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【ベイブレードX 海外メタ】WBO大会入賞スコアレポート(2026/08/02〜08/16)

仮面A(エース)だ。

先週は夏季休暇で休載した。2週間分をまとめて送る。

首位がまた入れ替わった。ウィザードロッド100.0、シャークスケイル99.0。

だが入賞件数はロッド40、スケイル42。スケイルの方が多い。前回とまったく同じ構図だ。符号だけが逆になっている。

順位を見るな。見るべきは4位だ。

前回14位のブレードが、4位に入った。重複プレイヤーはゼロ。しかも68人大会、56人大会、48人大会——今期の上位3大会すべてに顔を出している。

📌 集計方法について

本レポートはユーザー主催の世界規模のベイブレード競技団体 WBO(World Beyblade Organization)の公開大会記録を元に、参加人数 × 順位係数(1位=3、2位=2、3位=1)で重み付けしたスコアを算出し、最大値100に正規化している。

「ランクドイベント」とは:WBOの公認イベントには「ランクド(Ranked)」と「アンランクド(Unranked)」の2種類がある。ランクドイベントはWBOの審査を経て認定された大会で、結果がWBOの世界ランキングポイントに反映される。本レポートはランクドイベントのみを集計対象としており、競技品質が担保された大会の結果だけを反映している。

集計期間:2026/08/02〜2026/08/16(開催日ベース) 対象:ランクドイベント19大会 / 延べ631人 データソース:WBO Winning Combinations(公開情報)

最初に言っておくことがある

今回から集計の締めを土曜から日曜に変更する。今回はその移行期間にあたるため、08/02から08/16までの15日間を対象にしている。前回(07/19〜08/01)との重複区間はゼロだ。

ふたつ。今後は毎週水曜に集計・公開する。都合により前後することはある。

前回まで採用していた2週間ローリング集計は、重複区間が新しい週で薄まる分の補正を前回比に含んでいた。今回はその補正が要らない。前回比の数字を、そのまま読んでいい。

ただし母数は減っている。前回32大会・855人、今回19大会・631人。約7割だ。順位変動を読むときは、この差を頭に入れてほしい。

今週のランキング

ブレード

#1 | ウィザードロッド | 100.0 (↑前回2位)
#2 | シャークスケイル | 99.0 (↓前回1位)
#3 | エアロペガサス | 40.3 (=前回3位)
#4 | グローリーワルキューレ | 27.2 (↑前回14位)
#5 | ドランストライク | 24.0 (↑前回8位)
#6 | シルバーウルフ | 23.5 (↑前回7位)
#7 | コバルトドラグーン | 19.2 (↓前回6位)
#8 | ブラスト | 12.5 (↑前回11位)
#9 | メテオドラグーン | 12.3 (↓前回4位)
#10 | ワイバーンホバー | 11.0 (↓前回5位)
#11 | バレットグリフォン | 8.7 (↑前回12位)
#12 | サムライセイバー | 7.4 (↑前回20位)
#13 | フェニックスウイング | 5.8 (=前回13位)
#14 | スコーピオスピア | 5.2 (↓前回9位)
#15 | ゴーレムロック | 3.8 (↓前回10位)
#16 | ヘブンズリング | 2.8 (↑前回圏外)
#17 | ブリッツ | 1.7 (↓前回16位)
#18 | デルタ | 1.7 (↑前回19位)
#19 | エクリプス | 1.5 (↑前回圏外)
#20 | マミーカース | 0.9 (↑前回圏外)

※ブラスト(#8)・ブリッツ(#17)・デルタ(#18)・エクリプス(#19)はCXシリーズ。エンペラー・ペガサス・バハムート等の各ロックチップとの組み合わせを、メインブレード単位で統合した数値だ。

ビット

#1 | ヘキサ | 100.0 (=前回1位)
#2 | フリーボール | 87.1 (↑前回4位)
#3 | ローラッシュ | 78.3 (↓前回2位)
#4 | ラッシュ | 63.4 (↓前回3位)
#5 | レベル | 42.3 (↑前回7位)
#6 | キック | 41.1 (↓前回5位)
#7 | エレベート | 30.6 (↓前回6位)
#8 | ナロー | 21.9 (↑前回9位)
#9 | ジョルト | 18.4 (↑前回10位)
#10 | ボール | 13.0 (↓前回8位)

