「自由とは選択できること」これがしあわせの鍵なんだね。 橘玲さんの心に沁みた言葉 No.362〜370
『いいか、あんな大人になるんじゃないぞ』
グサッと胸に突き刺さりました。
本書の”はじめに”で取り上げられている言葉です。
今回読んだ本は、橘玲(たちばなあきら)さんの『親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの? 人生という「リアルなゲーム」の攻略法』筑摩書房
です。
先に上げた言葉は、著者の橘玲さん曰く、
お店の長い有人レジの行列を横目で見つつ、無人レジでスマートに会計を済ませる”おしゃれなジャケット”を着た”ブランド物の革のバック”をもった父親が
わが子にかけた言葉とのこと。
人間って、「これは不合理だな」って感じていても、不安やただ何となくで
つい慣習どおりの行動をとってしまいがち。
「こちらは混雑しますので、あちらをどうぞ」とわざわざ案内されても、
ただいたずらに並んで時間を潰す不自由な人々。
これは案内人の迷惑も自分の時間の無駄にも配慮しない行動だと、
傍から見れば理解できるけど……当事者だと”灯台下暗し”でわからなくなるものです。
父親が我が子に投げた言葉はずばり、
「不合理な人間模様に流されず、状況を見極めて合理的な行動をとる賢い自由な人になれ」という、橘玲さんの読者に向けたメッセージだと、わたしは理解しました。
お金儲けだけじゃなく、災害の現場でサバイバルするにも役立つ考え方!
十分なインパクトをうけました。
お金持ちになるには、市場経済という”合理的なゲーム”に参加することが大事なんだ。
ゲームで成功するには、まずゲームの仕組み(ルール)を理解して、その仕組みを正しく活用する必要があるよね。それを知らずにバカやっている大人って多いんだよ。
どうしてそうなるかって?
それは”人間って、合理的じゃない”からさ。
豊かな人生を手に入れるための、
合理的なゲームに参加するための必須のルールをこれから伝えるから。
いまのうちからしっかり身につけるんだよ。
曲解していたらごめんなさい。
けど、つばっくろーは橘玲さんのメッセージをこのように受け取りました。
ルールは大きく9つのステージにわけて、猫のキャラクターを交えて優しく説明されています。
どんなルールかは、下手っぴなわたしが説明するより読んでいただくほうが早いので割愛します。
市場経済のルールを熟知していないわたしです。
冒頭の父親に「あんな大人」呼ばわりされる行動を容易にとっていたヒトでした。
文章を追うごとにココロが痛む内容ばかり。「そういうことだったのか〜」と目からウロコがボロボロ溢れ落ちました。
市場原理を理解していないがために、痛い目にあった「あんな大人」のわたし。どんな感じだったかといいますと……
ココで長い話をごめんなさい。
15年前に専業主婦から看護師業に復帰したわたし。
当時、復職研修を受けたものの10年近いブランクで、キャリアは”化石”。
そのうえ小学生2人と未就学児2人、計4人の子供の母親で、子どもたちをサポートしてくれる縁故者は近くになし。
見切り発車も甚だしい。でも「なんとかなる」で出発しました。
即戦力を求める医療機関は、どこも不採用。
最終的に、知り合いに紹介してもらった訪問看護事業からキャリアを再スタートしました。
研修や学会聴講などの学習機会もいただき、10年近くお世話になった事業所でしたが、仕事中のもらい事故が原因で退職。
私を雇ってくれるところなんかないのでは……との不安が走って、
目指すルートはブレませんでしたが、十分な検討もせず、紹介されるままに転職でつないできました。
「いちど、ご自身のキャリアを棚卸ししてみませんか?」
昨年12月に訪れたハローワークの担当官から投げかけられた言葉でした。
ずっと雇用保険を掛け続けてきて、一度も利用することのなかった「ハローワーク」。昨年12月に離職する前にはじめて訪れて、それから今年の4月までお世話になりました。
これまで転職する際は、「知り合いの紹介」「民間斡旋会社の紹介」を頼りにしていました。現職は「ハローワーク」を通してつながりました。
初めてハローワークの底力を思い知りました。
キャリアの再スタートから今日まで、何を求め、どう渡り歩いてきたのかを書き出したところ
地域医療を軸に、看取りまでを視野に入れた生活者のケアをコツコツ続けてきたことを確認。自分がやりたい軸は今も保てており、次に目指すところがはっきりしました。
最後の職場を離れるときに、体調を崩してたため、
求職活動しながら失業給付も受け、自分自身のケアも続けられました。
安心と安全が確保されたので、再就職先も担当官の方に壁打ちしながら十分検討の上、選ぶことができたのです。
ここで疑問。どうしていままで、ハローワークに行かなかったんだろう?
答えは、「ハローワークという選択肢を知らなかった」から。
本来なら、棚卸ししながらキャリアアップの方向性を修正したり、
カラダや家族を振り返る時間を取りながら
自分本来の道をぼちぼちいけばいいものを。
自分の心身の悲鳴も顧みず、ずっと止まらず走り続けてきたのは、
「あなたは必要ありません」
を言われたくなかったから。
他者の評価にすがり、自分で選択肢を狭めていたんです。
メール一本、電話一本で簡単につながるところにすがりました。
依頼側から集めた広告宣伝費を資金源に、迅速な斡旋を行う民間の斡旋業者と
公的資金と法律をバックアップに、長い企業とのつながりを盾に労働者の生活支援も含めて斡旋を行うハローワーク。
どちらが個人を大切に扱ってくれますか?
わたしは「止まると死ぬ」ぐらいの恐怖感で邁進してきて、挙げ句は経済的・社会的に死にかけました。
冒頭の「いいか、あんな大人になるんじゃないぞ」と後ろ指をさされるひとりです。
わずかな救いは、続けてきたキャリアと学びが、複利となって現職で有効に活かせることです。
わたしにはちょいと遅かった(レバレッジを利かすには時間が短すぎる)けど、子ども、未来の孫にはまちがいなく役に立つ。
そんなご著書です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
橘玲さん、ステキなご著書をありがとうございました。
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