社会人入試は難しいのか簡単なのか
社会人入試は、たいていの場合、一般入試のように教科の筆記試験がありません。
一般入試では高校までに学んだことを思い出したり、6ヵ月以上は学習したりということが必要になので、仕事をしていると、大変かもしれません。
けれど、社会人入試は、日常の能力で合格できます。
自分の思いと計画を志望理由書に書くだけなので、特殊な能力は必要ありません。社会人として、本を読んで、書類を読んで、メールをしてという日常的な言語運用能力があれば、書けます。どう書くかという方法は、参考書や塾、サイトが必要にはなるんですけど、それは知識面なので、潜在能力のある人には長い訓練は不要ですね。そういう人には簡単です。
ただ、学びたい学部の内容に関することと、普段の業務内容が異なる人には、難しいでしょう。たくさんの本に、論文にと目を通して、すでにある程度の専門家と言える知識が必要ですし、仕事とは別にその分野の活動をして実績を上げておく必要があるからです。
例えば、普段はスポーツクラブの運営に関わっている人が、出願の一年前から突如大学で農業を学びたくなったということだと、本気度も深く問われますし、専門書を50冊、論文を100本くらいが現実的な限界でしょうし、実績も少ないので、難しいでしょう。
仕事とは別に、子どものころから鉄道システムに興味があって、富山、栃木、広島など各地の路面電車を実際に観に行って、専門書も読んでいるし、学会にも顔を出しているということだと、インフラを学ぶ学科であれば、合格の可能性も見えてきます。
小論文、論文は社会人として、本や論文を読んで、書類を読んで、メールをしてという日常的な言語運用能力と専門知識があれば、素養があると言えます。書き方は専用の知識が必要です。ただ、普段から本、論文を読まない、メールは定型文だけ、手書きの文を書かないので漢字も忘れたという人には、難しいでしょう。
面接は正社員として、スピーチやプレゼンテーション、会議、商談などを普段からしているのであれば、質問の意図を理解して、明確な回答をすることができるでしょうから、簡単です。
社会人と言ってもアルバイトということになると、視野の広さ、業務の広さと深さ、知識の充実度といった面で、足りていないのではないかと思われるでしょう。なぜアルバイトなのかという説明と、正社員を優に超える知識と問題意識、能力を持っていることを示せるようにしましょう。
普段から会話をしない職業で、自分の考え、知識を説明することに慣れていない人は、専門用語を相手にわかるように言い直せなかったり、話が長くなったり、枝葉末節に話がいってしまったりと、難しいかもしれません。
一般入試と違って、たいていの大学は募集人数が若干名と記載されています。3人合格させますという明確な数値目標もないので、これだけやれば合格できるでしょうという基準がわかりません。たいていの大学では、過去問の公開は一年分なので、傾向を知ることはできるんですけど、対策までは難しいでしょう。普段の実力が問われるということです。
社会人入試に応募する人は少ないんです。だから、余りに書類のレベルが低い場合を除けば、会ってみたいとは思うので、たいていは面接には呼ばれるでしょう。そこまでは簡単です。けれど、書類を通過したからもう合格と思わずに、面接に臨みましょう。
社会人入試を考えている人は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
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