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初めての「55点」に思うこと

車椅子でアーチェリーを始めて3年、初めて練習でですが、70m6射で「55点」が出ました。それがどうした?! と思われるでしょうが、たしかに健常者ならこれを6回射てば「330点」で、射てばいいだけです。

2025/6/7

ところが、体幹が利かず、車椅子で「当てる」のは違いました。実際、3年掛かったといっても、3週間前の のじぎく杯 までは的に乗らない矢が何本も普通にあったのです。

52年アーチェリーをやっていると、どうしたら当たるのか、当てるにはどうすればいいのか、を知っています。ところが車椅子の上では、それが見つからず、それができないのです。障がい者としてお茶を濁す射ち方をすることもできるでしょうが、3年間障がい者として健常者のように射つ方法がないものかと試行錯誤を繰り返してきました。
的にも乗らない中で、矢を集めること、そのグルーピングを小さくすること、そこまでは何となくわかるのですが、そのグルーピングが大きくても小さくてもいいのですが、その中心と10点を重ねるのができないのです。毎回矢がばらつくだけでなく、その中心が動きます。これは健常者の練習では、ないことです。あればサイトを動かせばいいのです。
グルーピングが大きいことも、その中心がゴールドに定まらないことも、射ち方がヘタなのでも、サイトがあっていないのでもありません。車椅子の上で「身体が定まらない」からです。どうしたら震えないのか、どうしたら同じ位置から同じように射てるのか。
それを3年間考えていて、やっとヒントが見えた気がするのです。それが「55点」です。1エンド55点とこんなグルーピングは3年間まったくありませんでした。でも、まだ続けることはできません。とはいえ、体幹が利かない中で53点はまぐれで当たっても、このグルーピングと「55点」はまぐれだけではできないと知っています。
週に一度の2時間半ほどの練習です。2時間半も車椅子で矢取りをすれば、健常者の半分くらいの練習ですが、ともかくはちょっとアーチェリーらしくなってきて、ちょっとアーチェリーが面白くなるような気がします。

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亀井 孝のアーチェリーノート 貧しいアーチャーです。点数はお金で買えませんが、もしこの記事があなたのアーチェリーに幸運をもたらすと思われたら、チップをお送りください。 きっとあなたのアーチェリー人生は、素敵なものとなるでしょう。