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積極的分離理論の解析 〜思考の方向性〜

こんにちは。Amelie(アメリー)です。
今回は、「積極的分離理論の解析 〜 思考の方向性 〜」について書いていきます。積極的分離理論シリーズの第4弾です。

積極的分離の渦中に自分の脳内で起こっていたことと照らし合わせて、これまでに積極的分離理論の考察と解析を行ってきましたが、また少し解析が進んだので続編を書くことにしました。

今の状況がとても苦しい方にとって、前に進むために、上に上がるために、少しでも参考になれば幸いです。


積極的分離理論の遂行イメージや突破法などについては、「積極的分離理論の解析」に書いておりますので、そちらをお読みいただいた後の方が本記事の内容を理解しやすいかと存じます。

積極的分離理論に関する記事は、こちらからご覧ください。




■自律力=自我や我欲を打ち消す力


何故、積極的分離を引き起こすのか。積極的分離を繰り返した先で、無私になるのは何故か。利他精神に溢れているギフテッドの思考回路と行動原理は、「思考の方向性」が鍵になっています。


思考の海の深部へと潜ってきた後、こちらのつぶやきにも書いた通り、積極的分離を引き起こすギフテッドは、ある条件下において、普通の思考の方向性を持った人間とは、思考回路と行動原理が真逆になる場合があります。


「思考の方向性の制御」を覚えることは、積極的分離レベルを上げる際に重要な能力になってきます。


本来、人間には欲求があります。我欲が薄いといわれるギフテッドではありますが、最初から欲求が少ないというわけではなく、生来、持っていた欲求が積極的分離によって徐々に薄れていきます。

積極的分離を引き起こしていない場合は、自身の欲求を保持したまま、自己実現に向けて行動することが可能です。しかし、積極的分離を引き起こしてしまうと、「(自分が)~したい」という欲求よりも、「(他者に)~させたくない」という方向に自制心が強く働くようになり、我欲を打ち消す力が強く働くようになります。


自分のせいで、「(他者に)~させてしまう」ことが、何よりも苦痛に感じるんです。だから、自分が嫌な思いをしてもいいし、大変な思いをしてもいいから、「(他者に)~させない」ことを優先します。

また、自分の欲求を打ち消して、自己否定をすることで苦しんでいるだけでなく、周りの人から他者を優先する行為を否定されることにも苦しみを感じています。

単に自己犠牲を良しとして、考えなしで行動しているわけではないのです。その時の状況や、それぞれの人と関係性、あらゆる選択肢を考えた上で最適な答えを打ち出し、最善となる行動をとろうとしていることを、ただの自己満足として捉えられることも悲しいのです。

・・・


積極的分離の渦中で、何度も自問自答を繰り返し、自身の欲求と葛藤します。自分はこのまま進んでいいのか、自分は何もしない方がいいのではないか、自分が何かをする方が事態を悪化させてしまうのではないか。

他者に迷惑をかけてしまう、嫌な思いをさせてしまうなど、他者に不利益を与える、負の部分を相手に負担してもらうことが苦痛に感じます。だから、自分が不利益を被っても、他者が利益を得られるようにしたい。


積極的分離が激しい状態では、どちらに思考の方向性を持っていくのか、従欲と自律の間で揺らいでいます。



■自律力は推進力と抑制力になる


ギフテッドの特長として、利他精神に溢れているとよく書かれていますが、それは他者に感謝されてこそ成り立つものです。ギフテッドが行ってきた行為が周囲の人から、ただのおせっかいや迷惑行為だと認識されていたら、利他精神に溢れていることが特長にあげられていないでしょう。


何故、ギフテッドが利他精神に溢れていると言われているのか、改めて考えてみました。それは、ある条件下において、ギフテッドの思考の方向性が、普通の人とは反転することがあるからだと気づきました。

同じフラクタルを持った生まれた人たちが紡ぐ言葉や文章、言動を観察すると、その共通点や特徴がよく分かります。


①普通の思考性を持った人間同士の場合

普通の人間同士の場合、思考の方向性が同じ向き(自分を優先する)になっています。

それぞれが自身の欲求を追求すると、目的や目標が異なる場合は互いの距離が離れていきます。また、それぞれが自身の欲求を相手に要求すると衝突してしまいます。

思考の方向性について、簡易的な図を作成してみました。

図1)目的や目標の異なる人間同士が、それぞれの欲求を追求/要求する場合


②普通の思考性を持った人間とギフテッドの場合(反転)

ギフテッドの場合、ある条件下において、思考の方向性が反転する(相手を優先する)ので、相手が自身の欲求を追求するとギフテッドの自律力が推進力になります。

ギフテッド思考の方向性が反転している場合は、相手が自身の欲求をギフテッドに要求すると、ギフテッドの自律力が抑制力になります。

ギフテッドの自律心は自我や我欲を打ち消す力、内向きに働く力になっているからこそ、目的や目標が異なる場合でも、他者の推進力や抑制力になり得るのです。


図2)ギフテッドの自律力(反転)が相手の欲求実現の推進力/抑制力になるケース


③普通の思考性を持った人間とギフテッドの場合(正転)

ギフテッドの思考の方向性が正転の場合、相手が自身の欲求を追求するとギフテッドの自律力が推進力になります。

また、この場合、相手が自身の欲求をギフテッドに要求すると、ギフテッドの自律力が抑制力になります。


図3)ギフテッドの自律力(正転)が相手の欲求実現の推進力/抑制力になるケース


先ほど、「ギフテッドの自律心は自我や我欲を打ち消す力、内向きに働く力になっているからこそ、目的や目標が異なる場合でも、他者の推進力や抑制力になり得る」と書きました。

自律心が正転となる状況や条件がどのようなものか、想像できますか。


実際は、登場人物も2人ではなく複数の人間が存在していて、1対1の対人問題ではなく、さまざまな問題があり、それぞれの要素が複雑に絡み合っているので、複合的に考える必要があります。

今回は敢えて、抽象的で平面的な図にしています。同じフラクタルを持っている人なら、ポイントに気づけると思います。それぞれの座標と時間軸がどうなっているのか。

下から支えるか、上から引き上げるか。
先陣を切って突き進むか、しんがりを務めるか。


積極的分離を繰り返していく中で、この思考の方向性(正転/反転)の制御を身につけることができると、かなり生きやすくなってくると思います。


レベル4以上のギフテッドが統治している場所の雰囲気が他とは異なるというのは、おそらくこれが理由でしょうね。

レベル4では、ひたすら他者を知り、社会を知り、世界を知る体験学習になります。実戦訓練を積んでいくことで、あらゆる視点や立場から物事を考えることができるようになり、問題解決能力も向上していきます。

問題解決能力を培い、思考の方向性の制御ができるようになると、組織や周囲の人に安心感を与えたり、活気づけることができるようになります。



あとがき


今回は、「積極分離理論の解析 ~思考の方向性~」について書いてみました。

積極的分離機構のスイッチが入ると、同じ方向性で、同様の経路を辿っていき、人格の分離と融合を繰り返して、やがて、思考や精神が収束して、落ち着いていくのでしょう。

今の状況がとても苦しい方にとって、前に進むために、上に上がるために、少しでも参考になれば幸いです。


最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。



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