もし父になれたら、子に伝えたい6つの金融知識【高校生・大学生向け】

兵庫県姫路市にある個別指導塾「個別指導Kame-up(かむあっぷ)」です。

全く結婚できる見込みがない私ですが、もし子をもつ親になったときに、子どもに伝えるであろう未来のお父ちゃんの知恵袋を書き綴っていきます。
どうぞ最後までお付き合いよろしくお願いいたします。

【本記事を読むにあたっての注意点】
本記事では投資について触れていますが、投資に絶対はありません。
過去に何度も暴落を繰り返してきた歴史もあります。
(その後、回復して右肩上がりに増えているわけですが)

暴落が起こったときに、周りの人のせいにする他責思考の人は投資は辞めましょう。
自分で正しく学んで、理解した上で始められる有能な方だけが資産家への第一歩である投資を始めて欲しいと考えています。


① 20代のうちに、最低100万円。できれば300万円以上資産を築こう!

若いうちは、金はすべて経験に使え!と言う人は大勢居ます。
それは一理ありますが、無責任だとも思います。

私であれば、
20代のうちに少しでも良いから資産を築きなさい。
と伝えます。

私の体感ですが、若いうちはお金を使え!という考え方で生きてきた人は、歳をとってからも浪費が止まらない場合が多いと思います。

それはなぜか?
お金の管理をするという経験をせずに歳をとってしまったからです。

お金の管理をするというのも重要な経験です。
逆に、お金を使って蓄えた経験は、今の私たちに何か価値を与えているのでしょうか?

パチンコ・タバコ・お酒・見栄のための高級品・キャバクラ等の夜のお店…
これらを通して得られた経験は、お金の管理をするという経験に勝るものでしょうか?

・本をたくさん購入して読む
・訪れたことのない場所に旅行する
・資格をとるためのスクールに通う

私も、このような知見を広げるお金の使い方には賛成です!
しかし、目先の快楽を得るためだけの娯楽や高級品にお金をかけることを、経験と呼ぶのには否定的です。

20代のうちに身につけたお金の管理力は、その後の長い人生を生きぬく力となるはずです。
その第一歩として、20代のうちに最低でも100万円~300万円の資産形成をすることをオススメします



② 一攫千金を狙うな!

世の中には一攫千金を狙う儲け話が溢れています。
しかし、その儲け話の多くが詐欺であり、
もし詐欺でなかったとしても、
一攫千金で手に入れたお金が
人生全体における幸福度を上げるとは思えません

一攫千金の代表格は宝くじでしょう。
(そもそも宝くじは当選する期待値が低すぎるため、「愚か者に課せられた税金」などと呼ばれていますが…)

例えば、宝くじで1億円当選したとします。
あなたは何に使いますか?


少し考えてみてください。

回答が出た方は先にお進みください。




ここで、「○○を購入する」と答えた方は危険かもしれません
なぜなら、その方はお金を消費するものと考えているからです。

1億円は大金のように感じますが、
いざ贅沢三昧の生活を送れば一瞬でなくなります。

ただ無くなるだけであれば良いのですが、
1億円の贅沢を覚えた後、元の生活に抵抗なく戻れるでしょうか?
これまでちょっとした贅沢に幸福感を感じられていたはずなのに、1億円の贅沢の後では、ちょっとした贅沢では全く幸福感が感じられないはずです。

その結果、1億円を手にする前よりも日々の生活が不幸になってしまう場合があります。


しかし、この1億円を貯金や投資に回す場合はどうでしょう?

【1億円を貯金に回す場合】
先ほどとは違い、生活水準は全く変わっていません。
その上で1億円の資金があるわけなので、いざとなれば会社を辞められる or 大きな出費にも全く動じない状態になります。

特に裕福になっている感覚はないものの、見えない形で精神的な防御力を高めてくれます。
これであれば、先ほどとは違い不幸になることはありません。
むしろ、1億円を持っている安心感から幸福感も増すでしょう。

【1億円を投資に回す場合】
例えば、半分の5000万円で高配当株を買ったとしましょう。
税引き後の配当利回りが3%だと仮定すると
毎年150万円の配当金が入ってきます。

月に換算すると、約12万円の副収入です。
これで贅沢をしましょう。

そうしても、5000万円には全く手を付けていないわけなので、資産は減りません。しかし、これまでよりも毎月12万円多く贅沢ができます。

そして、株価も購入時点より値上がっていくことが多いです。
※余程の外れを引かない限り株価はだいたい上がります。

そのため、5000万円が数年後には6000万円や7000万円に増えている可能性が高いです。

このように投資をした場合には、(株価が大きく下がらなければ)資産を減らすことなく、日々の生活を豊かにすることができます

しかし、現実問題、投資家は宝くじを買いません
宝くじを買うより、株を買う方が多くのリターンが見込めるからです。

以上のような理由から、宝くじのような一攫千金で一気に稼いだ場合でも、そのお金を持つのに見合った金融リテラシーを持ち合わせていないので、かえって不幸になる可能性が高いのです。

そして、その金融リテラシーはコツコツと自分の力で資産を増加させていく中で身についていきます
だからこそ、①のように若いうちから、自分の力だけで資産形成をしていく能力を磨いていく必要があるわけです。


③金利の高い借金はするな!

