スマホを取り上げても解決しません!!
その子がスマホにしがみつく“本当の理由”を見てください
こんにちは。
フォレストの撹上です。
最近、本当に増えています。
「スマホばかり見ています」
「取り上げると大暴れします」
「夜中までやっていて、朝起きられません」
「学校にも影響が出ています」
「これって、もう中毒ですよね…?」
保護者の方の苦しさが、すごく伝わってきます。
毎日注意しても変わらない。
優しく言ってもダメ。
強く言えば親子関係が悪くなる。
放っておけば、どんどんひどくなる。
本当にしんどいと思います。
WHOは「スマホ中毒」という言葉を、正式な病名として定義しているわけではありません。
WHOがICD-11で正式に位置づけているのは、スマホ全体ではなく 「ゲーム障害」 です。ゲーム障害では、コントロールできないこと、他の活動より優先してしまうこと、問題が起きても続けてしまうこと、そして生活に大きな支障が出ていること が重視されています。
ただし、だからといって
「スマホの問題は大したことではない」
という話では、まったくありません。
WHOは、インターネット、パソコン、スマートフォン、その他の通信機器の過度な使用が、公衆衛生上の大きな課題になっていると述べています。2014年以降、WHOはこの問題について専門家会議や検討を重ねてきました。
つまり、私たちが見ないといけないのは、
「スマホを使っているかどうか」ではなく、スマホによって生活が壊れていないかどうかです。
たとえば・・・
夜、やめられない。
朝、起きられない。
学校に行けない。
約束が守れない。
家族とのケンカが増える。
勉強よりスマホ。
睡眠よりスマホ。
現実よりスマホ。
ここまで来たら、
もう「好きだから」で片づけてはいけません。
私は、この問題を見ていていつも思います。
スマホにのめり込んでいる子は、怠けているのではありません。
その子なりに、スマホに逃げ込まないとしんどい状態になっていることが多いのです。
学校でずっと気を張っている。
怒られることが多い。
友達関係で疲れている。
うまくいかないことが続いている。
切り替えが苦手。
不安が強い。
現実の中で「できた」が少ない。
そんな子にとってスマホは、ただの遊び道具ではありません。
安心できる場所になっていたり、
何も考えなくていい逃げ場になっていたり、
失敗しなくて済む世界になっていたりします。
だから、取り上げた瞬間に荒れるのです。
これは、親の育て方が悪いからでも、子どもが根性なしだからでもありません。
その子の中で、スマホが“命綱”みたいな役割になっている可能性があるのです。
ここを見誤ると、対応は全部ズレます。
「甘やかしてはいけない」
「ルールを守らせないと」
「もっと厳しくしないと」
もちろん、それも大事です。
でも、そこだけでは立て直せません。
なぜなら、問題はスマホそのものではなく、その子がスマホに頼らないと持たない状態にあるからです。
だから必要なのは、
スマホを力ずくで取り上げることではなく、
まず見立てることです。
この子は、何がしんどいのか。
何から逃げているのか。
何が苦手なのか。
どこでエネルギーが切れているのか。
何があると落ち着けるのか。
どうすれば、スマホ以外の世界に戻ってこられるのか。
ここを見ないで、
「やめなさい!」だけで進むと、
親子バトルが激しくなるだけです。
そして、保護者の方に一番伝えたいのはここです。
スマホの問題は、早く介入した方がいいです。
「そのうち何とかなるだろう」
「みんな使っているし」
「反抗期だから仕方ない」
そう思っているうちに、
昼夜逆転
不登校
学力低下
家族関係の悪化
自己肯定感の低下
こういうものが、じわじわ積み上がっていきます。
WHOも、過度なデジタル機器使用による健康影響を公衆衛生上の問題として扱っています。単なる流行りの言葉ではなく、世界的に見ても軽く扱っていいテーマではありません。
だから私は、保護者の方に言いたいです。
スマホを悪者にしすぎないでください。
でも、軽くも見ないでください。
そして何より、
「この子、なんでこんなにスマホにしがみついているんだろう?」
と考えてあげてください。
そこに、必ずヒントがあります。
スマホを見ている我が子の奥に、
見えていない困りごとが隠れているかもしれません。
不安かもしれない。
疲れかもしれない。
孤独かもしれない。
失敗体験の積み重ねかもしれない。
発達特性からくる切り替えの難しさかもしれない。
そこまで見て、初めて、支援が始まります。
スマホの問題は、
「取り上げる技術」の問題ではありません。
その子の苦しさを見抜く力の問題です。
もし今、
「もう家庭だけではどうにもならない」
「毎日スマホのことで怒ってばかり」
「学校にも影響が出てきた」
という状態なら、
それは、相談していいサインです。
いや、相談した方がいいサインです。
問題が大きくなってからでは、立て直しに時間がかかります。
まだ戻れるうちに、
まだ親子で話せるうちに、
まだ本人の中に“助けて”が残っているうちに、
動いてほしいと思います。
フォレストでは、
スマホをただ禁止するのではなく、
その子がなぜそこまでスマホに頼るのか
を見立てながら、生活・学習・気持ちの土台から一緒に整えていきます。
「うちの子のことかもしれない」
そう思った方は、早めにご相談ください。
最近・・・
私は、スマホと距離を置いています。
以前と比べたら、デジタルデトックスができたなと思います。
その代わり・・・
読書中毒になっていますが(笑)
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