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発見!「イカゲーム」の暗号 「456」の意味と電話番号の秘密【ネタバレあり】


昨日、韓国人「JIN」のYouTubeチャンネルを見ていたら、なぜ「イカゲーム」の参加者数(同時に主人公の背番号)が「456」なのか、考察していた。

「456」は、「123456789」という数列の中間値だ。

「123」でもなく、「789」でもない。資本主義社会では、大多数が「中間」を安全だと思って選ぶ。資本主義における同調圧力を表している、と「ユニクロ」人気を例に解説していた。

数列の中の順番を選ばせる、という場面は、第5ゲームの前にもある。そして実際に、中位の数字から埋まっていく。VIPの一人はそれを見て「群れの中央が安全だからな」と言う。

「456」は、劇中で何度も印象付けられる。賞金総額456億ウォン。最終回では暗証番号としても登場する。

何か意味があるのだろうと思ったが、JINの解説でなるほどと思った。

JINが言っていない、私が気づいた点を1つ。

現実に存在したとして騒動になった作中の電話番号(ゲーム参加の連絡先)。

冒頭の数字を除けば「650ー4006」で、やはり「123」「789」が排除されている。

(なお、この電話番号の場面は差し替えられるとのこと)

「イカゲーム」脚本の最も優れいてる点は、第2回で、参加者の多数決によってゲームを中断するところだと思う。

最初「カイジ」とかのパクリね、はいはい、と油断して見ていた視聴者も(私だが)ここで、「あれ、なんか違うな」と座り直したのではないか。

この「中断」にあたるような展開が、先行デスゲーム作品にあるのかどうか知らないが、私には「イカゲーム」の独創性を象徴する部分に思える。

そして、この展開によって、「民主主義」「自由」の保障が、実は表面的なものに過ぎないという、資本主義批判の最も鋭い表現になっている。

投票中の参加者どうしの諍いに、「民主主義のプロセスを乱す者は許さない」と銃を突きつけて介入してくるスタッフの姿は、その奥深い皮肉で、この作品の中でも屈指の名場面だ。

また、この中断期間を利用して、第1回のゲーム開始までにできなかった各キャラクターの彫琢がおこなわれる。この部分がないと最後の感動に結びつかない。巧みな脚本というしかない。

多数決の場面では、票が100対100で別れた後に(なぜ201人生き残らせたのかがここで分かる)最後の決着票は、投票順で最後の「1番」に託される(なぜ彼が「1番」なのかもここで分かる)。

なぜ「1番」が、長考の末に「バツ(中断)」を押したのか。

その意味は、「イカゲーム」を最後まで見た後に、また考えさせられることになる。(解釈は視聴者に開かれている)

「民主主義」の皮肉も、「456」も、結局は資本主義から逃れられない我々の運命を描いている。我々はそれを「選び取る」人生を強いられているのだ。

だから、「イカゲーム」を見終わった後に起こるのは、怒りというより、厳粛な思い、人間同士への哀れみの念だ。

安っぽい社会派の告発ではなく、象徴を駆使して描いているのは、ギリシャ悲劇のような運命の確認なのである。そこにこの作品の文学性、傑作である所以があると思う。

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