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皆伝 小論文 構想メモの書き方

試験で小論文を書き始める前に構想メモを書きましょう。
いきなり文を書きだすのは小論文の偏差値が70を超えている人か、偏差値は不明ながらも100本以上書いて、いつも高評価/90点以上を受けている人です。
先生は「私は二本目から90点以上だったから、メモを取らずに書いていた」そうですが、これは天才的な例外です。
他の人は、メモを書かないと失敗します。つまり、不合格になるんです。
書き始めてから、論理が破綻していると気付いたり、根拠が見つからないと気付いたりしてももう遅いんです

何を書くかをすべて定めてから書き始めるのが小論文です。


構想メモに書くこと

・序論に書くテーマ、背景や、素材文への賛否
・本論に書く主張と根拠、推定される反論と、反論を無効化する根拠
・結論

構想メモに使う時間の配分

規定された時間の四分の一か三分の一は、構想メモ作りに使う。
60分で800字の小論文なら、15分か20分は構想メモに使う。
人によっては、残り40分で800字は書けないかもしれません。
読みやすい字で書くとゆっくりになる、構想メモを整理し直して書く能力が足りないなどもあるからです。
そういう人は、構想メモの時間を調整しましょう。


構想メモの方法

テーマ、論理の展開の元になった発想によって
メモしやすい方法は異なります。

      

発想段階のメモはこう描く


四分割の表にする
素材文の著者の主張への賛否だったり、自分の主張と反論だったり、
対比を書くときのメモですね。

「素材文の著者は消費税を下げるべきだと書いている」

        ⊕            |       ⊖ 

〇下げる  貧困世帯助かる        | 保育園、幼稚園の有償化
◇上げる  介護保険料の廃止       | 
      貧困世帯助かる

メモを元にすると、著者と自分の立場を明確に書き分けやすい。根拠、理由もメモから書き写すだけなので、時間を使わない。
「素材文の著者は貧困世帯が助かるので、消費税を下げるべきだと書いている。しかし、それでは保育園、幼稚園の無償化はなくなり、しかも、介護保険料の負担は重いままなので、実際は貧困世帯は助からない。むしろ、消費税を上げる方が、保育園、幼稚園の無償化は続くので子どもを預けながら働ける。加えて、介護保険料を廃止できるので、手取りが増える。従って、貧困世帯を助けるためには消費税を上げることが必要なのである」


連想図を描く
共通点や相違点、5W1Hの発想の時に役立つでしょう。

「不登校について」

連想図

不登校と結びつきが強くて、そこからの連想も多いのは学校、社会性、解決法なので、こちらも〇で囲んで、
「不登校は問題だというけれど、友人がいて、就職もしたので、収入面、社会性の面では何ら問題はない。不登校の原因は学業、いじめ、人間関係が多いが、就職することでこれらは断ち切れる。つまり、無理に登校、転校するなど、学校にこだわる必要はないと考える」
〇で囲んだところを問題点としていることこそがずれていると発想もできるし、背景や意見、根拠などの要素として使えます。

流れ図を描く
背景 原因 結果の発想の時に役立つでしょう。
少子化の解決策を思考するのなら、こんな感じです。

流れ図

背景は、人がすぐに変えられることではないので、原因のうち、変えても問題ないものを解決策とします。
「産まされたくない、子どものいない人生もいいという考えは、尊重すべきである。少子化の対策は産みたいが、経済的な理由で産めない人に焦点を当てて、支援していくべきである。」


発想を論の展開にしていくメモはこう描く


「不登校について」

不登校の連想図

メモは書き直さずに、書き加えていきましょう。
左側の学校にこだわる主張は、⊖、右側の就職を⊕としてみる。
なぜ⊖なのかは考えたら、メモに書いていくんですけど、
学校というシステムそのものが閉塞性、没個性を強いるので、
ストレスが溜まりやすくて、いじめ、人間関係のぎくしゃくも起こりやすい。
そういうことを書く。
右側は逆を書けばいいので、あんまり考えなくていいんです。
就職すると、転職はしやすいし、校則もないし、同じ年代の人だけの付き合いではないし、出身、学歴、母国語、知識なども多様なので、そもそも仕事に関すること以外で、趣味が同じ、話を合わせる、誰がグループのトップというようなことも基本的にありません。仕事さえできていれば、何の問題もない。学校の逆を書いただけなので、考えるのに時間はかかりませんでした。こうしたことを理由として「だから⊕が多い」と書く。だから、学校にこだわらないで、就職する方がいいという意見を書けるんです。

このように、構想メモに書き加える方法にすれば、時間もかからないので、すぐに小論文を書き始めることができます。

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