旅先の思い出とスノードーム
社会人になってから海外旅行が好きになり、仕事の合間にぽつぽつと16カ国へ行った。SNSで見かける猛者たちに比べたら少ない数だが、どれも自分にとっては思い出深い。
個人的に旅行に欠かせないものはいくつかあるのだが、その中のひとつが「お土産」だ。
私はアンチミニマリストで「無駄こそ人生」が信条である。日常生活に直接役立たないものであっても、人生を彩るものになると考えている。旅先のお土産もそのひとつだ。
お土産の選択肢は色々あるが、なんとなく途中からその国のスノードームを買って帰るようになった。
そんなわけで今回は各国で購入したスノードームをまとめてみようと思う。
スペイン


新婚旅行はバルセロナに行った。
思い出深いのはなんといってもガウディの建築物だ。サグラダファミリアの七色のステンドグラスに感動し、グエル公園のトカゲの前で記念撮影をし、カサ・ミラのタイルや装飾に魅了された。
なのでスノードームもガウディ三昧のモチーフのものを選んだ。
作りが甘かったようで、段々中の水が濁り、傾いてしまったのだけが残念。
アラブ首長国連邦


新婚旅行でバルセロナの後にドバイにも行った。
私はバルセロナ、夫はドバイに行きたかったからだ。
ドバイで生まれて初めてラクダに乗ったが、思いの外高さがあり怖かった。
その思い出も兼ねて、スノードームのモチーフはラクダを選んだ。スノーの部分がゴールドになっているところもお気に入りだ。
ポーランド


友人がポーランドに引っ越したため、夏休みに会いに行った。
曇り空とワルシャワ・クラクフの街並み、ポンチキ、ウォッカ、塩の洞窟、ジュレック。たった4日間であったが、ポーランドを濃縮して楽しんだ時間だった。
モチーフは友人と散歩したワルシャワにある、勇ましい人魚像。
スロバキア


リフレッシュ休暇も兼ねて一ヶ月の休みを取り、そのうち2週間でスロバキアとドイツに行った。
スロバキアにもまた友人が住んでおり、首都ブラチスラヴァを案内してもらった。静かでクラシカルな街だったが、UFOタワーやとにかく安いビールなど、ただ物静かなだけではない意外性も兼ねた場所だった。
モチーフはブラチスラヴァの街並み。
ドイツ


スロバキアから列車で7時間かけてドイツへ行った。
ベルリンは刺激的な街で、中でもペルガモン博物館の規模と空気は圧巻であった。
ケルンは日帰りだったが、10代の頃に教科書でみて憧れたケルン大聖堂をついに拝むことができた。
ベルリンのスノードームは、特徴的な形のベルリンタワーがモチーフ。表面に描かれた熊のアイコンもベルリンにおいて印象深い。
なんとなく一カ国1スノードームを買うルールのつもりだったが、ケルン大聖堂は感動のあまりルールを破ってスノードームを買った。
トルコ



トルコは実はまだちゃんと訪問できていない。
というのも2回入国しているものの、いずれもトランジットツアーでの入国だったのだ。
トランジットツアーでも観光地はいくつか巡れるが、モチーフとなっている憧れのアヤソフィアはまだ訪問できていない。いつかちゃんと訪問して、思い出と共にこのスノードームを眺められるようになりたい。
アメリカ



大抵海外に行く時は一人旅なのだが、新婚旅行ぶりに夫と海外に行った。
サンフランシスコにいる夫の友人に会い、その後ニューヨークも訪問した。船の通信士だった祖父が、かつて憧れ50年程前に訪問したニューヨークに、自分も行ってみたかったのだ。
モチーフはそんな街並みとタクシー。目まぐるしく刺激的なこの街に、夫と訪問し思い出を共有できて良かったと思う。
自由の女神は実は見ていないが。
ウズベキスタン


ウズベキスタンは三都市巡ったが、スノードームを見つけることができなかった。
そもそもスノードームは誰が作ってるのだろうかと、その時はじめて気になった。
スノードームの代わりに、ブハラで不思議な生き物の置物を購入した。
カウアイ島

あちこち気ままに一人旅する娘に触発され、両親がカウアイ島に行く計画を立てた。両親にとっては数十年ぶりの海外で、そして直後からコロナがはじまるタイミングであった。親の体力を考えると、本当に奇跡的なタイミングで行くことができたと思う。
カウアイ島は自然に溢れ、あちこちに野生の鶏が闊歩していた。モチーフはそんなニワトリ。
ベトナム

コロナで一度は渡航中止になったが、2年後のリベンジでベトナムを訪問した。かつてポーランドにいた友人がベトナムに移動したからだ。
まさかこの後3年の間に4回もベトナムを訪問するとは思いもよらず、ハノイでスノードームを買った。
モチーフはホアンキエム湖。
ラオス


疲労困憊気味な秋の始まりに、のんびりしたくてなぜかラオスへ行った。ルアンパバーンはそんな気分にぴったりの場所で、ただのんびりと街歩きをして寺院を見回ったり、毎晩ナイトマーケットを巡り歩くなどして久しぶりにゆっくりとした時間を過ごした。
モチーフはルアンパバーンの街で輝くワット・シェントーン。
スペイン

リフレッシュ休暇として新婚旅行ぶりにスペインへ行った。前回はバルセロナを訪問したが、どうしてもアルハンブラ宮殿を一度は見てみたかったのだ。
先輩にすすめられた「アルハンブラ物語」を訪問前に読み、作中から想起し思い描いていたシエラネバダ山脈とアルハンブラ宮殿の姿を実際に見ることができた時はとても嬉しかった。
そのふたつがモチーフとして入っているものを探して購入した。



グラナダの後に、欲張って北スペインにあるアルバラシンも訪問した。「スペインで最も美しい村のひとつ」と呼ばれるアルバラシンを見てみたかったからだ。
小さな村なのでスノードームは無いかもしれないと思っていたが、意外にもちゃんと売られていた。
モチーフは青と黄色の独特な模様が描かれたたサン・サルバドール大聖堂。
台湾

週末弾丸で台湾へ行った。近いから後回しにしていたが、近いからこそ今行けばいいのではと思ったからだ。
意外だったのは、台湾(台北)ではスノードームがメジャーではなかったことだ。王道のお土産屋あちこちを見たが全然ない。
唯一見つけたこれも、なぜか「中身は台北101」だが「外側はたぶんエーゲ海」という意味不明な組み合わせのものだった。エーゲ海バージョンを改変したのだろうか。
以上がこれまでに集めてきたスノードームだ。
収集を始める前に訪問した香港・イギリス・イタリア・バチカン・フランスは購入できていないのだが、いつかまた行く時に買えたらいいなと考えている。
いずれもその国その土地で印象深かったもの、思い出深いものがモチーフとして入っているものを選んでいるため、眺めているとその時のことを思い出せる。
お土産としてはかさばる部類だろうが、思い出にあわせたスノードームをお土産にするのは個人的にはおすすめだ。
今後も旅先の数だけ増やしていけるといいなと思う。
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