大学受験 社会人のための塾が少ない理由
社会人のための塾というのはとても少ないですね。
現役生、浪人生を主に対象にしているけれど、
社会人も教えますという塾なら、少ないながらもあるようです。
受験の業界で有名な塾ばかりですね。
社会人入試の募集人数は若干名です。
そして、社会人入試を利用する人は少ない。
多くの社会人が塾に来ることはないので、
塾の利益になりません。
人数が少ない上に、実績になるような大学への合格は難しい。
「2026年に早稲田大学に一人合格しました」
そのくらいでは、実績として強調することが難しいですね。
その人の能力が高かっただけかもしれないと考えられてしまいます。
つまり、塾の宣伝にならないんです。
社会人は平日の昼に仕事をしていることが多い。
つまり、
平日の夜7時以降、または、土日しか開講できないので稼働時間が短い。
また、社会人を指導できるベテランの講師は10年以上の経験があるとして、35歳以上となるでしょう。
その年代は、小学生の子どものいる人も多いので、夜間、土日に仕事をすることは難しい。
加えて、社会人と言っても、勉強を避けてきたので、英語、国語、算数は小学生レベルという人は、案外いるものです。
大学受験を担当している講師は、小学生の科目を論理的に教えられるわけではないので、講師のミスマッチが起こりやすくなるんです。
この場合、中学卒業レベルまでは他の講師、秋から高校レベルになったら大学受験の講師といったふうに、複数の講師で担当する必要があります。
そうなると、その社会人を担当する、基礎を教えていた講師は、例えば、秋から時間が空いてしまいます。後に他の生徒がいる場合、塾によっては、ただ、暇になってしまいます。給与も発生しないのに、塾にいなければいけません。
社会人入試は人数が少なく、目指す大学も学部も異なり、対策も異なるので、個人指導にならざるを得ず、コストがかかることも塾、講師としては負担です。
他の生徒に使い回しができない過去問を解く時間、サイトの熟読に、その大学特有の面接の内容を調べるなど、準備に時間がかかりますが、基本的にその分の給与は出ません。
社会人は急な仕事で、直前のキャンセルが多い。
生徒のために塾には教務、講師が待機しているので、人件費、光熱費がかかっています。振替え授業のある塾では、予定外の時間、日程に講師が来ないといけません。私生活に影響が出てしまいます。講師や教務、生徒の人数が多い大手の塾なら対応しやすいと思います。
キャンセルが多いと、講師も「またか」と思って、担当したくないというのが自然な感情でしょう。毎週の待機で給与は発生しない、そして休みが多いせいで指導時間が短いのに、「担当した生徒は不合格だったね」と、合否の結果だけは塾から評価の対象になるのでは、やりきれないでしょう。
例えば、30歳の社会人が、個人指導でなくても、小論文くらいは集団で受けたいという希望を出しても、または、一般入試の受験をする場合でも、高校生と一緒に集団授業を受けると、お互いに違和感があるかもしれません。
また、学習のブランクがあるので、集団授業についていけず、個人指導が適すことが多いと思います。
以上の理由で、社会人のための塾は少ないようです。
社会人入試を謳っていないけれど、通いやすい立地だから、どうしても受け入れてほしい場合は、キャンセルしません、平日の夕方から受講できますということは最低条件としておくことが必要です。
主婦主夫、夕方には仕事を終える人、在宅勤務で時間の調整がつく人は、社会人を受け入れてくれる塾を検討しやすいでしょう。
また、大学の資料、過去問などは自分で準備して提供できるようにしておくこと、指導してほしいことは何かを明確にしておく必要があります。
塾、予備校に問い合わせるときには、
個別指導と書いてあるが、少人数か、1対1の個人指導のことなのか
社会人の一般入試か、社会人入試か
社会人入試の実績は、受験生が過去三年でどの大学に合格しているのか
オンラインと対面をその都度変更できるか
無料の自習室はあるか、何時まで利用できるか
このくらいは訊いておきましょう。
いいなと思ったら応援しよう!
サポートして下さると長く続けられると思います。これからも学んでいく費用に使うので、サポートを御願いしますね。