チェコ空港での3時間の不審者体験:格安航空と文化の壁「走れ!!」マイペースな夫
私は日本から、単身赴任の主人はフランス出張からの帰りでチェコの空港で待ち合わせチェコの自宅に帰る予定でした。
1時間20分位フランス便が遅い到着なのですが、私は特大スーツケースの30KGのスーツケースを3つ計90KGも持って行っていたので、スーツケースが出てくるのを待っていたりすれば、主人は機内持ち込み荷物しかないので、そんなに待たないかなと思い待ち合わせしました。
チェコで日本食を買うと日本の3倍はします。醤油、みそなども持っていますので大荷物です。
主人は家事がほとんどできませんので、大半が炊き込みご飯の素など炊飯器が調理できるか、何とかの素。食料品です。
しばらく待っていると、主人からメールで遅れると連絡がきました。
私はJALからの乗り継ぎフィンエアーで定刻通りついていたので、
無事、預けたスーツケースも引き取りましたが、その場で待っているときに遅れるメールです。
なんとフランスから、1時間半遅れで出発すると連絡。
格安航空なので嫌な予感。
ずっとくるくるターンテーブルの近くで座った私の顔しか見えないほど大荷物のスーツケースを3つも持って座り込んで待ち続けます。
疲れているので、ぼーとしたり、眠っていたいところですが、かと言ってうたた寝もできません。
日本と治安が違うので緊張しています。
運悪く、前日、ブリュッセルの空港でテロが起こっていて空港の警備は強化されています
私は怪しいことこの上ない人に映ります。
出口の職員は鋭い目でじっ~~と私をみています。
見られてる。
痛いほどの視線。
「ここで何をしているんだ」と問い詰められたらどうしよう。
テロ直後のピリピリした空気の中、アジア人が特大の荷物を抱えて動かずにいます。
客観的に見れば、怪しさの塊でしかありません。
事情が分からなければ、何かの運び屋にしか見えませんから。
笑顔を作ればいいのだろうか? いや、この状況でニヤけていたら余計に怪しかもしれない。私は必死に、不審者に見えないための『正解の表情』を模索し始めました。
次に、最悪の場合どうするか?
言葉が話せないので、主人とここで待ち合わせしていることを説明できません。
しかもフライト中で電話も繋がらないので主人に説明してもらうことは不可能です。
日本在住の英語が達者な知り合いも考えましたが、みな夜中で寝ていて絶望的です。
英語ができない私が悪いのですが、最悪どうしようかと頭の中をグルグル考えがめぐります。
もし別室に連れて行かれたら? 荷物を全部開けられたら? 想像するだけで指先が冷たくなっていきます。
何度も何度も乗客は荷物を引き取り立ち去って、私だけが残っています。
人が途切れて人も少なくなり静寂になりました。
話しかけられたらどうしよう・ずっとビクビクです。
ドキドキ、心臓の音が聞こえそうです。
荷物が多いのも怪しく映るはず。
怪しいですが、中身は主人が食べる日本食なので安全です(笑)
どんな状況なのか、フライトの間連絡も取れません。
急げと言っても個人の力ではどうにもなりません。
まって、まって、待つこと3時間、主人のフランス便の到着アナウンス。
結構な人がこちらに向かって来ました。
ようやく、いた!
悪びれることなく、マイペースで向こうから主人があらわれました。
しかものんびり歩いてる。
走れ!!
走らんか!!!
急ぐ気配がまるでない。
この感覚だけ外国人か?日本人とは思えない。
私を待たせてる自覚はあるのか!!!
今、思い出しても、怒りが蘇ります(笑)
主人のおかげでやっと、不審者から解放されました!が
私は日本時間で夜中通り越してる時間で眠いし、怖いし、ふざけんな!です。
私はヨーロッパ時間で生活していないのです。
「機内持ち込みの荷物が棚に乗らなくて、その人ずっと待ってて遅れまくったんだ」と主人。
「どうがんばっても乗るはずない体積なのに、みんな文句もいわないでその人の事ずっと待ってるんだ」絶句。
そんなことのせいで私は不審者極まりない存在みたいな目で見られ、3時間近く待たされたのか・・・・・・。
チェコの空港を出ようとすると当然声を掛けられ、主人が英語で待ち合わせで、フライト遅れたこと、主人はチェコに今住んでいて、私は日本在住で今回は1カ月半滞在する事を伝えるとあっさり通してくれました。
日本のパスポートだしね。
空港に、車を駐車してあったので、特大スーツケース3つをワゴン車タイプでもやっとこすっとこのせて家路に向かいました。
帰路の道中に、日本なら早く出発するため、職員がどこかにしまうか、説得して預ける荷物にして処理するだろうななどと考えていました。
時間を守ることが信用だから。
格安航空は、機内持ち込み荷物以外は料金がかかるので粘る人が多く、その人がなんとかするまで待ったりするので遅れるのだと思います。
相手の権利を尊重するのか、面倒だから放置なのかはわかりません。
日本より時間に対する優先順位が違うと感じました。
朝乗った日本の電車なら5分でも遅れたら謝罪のアナウンスが入ります。
この時間の感覚の違いも地味にストレスを感じます。
主人も時間的感覚が日本人なので定刻に飛ぶので待ち合わせしても大丈夫と思ったのでしょう。
もしくは私なので自分が行くまで待っててくれると・・・・。こちらの場合は悪意を感じます。
色々考えているうちに無事到着しました。
早く、成田で買った柿の葉寿司食べて、お風呂に入って寝ます。早くしないと柿の葉寿司の賞味期限が切れてしまいます。
「ただいま~~やっと着いた。無事でよかった」
お寿司のお土産の中で柿の葉寿司が一番もつので、ヨーロッパ乗継便でも賞味期限内でいただくことができました。
勿論、単身赴任している手に入れるのが困難な柿の葉寿司のお土産をみて
「日本のお寿司、柿の葉寿司だけ?他のお寿司はないの?握りはないよね!」
「あるわけないでしょ!食中毒になるよ。」
私もこんな大雑把な性格になってみたいわ(笑)
海外で日本のお寿司とはなんて贅沢なのでしょう。
私は柿の葉寿司があれば幸せなので、怒りも疲れも吹き飛んでしまいました。
食べたらお風呂です。

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