松屋の券売機が社会問題に
松屋の券売機が使いにくい、そのUI(ユーザーインターフェース)が最低だ、というのが世間の話題となり、松屋本社も何とかするという。
「食券ご購入に際してのご意見はいただいております。操作性の向上につきましては見直しを実施しておりますので、今後もご利用いただけますと幸いです。ご来店をお待ちしております」(総務部総務・広報グループ)
私は2月に、松屋の券売機が使いにくいことを書いていた。
ようやく世間が注目するところとなり、改善されるようだから結構だ。というか、ここまで時間がかかりすぎだろう。
上記記事で「牛丼愛好家」森永卓郎氏が指摘し、私も以前の記事で指摘したように、一部は老人問題でもある。
松屋は極端だとしても、老人には、世間の「UI」一般がわかりにくい。
もっとも、老人世代も、ゆるやかに交代しており、現役時代にパソコンを触っていた層が増えた。後期高齢者に入った団塊世代も、現役時代の晩年にはITの洗礼を受けている。
それがわかるのが、シニア層が持つスマホの変化だ。シニア向けの「簡単フォン」などのシェアが落ち、普通のiPhoneやAndroidスマホの比率が増えている。
このように、シニアといっても、デジタルへの適応度はさまざまだ。
今後、行政のデジタル化や、市場のキャッシュレス化が進めば、シニア向けUIの問題は、さらに重要度と複雑さを増すだろう。
最近新百合ヶ丘にできた「くら寿司」でも、タッチパネルの注文はできたが、最後に自動清算(セルフレジ)を求められて戸惑った。
松屋の問題は、松屋だけの問題とせず、世の中全般のUIを見直す機会になってほしい。