ラチェット

#1 | 1-60 | 100.0 (=前回1位)
#2 | 9-60 | 63.0 (=前回2位)
#3 | 3-60 | 52.8 (↑前回5位)
#4 | 1-70 | 46.7 (↑前回6位)
#5 | 1-50 | 29.8 (↓前回3位)
#6 | 7-60 | 17.6 (↓前回4位)
#7 | 5-60 | 7.8 (↑前回10位)
#8 | 4-50 | 7.6 (↓前回7位)
#9 | 6-60 | 7.0 (↑前回圏外)
#10 | 9-70 | 4.7 (↓前回8位)

今週の鉄板&注目カスタム

本命がなぜ本命か。異端がなぜ勝てたか。両方見て、はじめてそのブレードの幅がわかる。

ウィザードロッド(#1)

鉄板:1-60 ヘキサ(23件)。入賞40件の57%。前回は64件中35件で55%だった。母数が減っても比率は上がっている。

種類は13通り。ラチェットは40件中31件が1-60。

注目:1-60 フリーボール(4件)。ヘキサの山の脇に、同じラチェットでビットだけ変えた形が4件ある。

迷う場所がない。このブレードはもう完成している。

シャークスケイル(#2)

鉄板:1-70 ローラッシュ(9件)。だが入賞42件が26通りに散っている。ロッドの倍だ。2件以上あるのは6パターンしかない。

ラチェットも割れている。1-70が12件、3-60が10件、9-60が6件、1-60が5件、4-50が4件——5段階に分散した。

注目:9-60 フリーボール(4件)。ローラッシュ一色ではない。フリーボールに振る形が11件ある。

同じ順位帯にいる2枚が、構成の締まり方で正反対だ。ロッドは答えが1つ。スケイルは毎回選び直している。

エアロペガサス(#3)

鉄板:1-70 ラッシュ(4件)。入賞18件。

前回は1-50 ラッシュが12件で本命だった。今回、1-50は4件まで落ちている。代わりに1-70が4件、1-60が4件。3つに割れた。

注目:1-50 ローラッシュ(3件)。前回まで1-50はラッシュ一択だった。ビットが動いている。

前回「1-50に寄った」と書いた。2週間で戻っている。

グローリーワルキューレ(#4)

鉄板:キック(5件)。入賞12件。

このブレードにラチェットの欄はない。UXエクスパンドブレード——タカラトミー公式の製品説明によれば、固有の性能に特化したユニークラインのブレードにラチェットを一体化させた構造だ。

高さも段数も固定。ブレーダーが選べるのはビットだけだ。

その唯一の変数が7通りに割れた。キック5、テーパー2、ボール・ナロー・ラッシュ・ラバーアクセル・ハイテーパーが各1。

注目:テーパー(2件)。前回はゼロだった。

ドランストライク(#5)

鉄板:ない。

入賞11件が9通り。2件あるのは3つだけだ。

ビットは緩く寄っている。ローラッシュ4件、キック・ラッシュ・ジョルトが各2件、ヘキサ1件。割れているのはラチェットの側だ。1-50、1-70、3-60(2件)、5-60、6-60(2件)、6-70(2件)、7-60、8-70——8段階に散った。

8位から5位に上げている。だが本命と呼べる組み合わせがない。ビットは決まりかけている。ラチェットが決まっていない。

シルバーウルフ(#6)

鉄板:9-60 フリーボール(3件)。

入賞7件が5通り。7件中6件が9-60だ。

前回も「環境上位で最も選択肢が少ない」と書いた。母数が14件から7件に半減しても、構図は動いていない。

コバルトドラグーン(#7)

