あるボランティアの話、第5話; ~この仕事、そんなに一生懸命 やってないから┅┉~

毎日午後2時30分 決まりきった“レクリエーション”が始まる。
楽しんでいる方は良い、 でも、ついていけずに不安そうな方もいれば┉ 簡単過ぎて不満を感じている方もいる。
~毎日、同じボールを転がすだけの風景~
「また、これか!」利用者様の1人がポツリと言った。
翌週、介護士が持ってきたのは“YouTube”
「あれ、見てやって┅」 映像を流しっぱなしにして介護士自らは椅子に座ったまま┅
動かない 20分間、とにかく時間が過ぎればそれで良い、
「レクリエーションはやった!」 という結果さえ残れば、中身なんてどうでも良いのである。
「生涯学習インストラクター」の一環で「音楽レクリエーション」の認定も受けていたので、あの頃一度だけフロントに立たせてもらった。
歌と踊り、“隣組”のメロディにあわせ┉
とんとん、とんからりーと、となりぐみ ♬ 実習で何回も練習させられた通り、1人1人の顔を見ながら┅
自らの右手で左の肩を三回たたいて、踊ってみせた。
レクリエーションが終わった後、還暦に近そうな女性の介護士が近寄ってきて、言われた。 「正直、あなたみたいな人は迷惑なのよ┅
私達、そんなに一生懸命やってないから┅
あなた┅┉、ボランティアでしょ!」
第5話 おわり。
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