「保守の悪魔化」はもう許されない Apple新作の「リベラルなドラマ」が公開延期
YouTubeの「プク太の世界時事ニュース」が、AppleTVの新作ドラマ「サヴァント」が急遽公開延期になった事件を解説して、注目を集めている。5時間ほどで7万回に近い視聴回数だ。
Apple時流を読み間違えて始まる前から大酷評!?最新ドラマ「サヴァン」が公開3日前に突如延期!?予告は低評価ボムを食らい、アップルに異議を唱える主演女優にまで批判が殺到する理由とは?(プク太の世界時事ニュース 2025/10/5)
私もこの件は初めて知った。
このドラマは、「差別主義者」がヘイトクライムの加害者になる前に、特殊能力を使って予兆を察知し、犯罪を防止するサヴァン症候群の捜査官の話らしい。
公式サイトには、
「『サヴァント』として知られる潜入捜査官が、オンラインのヘイトグループに潜入し、国内の過激派が行動を起こす前に阻止しようとする物語」
と記されている。
要するに、保守派は「犯罪をおこしそう」と決めてかかっているような話。
チャーリー・カーク暗殺事件の後なので、こういう「保守派を悪魔化する」ドラマは自粛せざるを得なくなった、ということのようだ。
バラエティ誌は以下のように報じている。
Apple TV+は衝撃的な決定を下し、ジェシカ・チャステイン主演のドラマシリーズ「サヴァント」の配信を延期した。これは、巨大企業がトランプ政権に怯え、圧力が発生する前から圧力に屈していることを示す、またしても冷酷な例だ。同シリーズは9月26日に配信開始予定だった。
「慎重に検討した結果、『サヴァント』の配信を延期することを決定しました」と、Apple TV+の広報担当者はバラエティ誌への声明で述べている。「ご理解のほどよろしくお願いいたします。後日、シリーズを配信できることを楽しみにしています」
(バラエティ 2025/9/23)
詳しくは、上記の動画を見てほしい。
保守派を「悪魔化」する映画やドラマは、アメリカで定番だ。
アメリカ最初の長編映画といわれる「国民の創生」(1915)では、白人至上主義のKKKが英雄として描かれていた。
その後、とくに1960年代以降は、それとはまったく逆に、保守派が悪者にされ、左翼リベラルが英雄になる。
いちばん有名なのは、主人公のヒッピーが地方の保守的な白人に殺される「イージーライダー」(1969)だろう。
以後、「保守派=悪」と決めつける映画は、枚挙にいとまがない。
今回の「サヴァント」で私が思い出したのは、Netflixの「月影の下で」(2019)だ。
少し前の映画だから、ネタバレしますが、ネオナチの白人至上主義者たちが世界を破滅させるということで、未来から来た女が彼らが行動を起こす前に殺していく話だった。「サヴァント」に似ている。
日本も例外ではない。
保守派というだけで、「戦争を起こす」と言われる。新しく自民党総裁になった高市早苗さんもそう言われたし、安倍晋三さんもそうだった。
あいつは戦争を起こしそうだ、ヒトラーだ、と言われれば、憎悪が正当化され、襲撃される可能性が高まる。それを狙っているかのようだ。
安倍さんを「悪魔化」するために、東京新聞記者の原作を元に「新聞記者」という映画ができた。
この映画には、日本アカデミー賞を含め多くの賞が与えられた。左翼偏向が言われるNetflixでも配信された。
そうした「保守の悪魔化」のおかげで、安倍さんは殺され、望月衣塑子はいまタワマンに住むという。
3年前、安倍さんが殺された時から、私は「保守の悪魔化をやめろ」とずっと言ってきた。
私なんかが言っても効果がないのは仕方ないが、そういう声が十分に大きくなることはなく、日本のメディアにほとんど変化がなかった。
しかし、今度のチャーリー・カーク暗殺事件は、アメリカのメディアやエンタメ業界を大きく変えつつあるようだ。
遅ればせながら、日本も変わってほしいものだ。
右翼や保守を英雄に描けというのではない。リベラルや左派の視点を当たり前と思うな、そして「保守の悪魔化」を当たり前と思うな、ということだ。
私はテレビを見ないけど、NHKのドラマなんかは、いまだに「リベラル視点」のドラマばかりだと聞いている。
これまでは、リベラル好みでないと、ポリコレでキャンセルに追い込まれた。
いま、その逆の現象が起こり始めている。
リベラルが当たり前だと思っていると、ビジネス的にも大きな損害をこうむる。そういう時代になりつつあるということだ。
<参考>