鉄板:9-60 エレベート(3件)。

入賞8件のうち7件がエレベート。5-60、5-50を足せばエレベート系で7件だ。

前回と同じだ。順位は落ちたが中身は動いていない。

今週のトピック

① グローリーワルキューレ、14位から4位——12件を12人が持ち込んだ

前回、俺はこう書いた。

「定着した。だがまだ中規模までだ。大規模で名前を出せるかどうか、次の期間で見る」

答えが出た。

大会規模 / 順位 / ビット / プレイヤー
68人 Brachio (Whip / Nae Nae) 3位 テーパー Kaisel
56人 Dave and busters weekly #22 3位 キック Powerrr_Bey
48人 Rocky Mountain X-Treme #12 S2 3位 ボール Buusensei
34人 Professional Driedels Bash 優勝 テーパー jubert
33人 Treasures of the Bey #5 優勝 ラバーアクセル AndrewKujo
33人 Treasures of the Bey #5 3位 キック Stormfalls
32人 Clashing Waves [WBOxFL Ranked #6] 優勝 ナロー Nkazz
32人 SnoHo Monthly #4 2位 ラッシュ sm| Aceofspades
24人 WizardRod Endless Waltz 優勝 キック Hottest1022
24人 Southern Showdown #9 2位 ハイテーパー Jboyjumper
20人 PTL BEYBLADE X VOL. 9 3位 キック CashX
14人 Battle of the Sage's #8 優勝 キック LegendOM

今期の最大3大会——68人、56人、48人。すべてに入っている。

前回は5件・4人だった。今回は12件・12人。同じプレイヤーが1人もいない。

優勝は5件。前回は1件だった。

前回、俺は「まだ中規模まで」と書いた。この見立ては折れた。2週間で折れた。

もう1つ、時系列を出しておく。

グローリーワルキューレの発売は2026年7月11日だ。前回の集計期間(07/19〜08/01)は、発売から8日後に始まっている。今回は発売から3週間後だ。

新製品が市場に行き渡るまでには時間がかかる。前回の5件・4人は「一部のブレーダーが手にした段階」、今回の12件・12人は「行き渡った段階」——そう読むこともできる。

ただしこれは仮説の域を出ない。普及フェーズの影響と、環境がこのブレードを必要としている度合いを、今のデータで切り分けることはできない。次の期間で件数が維持されるかどうか。そこで答えが出る。

構造の話もしておく。

このブレードはラチェットを一体化している。高さも段数も動かせない。ブレーダーが選べる変数はビット1つだけだ。

その1つが7通りに割れた。キック5件が最多だが、12件中5件——4割強にすぎない。

構成が固まっていないまま、順位だけが10ランク上がった。これは「強い構成が見つかった」話ではない。「いろんな形で勝てている」話だ。

② 首位はまた入れ替わった——だがそこを見るな

ウィザードロッド100.0、シャークスケイル99.0。

前回はシャークスケイル100.0、ウィザードロッド97.8だった。

入賞件数を出す。ロッド40、スケイル42。スケイルの方が2件多い。

前回はどうだったか。スケイル63、ロッド64。ロッドの方が1件多かった。

つまり——前回とまったく同じ構図が、符号だけ逆になって再現している。件数で負けている側が、参加人数と順位係数の掛かり方でスコアを上回る。それだけの話だ。

この2枚の首位交代は、今シリーズで何度目かも数えていない。2026年春以降、序列は入れ替わり続けてきた。

「ロッドがスケイルを抜いた」と読むな。この2枚は同じ高さにいる。誤差圏内だ。

首位交代という見出しは、もう情報を持っていない。

意味があるのは中身の方だ。ロッドは40件が13通り、うち1-60 ヘキサが23件。スケイルは42件が26通り、最頻でも9件。

同じ位置にいて、片方は答えが1つ、片方は26通り。この差の方が、順位より遥かに重い。

③ ロッドなし優勝が32%——うち4件にグローリーワルキューレ

優勝19件のうち、ウィザードロッドを積んでいないデッキは6件。32%だ。

前回は32件中11件で34%だった。ほぼ横ばい。

その6件を規模順に並べる。

シャークスケイル/シルバーウルフ/メテオドラグーン | Vegas Bladerz Weekly Ranked Tournament(46人)
シャークスケイル/エアロペガサス/グローリーワルキューレ | Professional Driedels Bash(34人)
グローリーワルキューレ/バレットグリフォン/エアロペガサス | Treasures of the Bey #5(33人)
グローリーワルキューレ/エアロペガサス/シャークスケイル | Clashing Waves [WBOxFL Ranked #6](32人)
シャークスケイル | PTL BEYBLADE X VOL. 9(20人)
シャークスケイル/コバルトドラグーン/グローリーワルキューレ | Battle of the Sage's #8(14人)

