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元祖オリジナル ボウスタンド

その昔、アメリカでは「グランドクイーバー」と呼ばれる、地面に付き刺す金属製のボウスタンド兼アロークイーバーがありました。初心者教室だけでなく、世界選手権などでも普通に使われた道具です。

ところが、スタビライザーが多様化し、弓に精度が求められるようになると、特に炎天下では弓のチップを直接地面に着けることでリムバランスが狂うことを嫌うようになります。
そこで何かいい方法はないものかと世界中のアーチャーは考えました。弓を直接地面に着けることなく、簡単に置ける道具はないものか、そしてコンパクトに片づけられないかと試行錯誤しました。しかし、どれもが一長一短を持ち合わせていました。

そんな1970年代後半、この難問を日本人が解決したのです。↓

「完璧なボウスタンド」を日本人が発明し、製作しました。風が吹いても倒れない、リムのチップもストリングもスタビライザーさえも地面に触れない、平面でケースの隅にペタンと納まる、軽い、場所を取らない、そしてどんな弓にも共通して使える。この大発明はあっという間に世界に広まり、世界中で使われることになるのです。

ところがいつからでしょう、世界のスタンダードに「3本の脚」が生え、場所を取り、歩くのにも邪魔になる。踏んだら曲がる。風が吹けば倒れ、他人の弓を傷める。無駄にかさばり、片づけに時間がかかり、アローケースの場所をとる。

そう、完璧なボウスタンドに欠点が生まれたのは、マッチ形式が始まってからです。「地面」がなければ刺せない。インドア競技では使えない。そんな唯一の欠点が加わり、○国製の安いコピー商品が氾濫しだしてからのことです。

あれから40年。ケースに入れておいてもかさばらないなら、地面の上では他人に迷惑をかけず、自分の弓を大切にしたいアーチャーだけでなく、斜面でも簡単に立てられるフィールドアーチェリー用にと、多くの要望がありました。そこで再々度作ることにしました。

オリジナルと同じ無垢のステンレス棒ですが、少し細くすることで、軽量コンパクトにしています。もちろんオリジナル同様にロウ付けして、今の弓のサイズにあったグリップやストリングハイトに対応しています。もちろん、置けば平面で、場所も取りません。硬い地面でも、脚で踏み込むだけで簡単に突き刺せ、壊れることはありません。

インドアとコンクリート以外では最高のパフォーマンスを発揮する、日本人の考えた究極の日本製ボウスタンド復活です。
ストリング部分に「シリコンチューブ」を通したり、U字部分は「紐や革」を巻いたり、尖端部分はワインの「コルク」が最適と、すでにいろいろなアイデアをいただいています。

日本人の心意気。これこそが「ボウスタンド」と呼べる、本物の倒れないボウスタンドです。

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亀井 孝のアーチェリーノート 貧しいアーチャーです。点数はお金で買えませんが、もしこの記事があなたのアーチェリーに幸運をもたらすと思われたら、チップをお送りください。 きっとあなたのアーチェリー人生は、素敵なものとなるでしょう。