皆伝 小論文 現代文が苦手な人が守るべき最低限の決め事
基本 中学生レベル
現代文が得意で、偏差値60以上の人はいいんですけど、
そうでない人は、
小論文ではなるべく能動態で書きましょう。
受動態で書かないと言うことです。
×「私はそう考えさせられた」
〇「私はそう考えた」
×「温暖化は人間によってもたらされた」
〇「人間が温暖化をもたらした」
能動態の方が人は理解しやすいからです。
一文の中に、「は」「が」を二回入れないようにしましょう。
×「私はフランスが好きである」
×「彼は彼女が好きだと言ったと言う」
〇「私が好きな国は、フランスである」
〇「彼女に好きと言われた、と彼は言う」 主語+受動態ではないので、理解しやすいですね。
接続詞の後は、必ず読点「、」を入れましょう。
×「私は受験生だ。しかしあまり勉強していない」
〇「私は受験生だ。しかし、あまり勉強していない」
一文の構造をはっきりさせる
一文の中に必ず主語、目的語、述語を入れましょう。
×「野菜は高い。けれど、健康にいい。だから、食べる方がいい」
()の中の言葉が省略されていると、わかりにくくなるんです。
「野菜は高い。けれど、(野菜は)健康にいい。だから、(みんなは)(野菜を)食べる方がいい」
〇「野菜は高いが、健康にいい。だから、みんなが野菜を食べる方がいい」
現代文が得意な人は、主語、目的語、述語を必ず入れなくても適切な文を書けると思います。現代文が苦手な人は変な文になってしまうことが多いので、主語、目的語、述語を入れましょう。
使わない方がいい言葉
代名詞として「の」を使わない。
×「赤いリンゴと青いリンゴがある。私は赤いのが好きだ」
〇「赤いリンゴと青いリンゴがある。私は赤いリンゴが好きだ」
「ーたり」、は使わないようにしましょう。
×「私はチョコを食べたり、アイスを食べたりする」
そもそもチョコレートをチョコと略して書いているのもいけません。
〇「私はチョコレートを食べるし、アイスクリームも食べる」
「ーなど」は、なるべく使わないようにしましょう。
「など」「等」は具体例を二つ以上書く時に使える言葉です。
現代文の苦手な人は、一つの具体例で「など」「等」を使うことが多いので、最初から「など」を使わないと決めておく方がいいでしょう。
×「私はお菓子などの甘いものが好きだ」
〇「私はチョコレートやアイスクリームなど甘いものが好きだ」
つなぎ言葉
どうしてもおかしな場合は別なんですけど、一文の冒頭に、なるべく「つなぎ言葉」を入れましょう。
例えば、つなぎ言葉は「そして、」「だから、」「つまり、」「その結果、」「例えば、」「第一に、」「第二に、」「従って、」「また、」「さらに、」「加えて、」「なぜなら、」「なぜーかと言うと、」などの言葉です。
つなぎ言葉を太字にしてみます。
なぜつなぎ言葉を書くかと言うと、つなぎ言葉を使うことで、次の一文の性質が読む人にわかりやすくなるんです。また、自分でも何を書こうとしているのかがはっきりするので、文章の筋道が混乱しにくくなるんです。
一文の性質というのは「つまり、」なら、まとめを書くこと、「例えば、」なら、具体例を書くことです。
だから、つなぎ言葉を見ることで、「ああ、これから具体例を書くんだな」とわかるんです。
例えば、「一般的に、ーと言われている。しかし、」という文があるとします。この文には、「しかし、」というつなぎ言葉があるので、一般論とは逆のことを言おうとするとわかります。
つまり、「まとめ、具体例、反論、疑問、否定、並列、追加、譲歩(たしかにーだが)」などが一文の性質です。
書き終えたらすること
小論文を書き終えたら、本論を飛ばして、序論と結論をつなげて読み返しましょう。序論で提起した問題に、結論で答えていれば最低限の論文になっている可能性は高いです。
結論は、「序論」の問題提起を主語にして、「本論」で書いたことを述語にしましょう。
例)
(序論)
公的医療保険制度は財政的に崩壊の瀬戸際にある(事実)。これを維持するためにはどうしたらいいだろうか(問題提起)。
(本論)
自己負担率、税金、保険料を上げることが必要だ。
(結論)
公的医療保険制度を維持するためには(主語)、自己負担率、税金、保険料を上げることが必要だ(述語)。
こうした最低限のことは守って書きましょう。
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