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人類データベース化計画 イーロン・マスク氏への提案

さっき昼間っからワイン飲んで酔っ払ってたら(老後最高!)、ノーベル賞級のアイデアを思いついた。

忘れないうちに書いておこう。

酔っ払ってスマホをいじり、以下のポストを見て思いついたのだ。

電子書籍を要約できるサービスが生まれたという。


ソースネクストの「0秒読書」というサービス 電子書籍や資料をキャプチャし、PDFを作成するソフトとのことなのだけど、法的にどうなのかは置いておいて紙の本をスキャンよりはスマート。 (これも電子書籍をページ送りしてのキャプチャだけど)



アメリカの警官のボディカメラみたいな奴、GoProみたいなアクションカメラのさらに小さい奴を開発して、生まれた時から実装するようにする。

たとえばコンタクトのように目に装着して。

人が、生まれてから死ぬまでの人生が、すべて記録されるようになる。


その記録は、クラウドベースで保存されて、基本、本人のみデータにアクセスできる。

もう脳による記憶の歪みはなくなり、すべてが事実のとおりに記録される。

あれ、どうだったかなあ、と昔のことを思い出すのに便利だ。


亡くなったら、地域のデータ図書館にデータを寄贈できる。

その人の全人生が、まずいところは削除するAIによって要約されて、遺族や知人が閲覧できる。

「骨」を保管するなんて、ナンセンスでしょう。

遺されたデータが、その人の「墓」になり、永久に残る。

また、有名人や、面白い体験、ユニークな体験をした人のデータは、図書館でいかなる「本」より人気になるだろう。


このシステムの最大の長所は、犯罪を予防できることだ。

なにしろ、防犯カメラを肉体化しているようなものである。

どんな犯罪者も、カメラの前で犯罪をおかすのをためらうだろう。

また、冤罪をかけられた時、自分のアリバイを主張する時にも使える。


防犯カメラが町中に張り巡らされたあとは、結局そういう方向に行くと思われる。

もちろん、そんなすべてが記録されるような、超管理社会はイヤだ、というレジスタンスはいるだろう。

それはそれで結構だが、犯罪の被害者になるリスクと冤罪のリスクを、彼らが一手に引き受けることになる。

警察機能も、ほとんどそういう「無記録人」のためのものだから、そのコストを負って、重税を払ってもらわなければならない。

それがいやだから、たぶんすべての人類が、カメラを内蔵するようになるだろう。


とくに、政治権力者は、警官のボディカメラと同様の意味で、カメラの内蔵が義務づけられる。

それは、死後何年か後に、一般公開が原則となる。

いかなる「オーラルヒストリー」より確かな歴史資料が得られる。

歴史家は、そのデータを使って、歴史を書くだろう。

いや、そうしたデータを、AIで要約すれば政治史や外交史になるから、歴史家はいらなくなる。


すべてが記録されるなんて、人生の感動がなくなる、と感じる人もいるかもしれない。

でも、今だって、みんなスマホで写真や動画ばかり撮ってるじゃないか。

むしろ、最初からすべて記録されていたほうが、「現在」に集中できるというものだ。


そんな全人類の一生分のデータを、どこに保管するのか、という問題があるかもしれない。

そこでだ、イーロン君に、データを月や火星で保存するよう考えてほしい。

人間を他の惑星に送るのは大変だが、データセンターを作るだけなら、はるかに容易だろう。

イーロン君は、いつ人類が滅亡してもいいように、地球以外に文明を保存したいそうだから、このやり方のほうがその目的に合っている。


すべての人の記録が保存されるようになると、人間はどう変わるだろうか。

私は、それに関心がある。

人類の行動は変容するだろう。

すべてが記録されるとなれば、多少は立派な行いが増えるのではないか。

あるいは、記憶しなくていいとなると、脳が退化していくかもしれない。


すべてが記録されるとともに、人類は新しい次元に入る。

新しい時代を、BC、ADのあとの、DA(Data Available)時代と呼ぼう。


書いているうちに、酔いが醒めてきて、たいしたアイデアとは思えなくなってきた。

この程度のことは、SF作家とか、みんな考えているだろう。


でも、いまは、SFよりも実現可能性があるのではないか。

イーロン・マスクの天才と財力があれば、実現できるアイデアではないか。

あとは頼んだ。



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