投資家の人達であれば、必ず意識しているのが金利です!

では、金利はどのくらいから高いと考えられているのか知っていますか?
次の中からお選びください。

①3%  
②7%
③10%
④15%


答えには当然、個人差があります。
その上で、投資家の多くの人達が高いと思うであろう金利はというと、
②7%、③10%、④15%の3つになります。

ここからはその根拠について記載していきます。
まず、多くの投資家が信頼している投資先に
S&P500やオルカンといったインデックスファンドがあります。

そして、これらの長期投資における平均リターンは年利5%~10%程度。
投資家は、1年につき5%程の資産が増えることに期待して、株を買い続けています。

しかし、借金の金利が7%や10%を超えてくると、投資による資産増加より速い速度で、資産が減ってしまいます
そのため、投資についての知識がある人ほど、5%を超える借金を忌み嫌います。

だから、銀行窓口のポスターなどにある金利5%~10%のローンはもちろん、リボ払いの金利15%などあり得ないわけです。

この金利の感覚をちゃんと持ち合わせておくことで、悪い借金を回避することができます。
もし高金利の借金をしなければ商品が買えない状況であるならば、そもそもその商品が自分の現在の身の丈に見合っていないと考え、購入を見送るのが健全と言えそうです。


④ r > gを知れ!

r>gは、フランスの経済学者ピケティが、著書「21世紀の資本」で書いたことで、広く知られるようになった不等式です。

  • r = 資本収益率(投資や資産から得られる平均的な利益率)

  • g = 経済成長率(GDPや所得が増える割合)

r > gとは、資産から得られる収益の伸びが、経済全体の成長より大きいということ。
つまり、給料などの伸びよりも、投資など資産の伸びの方が大きいという意味です。

その結果、資産を持つ人はより裕福になり、資産を持たない人との格差が広がってしまいます
これを知った上で、「資産家はずるい!」とか文句を言うのでは無く、自分も「資産家の側に回ろう!」と前向きに捉えて欲しいと思っています。

文句を言っているだけで行動しない人間は、一生報われませんから…


⑤少額でも良いから若いうちから投資を始めよう!

これは自分自身の後悔でもあるのですが、
両親の金融リテラシーが低い環境で育ったため、
適切な投資方針にたどり着くまでにかなり遠回りしました。

本を読んで自分で学んだり、大きく失敗して反省から学びを得たり…
20代は本当に無駄な時間を過ごしていたと後悔しています。

だからこそ、私の周りにいる子ども達には適切な投資方針を早く知っておいて欲しいと思っています。

その適切な投資方針というのが、優良インデックスファンドへの毎月積立です!

まず大前提として、投資で失敗しないためには
長期・分散・低コストを意識しておくことが重要です。

【長期投資について】
1~2年ですぐに儲けようとするのではなく、20年~30年と長い時間をかけてゆっくりと株価の成長を見守ります。
すると、複利が働くようになり、年を重ねる事に、資産が勝手に大きく成長していくようになります。

そして、長期投資であれば、S&P500にしてもオルカンにしても、いつから始めたとしても大きく成長しています。
つまりかなり高確率で勝てる勝負というわけです。

【分散投資について】
1つの会社の株だけを持っていた場合、その会社が倒産してしまえば、資産がゼロになってしまいます。
それを避けるために、色々な会社に分散して投資するのが重要です。

そして、その分散投資を簡単に行えるのが、
S&P500やオルカンなどのインデックスファンド
です!
これらの投資信託を購入しておけば、勝手に500社や3000社に分散投資されることになるので、安心して長期にわたり持ち続けられます。

【低コスト】
投資の世界においては、低コスト(手数料が安い)であればあるほど勝率が高いと言われています。
そして、S&P500やオルカンなどの優良インデックスファンドは軒並み低コストで知られています。
これらのコストの低い優良な投資商品を買うようにすれば、なかなか負けることができないでしょう。


優良インデックスファンドを買えば良いと話はここまでにして、なぜ若いうちから始めるべきなのかと言うと、
それは早く始めた方が複利の恩恵を受けやすいからです。
※ここでは複利の説明は控えますが、重要な概念なので、知らない方は調べてみてください。