6件中4件。

前回、俺はこう書いた。

「ロッド枠は自前のロッドで潰し、グローリーワルキューレはアタック相手にぶつける」——これは1人のブレーダーの型であって、環境の型ではない、と。

今回、この但し書きが別の意味を持った。グローリーワルキューレはロッドなしデッキの側で採用されている。ロッドと組ませる型ではなく、ロッドを外す選択肢の一部として機能した。

一般化はまだするな。6件だ。だが前回書いた読みは、今回のデータでは通らない。

両積み(スケイル+ロッド)は10件で53%。前回47%から微増している。骨格そのものは崩れていない。

④ フリーボールが2位——ラッシュとの差が開いた

前回、俺はこう書いた。

「ラッシュとフリーボールは正規化前スコアで2168対2166。2ポイント差だ。3位と4位に意味はない」

今回。フリーボール87.1、ラッシュ63.4。開いた。

フリーボール24件の行き先を出す。シャークスケイル11、ウィザードロッド7、シルバーウルフ3。3枚で21件——9割弱だ。前回とまったく同じ3枚。

ローラッシュは26件。うちシャークスケイル13件。半分だ。

前回は44件中30件で7割だった。依存度が下がっている。ドランストライク4件、エアロペガサス3件と、行き先が広がった。

フリーボールはビット軸がラチェット内でフリー回転する変則ビットで、主機能はXダッシュの抑制にある。スタミナはボール同等、バースト耐性はボールより高い。回転吸収への耐性は担保されない——ここは何度でも言っておく。

ヘキサは32件。うちウィザードロッド25件。8割がこの1枚に乗っている。ビット1位の座は、実質ロッド1枚が支えている。

⑤ スコーピオスピアは伸びなかった

前回9位、5件。うち3件が優勝構成だった。今期最大の64人大会と2番目の49人大会を両方獲っていた。

俺はこう書いた。

「『スコーピオスピアが来た』と書くつもりはない。今わかったのは『大規模ランクドの優勝デッキに3件入った』までだ。次の期間で件数が伸びるかどうか。判断はそこまで待て」

伸びなかった。

今期1件。14位。48人大会での優勝デッキに1枚入っただけだ。

これは「弱くなった」話ではない。5件から1件への変動を、実力の変化として読むには母数が足りない。

前回のレポートで、俺は5件という数字に対して判断を保留した。あの保留は正しかった。もし前回「スコーピオスピアが環境入りした」と書いていたら、今回訂正を出すことになっていた。

母数の小さいパーツは、1件2件の増減で順位が10ランク動く。今期のブレード16位以下を見ろ。ヘブンズリング2.8、ブリッツ1.7、デルタ1.7、エクリプス1.5——すべて入賞1〜2件だ。この帯の順位に意味はない。

数字が跳ねたときこそ、件数を数えろ。

俺は仮面A。今後も動き続ける海外メタを追い続ける。

参考資料——俺だけを信じるな、一次ソースを当たれ

WBO Winning Combinations(大会記録の一次ソース) https://worldbeyblade.org/Thread-Winning-Combinations-at-WBO-Organized-Events-Beyblade-X-BBX

UX-20 スターター グローリーワルキューレLF(タカラトミー公式) https://beyblade.takaratomy.co.jp/beyblade-x/lineup/ux20.html

「UXエクスパンドブレード」のカスタマイズに関する注意(タカラトミー公式) https://beyblade.takaratomy.co.jp/beyblade-x/help/expand/

ベイブレードX 公式大会レギュレーション(日本) https://beyblade.takaratomy.co.jp/beyblade-x/

俺のWEBアプリも活用すると良い

仮面Aアプリ「KAMEN Ace LAB」には今日までWBOに報告された大会データを反映済みだ。より詳細なカスタムデータが必要なら、活用すると良い。


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