べると比較的簡単なので、高得点を取る必要があります。合格する人数も学部ごとの個別試験と比べると少なくなっています。記述は苦手で6割くらい、マークシートなら8割5分は取れそうという人には向いているかもしれませんね。他の入試と日程が重なるから学部の個別入試は受けられないという人も、統一試験を受けます。
世界史に論述がある。こういうことも過去問を観るとわかります。早く論述の学習に手をつけられてよかったですね。
古代史は出題されない。一応、過去問は3-5年分は観るのですが、古代史は出題されないと断定するためには10年分は観ましょう。
現代史の配点が大きい。こういうこともわかります。苦手ならその大学を受けないという選択もあり得ます。
地図、資料問題が多い。資料集を観ましょう。「六連問題集」の問4をしましょう。
年号が出題される。憶えましょう。
世界史の場合、基本的な大学別の対策というのはこういうことです。
いづれにしても、その大学の過去問を繰り返すのが一番の対策だと言われています。最初は5割でも繰り返すと慣れて、入試では6割5分くらい取れることも結構あるそうです。
ICUはどうかという声もありそうです。特殊な入試と言われますよね。過去問を見る限りは、英語、現代文の能力、世界史の知識、中学3年生くらいの理科の知識があれば対応できると思います。岩波新書をたくさん読みなさいと、結構言われているようです。現代文の能力だけが不足している人は、現代文の参考書、問題集、要約をしましょう。現代文の能力があって、思考力をつけたい人は読んだ方がいいと思います。
現代文の能力はすでにあって、さらに知識を増やしたい、入試の問題文に書かれているようなことを初見ではなく、事前に知っておきたい。こういう人もいるでしょう。けれど、受験生には本を読む時間はあんまりありません。
松岡正剛さんの「千夜千冊」というサイトがあります。本の書評の体裁をとっていますが、その本のテーマにかかわることを縦横無尽に語っています。受験生はそのテーマに慣れたり、知識をつけたりできますし、本を読むよりも早く読めます。このサイトの上部にある総覧帖から、歴象編をはじめとして、ICUの過去問の傾向を観て出題されそうなものを読めばいいと思います。
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