あるボランティアの話、第2話: ~あなたには辞めて欲しくない~
利用者様の退所日、
エレベーターで1階に降りる時┅ 「○○○○さん、帰りますよ!」 2つの大きな荷物を車イスに座る膝の上に置いた。
「あっ、私も一緒に行っても良いですか?」 2つの荷物を両手で持った。
この施設の玄関を出たとたん
迎えに来られたご家族様の顔を見た瞬間から、
途絶えない微笑み、丁寧な挨拶、何度も頭を下げ、車が見えなくなるまで見送る。
~この介護士は見事に名女優へと変貌するのである。~
戻った介護士の放った一言┅
「はぁ、帰ったわ、私達がいなくなったら、誰がこの人達の世話をするのかしら┅?」
ボランティアで参加して以来、
〝この方と一緒にいたいなぁー!〞
と思った方のほとんどが6ヶ月から1年以内にやめていく。
この3月一杯でやめていく一人が言った┅ 「私はこの組織の中では働けない┅」
第2話 終わり。
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