【20歳で100万円を投資して70歳まで年利5%で運用した場合】
100万円→約1100万円に成長

【40歳で250万円を投資して70歳まで年利5%で運用した場合】
250万円→約1000万円に成長

【50歳で400万円を投資して70歳まで年利5%で運用した場合】
400万円→約1000万円

このように少ない金額でも早くから投資をしておいた方が、複利の効果で最終的な資産額は大きくなる可能性が高いのです。
20歳での100万円投資は、40歳での250万円投資に匹敵し、50歳での400万円に匹敵します。

若いうちにある程度の金額を投資に突っ込んでおけば、その後は何もせずとも資産がひとりで増殖してくれます。
若いうちの少しの我慢で、将来が大幅に楽になるわけです。
だからこそ、投資は若いうちから始めて欲しいと思っています。

ちなみに、40歳時点で4000万円を投資に回し、60歳まで年利5%運用で放置していた場合、60歳時点で1億円にまで増えている計算になります!笑
かなり手堅い守り重視の投資ですら、このような結果になるわけですから、投資って夢がありますよね!


⑥貯金をしているだけでは実質の資産が減少する!

投資の話をすると、「投資ってお金が減る可能性があるんでしょ?確実に増えていく貯金の方が良い」と仰る方もいます。

これは、貯金額という数字だけで見れば間違いではありません。
しかし、インフレを加味すると、単純な貯金はお金を減らす行為です。

どういう意味か、「チョコボール理論」を用いて話をしていきます。

【チョコボール理論】
※一般的に広く知られた理論ではなく、私が勝手に呼び名をつけているだけです。人前で話すと恥ずかしい思いをするので、「チョコボール理論知らないの?」とかドヤらないようにご注意ください。

25年ほど前の、チョコボールの価格を覚えているでしょうか?

当時小学生だった私は、チョコボールが好きだったので、よく購入しており、そのため価格もはっきり覚えています。
25年前の当時は税込み50円程度でチョコボールを買えました。

しかし、数年前の時点で、チョコボールは1箱100円程度に…
さらに2026年現在は、1箱130円程度になっています。

もし小学生の私が、お年玉でもらった1万円を母親に
「無駄遣いせずに貯金しておこうね!」と言って取られてしまっていたら、どうなっていたでしょうか?
(これは事実で、お年玉を使わせてもらえませんでした…笑)

1万円で買えるチョコボールの数を、
25年前と現在とで比べてみましょう!

【25年前、1箱50円の場合】
10000円 ÷ 50円 =200箱

【現在、1箱130円の場合】
10000円 ÷ 130円 =約77箱

当時にチョコボールを買い占めていたら、200箱分買えていたのに、それを貯金してしまったがために、77箱しか買えなくなりました…
半分以下です…悲しい…

このように単純な貯金では、貯金額という数字は増えていたとしても、インフレにより購買力は低下してしまうのです…

そのため、インフレより成長の早い投資を行うことで資産を守る必要があるわけです。(r>g)

投資はよくギャンブルであり攻めの手段として勘違いされますが、実際のところ、投資は自分の資産を守るための手段です。

実のところ、銀行預金というのは「日本円への集中投資」であり、インフレの中で価値が減り続ける日本円に投資をしているのと同義なのです。

投資を避けている人達も、知らず知らずのうちに危険な集中投資をしてしまっているわけです。
だからこそ、投資を自分には関係の無いものと切り捨てるのではなく、汗水垂らして働いて手に入れた大切な資産を守る方法を知るために、投資について学ぶ必要があるわけです。

国語力のある人なら理解してくれていると思いますが、これは決して「貯金が無駄」という話ではありません。
貯金ができない人よりは、貯金ができる人の方が幸福になりやすいです。

貯金ができない人は、何かしら家計に問題を抱えているはずなので、有料のFP(ファイナンシャルプランナー)に相談してでも早めに立て直した方が良いでしょう。
※無料のFPは保険の勧誘してくるだけで、逆に高く付くので相談するのは辞めましょう。

その上で、頑張って貯めた資産を減らさないために、投資をする必要があるかどうかを考える必要があるわけです。

数年以内に使う予定のお金なら、投資せずに銀行預金で置いておく方が良いでしょう。使うタイミングで暴落来ていたら大変ですから…

逆に、20~30年後、もしくは老後のための蓄えであれば、投資が必須でしょう。銀行預金ではインフレにより、実質的な資産額は大きく低下します。

このように、銀行預金にも投資にも、良い点・悪い点があります。
それを理解した上で、適切な資産管理ができるようになりたいですね!


以上、もし父になれたら、子に伝えたいことについてでした。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!

皆様のお役に立てる内容となっていれば幸いです。
今後も本のご紹介等は、noteにてお届けして参りますので、
どうぞよろしくお願いいたします。





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