有名ヤクザ映画「修羅の群れ」無料配信中
YouTubeの「TOEI Xstream theater」で「修羅の群れ」(1984)が無料配信中だ(9月25日まで)。
松方弘樹が、稲川会初代総裁の稲川聖城(本名稲川角二)を演じる。劇中の役名は稲原龍二。松方が生涯の代表作とした映画だ。
賭場のシーンで、ある客人を「うるせい、この韓国人!」とサベツする別の客人を、稲原(松方)が「韓国人も日本人もあるか!」と叱り、「同じ人間じゃないか」と諭す。それに感激した客人役の張本勲(ゲスト出演)が稲原に礼を言う、という有名なシーンがある(開始33分あたり)。
なぜ有名かというと、2代目快楽亭ブラックがよくネタにしていたからだ。ブラックは日本映画評論家でもあった。
ブラックは、ここは「韓国人」ではなく「朝鮮人」が自然だが、自主規制したのだろうと言っていた。
私は2002年のビデオリメイク版(やはり松方主演)は見ていたのだが、このオリジナルの劇場版を見たのは初めてだと思う。共演の鶴田浩二がかっこいい。
東映ヤクザ映画の末期で、オールスターキャストなのに、さすがに80年代では大ヒットはしなかった。しかし、つくっておいてくれてよかったと感じる。今なら自主規制どころかコンプラ的に企画が通らない。
「修羅」という言葉がVシネによく使われたように、のちのヤクザ映画に影響を与えた歴史的1本だ。
