高卒で大学院に行きたいけど、受験資格があるかわからない人
高卒で社会人になって、実務の経験はあるけれど、もっと高度な知識や技術を身に付けたいということで、大学院に行きたい人もいると思います。
大学は四年間と長いし、実務と関係のない教養科目もあります。学生との年齢差が気になることもあるかもしれません。だから、大学院に行くということですね。
大学院の出願条件として四年生大学の卒業/学士を挙げている大学院もあるんですけど、そうでない大学院もあります。
短大卒や高専卒でも出願できるところもありますし、学歴の条件はない大学院もあります。
ただ、学士相当の能力を有する人を出願条件に挙げている大学院に行きたい場合、資格がないと思う人も多いでしょう。
どうやって、自分の学力、実力が学士相当なのかを証明すればいいのかと思う人もいるでしょう。
この記事では、その証明方法を書いていきますね。
1.行かないつもりだけど、学歴の条件がない大学院を受験して合格する。
「〇大学院への入学を許可されましたが、貴学で学びたいので辞退しました」と、出願資格審査で申し出ることで、学士相当と見られる可能性があります。合格証明書のようなものを提示できることが条件です。
2.就職先で、大卒相当の給与体系に組み込まれている。
これは人事、労務などの人に訊きましょう。
学士の人と遜色ない仕事ぶり/能力を有すると認められている証拠になりますね。
3.仕事先で二人の上司から推薦状をもらう。
特に論理的思考、文章作成能力、プレゼンテーションの能力といった学士が有している能力を、あなたも有していることを証明してもらいましょう。
4.資格や検定の実績を作っておく。
英語で準一級、文章読解・作成能力検定、ビジネス文書検定(様々な書式・体裁の文書の書き方や、目的に応じた適切な図表・グラフの作り方。論文の執筆に必要な能力です)などで合格や高いスコアを有しておく。
5.大学院で研究したい分野の論文を書いて、寄稿して、掲載される。
6.学会に入る。
大卒相当の能力というよりは、意欲があることを示すものです。
7.先行研究を網羅的に調査しておく。
研究の基本である先行研究をする能力があるということは、課題の発見、テーマの絞り、調査能力、論文を読む力があるということです。
「CiNiiなどの検索サイト、〇図書館(研究テーマに関する専門図書館です)のレファレンスサーヴィスを利用するなどし、863本の内外の論文を調査した。特に〇氏の「***」、◎氏の「****」と私の研究テーマが近いとわかった。二人の研究対象から外れている**に関して研究したい」
という主旨の書き方でアピールしましょう。
詳しくは自分のサイトのURLを記載しておくことで見てもらうことになりますね。
8.起業家向けのビジネスコンテストなどに応募して、高評価を受ける。
発想、企画、情報の収集、資料の作成、プレゼンなどの能力で学士相当と言えるでしょう。
9.志望理由書、研究計画書でレベルの高さを見せる。
課題の設定(2年、または4年で研究できるテーマがわかっている。先行研究をしたうえで、未解決のテーマを発見している)、調査分析の手法(こういうグループにこういう手法で調査をして、こういう分析をすれば解決できる、発見できる)が大卒相当ということを見せましょう。
社会人として研究してきた実績も書きましょう。
10.その大学院に問い合わせる。
当然なんですけど、大学院が出願を許可しないと受験できません。
「高卒ですか、お待ちください、検討します」と言われて待たされるでしょう。その間にも志望理由書、研究計画書はすすめておきましょうね。ともかく出願してくださいと言われることもあるようです。志望理由書、研究計画書を見て判断するということです。
なぜ大学院に行きたいのか、なぜその大学院なのかははっきり書いてくださいね。そもそも大学院でなくても研究できますよねというテーマ、他の大学院でもできますよねというテーマではないということです。たいていは大学院でなくても研究できるんですけど、指導教授、研究ノウハウ、機材、伝手などがあった方が早く大規模に正確な研究をできるでしょう。その大学院にいる教授に師事したい、その大学院にしか加速器がない、その大学院にしかその遺跡を発掘する研究許可が下りていないなども理由になるでしょう。
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