夜に爪を切ってはいけない
「夜に爪を切ったら親の死に目に会えない」という迷信は、私も子供のころ、聞かされた。
私は迷信が大嫌いで、信じてなかったから、子供のころからバンバン夜に爪を切っていた。
同じような迷信がタイにもあることを、YouTubeの「タイの迷信10選を紹介」(ピムとタイ語)で最近知った。

もっとも、タイの場合は、「夜に爪を切るとお化けが出る」だ。
「昔は電気がなかったので、夜に爪を切ると危なかったのでしょう」と、ピムさんも、日本でよく聞く解釈を言っていた。
でも、それなら、「暗いところで爪を切ると危ないよ」と言えばいいではないか。なにワケわからんこと言ってだ、と思う(別にピムさんに怒っているわけではない、世のすべての不合理に怒っている)。
電気がなかった時代のことは知らんが、危険度で言えば、慌ただしい朝や、忙しい昼間に切るより、夜、風呂上がりとかでのんびり切る方が、安全だろう。
そう思って、私は自然に、切るのが夜になる。
ピムさんが紹介するタイの迷信には、他にも「夜、口笛を吹くとお化けが出る」というのがあった。
私が子供のころ聞いたのは、「泥棒が来る」だ。タイの場合は、とにかくお化けが出る。
根幹部分が似ているのは、タイと共通の文化である、仏教に由来するからではないかと思う。具体的起源はわからないけども。
前にも書いたが、タイの怪談やホラー映画は、日本のに似ている。最近になって影響し合っている部分もあるだろうが、怖さのツボみたいなのが似ていて、それも仏教由来ではないかと思っている。因果応報とか、「気持ち」が残留するとか。
まあ、そんなことより、私が書きたかったのは、私は子供のころから夜に爪をバンバン切ったが、親の死に目には会えましたよ、ということだ。
迷信は迷信である、ということが、自分の人生で証明されたので、報告しときたい。
