はじまりは、白のうしろに黒があるということ
4月である。
2025年が「スタート」して、早いもので3ヵ月が経った。
「毎日新しい自分がスタートしてるんだぜ!」
…なんて、小っ恥ずかしいことは言うまい。
そんな感覚で日々生きている人は、そんなに多くないと思う。
さてさて、〈スタート〉
実は私は、【レンタルかよさん】という1人人材派遣のような事業(と言ったら大袈裟だが)を始めた。
きっかけは〈レンタルなんもしない人〉さんとの出会いだった。
もともと医療職についていた私だが、実は「重圧」というものにものすごく弱かった。
HSS型HSPの特質〜刺激に敏感、感じ取る、先読みする〜このあたりが機能して仕事はできて、実際、いろいろな仕事を任された。(勝手な思い込みかもしれないが)
しかし、ワーカホリックになり、疲弊してバーンアウトする。
加えて重圧がかかればかかるほど、パフォーマンスが落ちる。いっときは精神的な病にも苦しんだ。
そんなこんなで、3年以上同じ仕事に就くことができなかったのだ。
そうして転職を繰り返すうちに、自己肯定感はダダ下がりになり、〈社会不適合者〉と自分を評するようになった。

過去の話はそのくらいにするとして。
じゃあなんで【レンタルかよさん】に行き着いたのかというと、
初めは「重圧のない仕事がいい」というところからのスタート。
「『いてくれるだけで助かる』とか、そういうのだったらすごく幸せ」なんて話している時に、友人が思い出したのが、前述の〈レンタルなんもしない人〉さん。
「これいいんじゃない?」
その存在を知った時の、目からウロコ感たらなかった。
コミュニケーションも得意じゃない。
これといって突出したものもない。
だったら「なんもしない」。
そういう発想法があるのか、と。
責任・重圧。
生きてればそういうものは必ず付いて回るわけだが、「しなければならない」があまりに大きすぎると、私はつぶれてしまう。
それならば、「ちょっとしたヘルプ」をコンセプトにできないか。
そして、この転職回数と主婦業務や音楽・芸術なんかの趣味も活かせないか。
それで辿り着いたのが、【レンタルかよさん】だったわけだ。
なにも、不得意なものにしがみつく必要はない。
得意を活かせばいい。
(それができたら苦労しないよ)と訝しく思っていたけど、なんのなんの〈発想の転換〉だったわけだ。

「だったらやめれば?」
っていう究極の選択はやや乱暴な気がして、私はあんまり好きではないけれど。
しんどいなぁ
ダメだなぁ
そう思った時は意外にチャンスかもしれない。
その裏には必ず「○○だったらいい」が眠っているから。
ただ、必ずと言っていいほど、
「でも」「だけど」「どうせ」の〈3D〉が邪魔をしてくる。これもまた、自分を傷つかせないための防御反応なのだけれど。
どちらが優勢になるかは、その場面になってみないとわからない。
その時の自分の残HPだったり自分以外の状況だったりが影響するだろうから。
…怖いしね。真逆にひっくり返すのは。
だから、ちょっとだけ背中を押せたらって思ったわけです。
拗れる前に、まだ力の残るうちに。
目からウロコを味わって、新しいステージに立ってみてほしいな、と思う。

こんなこといいな。
できたらいいな。
…そう。まさにドラえもんの歌。
長年のコンプレックスだった、
〈器用貧乏〉は〈器用富豪〉になる。
〈飽きっぽい〉は〈経験豊富〉になる。オセロの黒を白にするが如く、新しいステージがスタートしたのだ。

