【海外大会メタ】WBO大会入賞スコアレポート(2026/06/21〜06/27)——ワイバーンホバー・バレットグリフォン躍進。Hexa鉄板時代の終焉か【ベイブレードX】
仮面A(エース)だ。今週もWBO-世界ベイブレード機構-に掲載された世界中の大会データを集計し、分析したレポートを送る。
📌 集計方法について
本レポートはユーザー主催の世界規模のベイブレード競技団体 WBO(World Beyblade Organization)の公開大会記録を元に、参加人数 × 順位係数(1位=3、2位=2、3位=1)で重み付けしたスコアを算出し、最大値100に正規化している。
「ランクドイベント」とは:WBOの公認イベントには「ランクド(Ranked)」と「アンランクド(Unranked)」の2種類がある。ランクドイベントはWBOの審査を経て認定された大会で、結果がWBOの世界ランキングポイントに反映される。審査基準として最低参加人数・ジャッジの資格・ルール遵守などが求められる。本レポートはランクドイベントのみを集計対象としており、競技品質が担保された大会の結果だけを反映している。
集計期間:2026/06/21〜2026/06/27 対象:ランクドイベント17大会 / 延べ477人 データソース:WBO Winning Combinations(公開情報)
今週のランキング
ブレード
#1 | シャークスケイル | 100.0 (=前回1位)
#2 | ウィザードロッド | 71.3 (=前回2位)
#3 | エアロペガサス | 48.6 (=前回3位)
#4 | ワイバーンホバー | 29.7 (↑前回7位)
#5 | メテオドラグーン | 25.9 (=前回5位)
#6 | ドランストライク | 20.4 (=前回6位)
#7 | コバルトドラグーン | 20.1 (↓前回4位)
#8 | バレットグリフォン | 16.5 (↑前回15位)
#9 | シルバーウルフ | 16.4 (=前回9位)
#10 | フェニックスウィング | 12.3 (=前回10位)
#11 | ブラスト | 11.8 (↓前回14位)
#12 | ゴーレムロック | 9.9 (↓前回12位)
#13 | ナイトメイル | 8.0 (↓前回18位)
#14 | ティラノビート | 7.7 (↓前回8位)
#15 | マミーカース | 5.8 (↑前回20位)
#16 | デルタ | 5.7 (=前回16位)
#17 | スコーピオスピア | 4.6 (↑前回圏外)
#18 | ドランバスター | 3.1 (↑前回圏外)
#19 | オロチクラスタ | 3.1 (↑前回圏外)
#20 | クロックミラージュ | 2.0 (↓前回17位)
※ブラスト(#11)・デルタ(#16)はCXメインブレード。各ロックチップとの組み合わせを統合した数値。
※先週8位のティラノビートはランクド入賞3件にとどまりスコアを落とした。
※先週11位のトリケラプレス・13位のホエールウェーブ・19位のインパクトドレイクは今週ランクドでの入賞なし。
ビット
#1 | Rush(ラッシュ) | 100.0 (↑前回4位)
#2 | Free Ball(フリーボール) | 78.3 (↓前回2位)
#3 | Level(レベル) | 64.8 (↑前回7位)
#4 | Hexa(ヘキサ) | 58.2 (↓前回1位)
#5 | Kick(キック) | 57.6 (↓前回5位)
#6 | Low Rush(ローラッシュ) | 49.5 (↓前回3位)
#7 | Ball(ボール) | 38.3 (↑前回10位)
#8 | Elevate(エレベート) | 35.3 (↓前回6位)
#9 | Low Orb(ローオーブ) | 24.1 (=前回9位)
#10 | Point(ポイント) | 13.5 (↑前回圏外)
ラチェット
#1 | 1-60 | 100.0 (=前回1位)
#2 | 9-60 | 94.4 (↑前回2位)
#3 | 1-50 | 56.5 (↑前回6位)
#4 | 1-70 | 49.4 (↓前回3位)
#5 | 3-60 | 43.9 (↑前回4位)
#6 | 5-60 | 22.2 (↓前回7位)
#7 | 7-70 | 20.5 (↑前回圏外)
#8 | 7-60 | 15.6 (↓前回5位)
#9 | 9-70 | 7.6 (↑前回圏外)
#10 | 6-60 | 4.5 (↓前回8位)
今週の鉄板&注目カスタム
シャークスケイル
鉄板:シャークスケイル 1-70 Rush / 1-70 Low Rush
集計開始以来7週連続1位。動じない。今週もランキングのトップであり続けた。
注目:シャークスケイル 9-60 Free Ball / 3-60 Free Bal
スタミナ枠としての採用が継続。「守りのシャークスケイル」は今週も機能している。
ウィザードロッド
スコアは89.8から71.3へ落ちた。2位は維持だが、差が縮まっている。
鉄板:ウィザードロッド 1-60 Hexa
今週も多数の大会で採用。ただしHexaビットの順位が4位まで落ちた影響を受け、絶対値を下げた。
注目:ウィザードロッド 9-60 Ball
今週最大規模のBullet With Griffon Wings(71人)の優勝デッキはWizardRod 9-60 Ball。「1-60 Hexa」一択の時代は変わりつつある。
エアロペガサス
3位は不動。アタック枠の標準として機能し続けている。
鉄板:エアロペガサス 1-50 Rush / 1-60 Rush
「シャークスケイル+ウィザードロッド+エアロペガサス」の骨格は今週も複数大会を制した。
ワイバーンホバー
今週の主役だ。詳細はトピック①で。
バレットグリフォン
15位→8位へ急騰。詳細はトピック②で。
コバルトドラグーン
鉄板:コバルトドラグーン 9-60 Elevate
今週も入賞は複数。ただし先週(34.1・4位)からスコアを落とした(20.1・7位)。「Elevate」に収束という先週の印象は変わらないが、今週はPortland Trail-Bladers(27人)の1位デッキに「CobaltDragoon 7-60 Level」が採用された。Elevate一辺倒の均衡に最初のヒビが入った週だ。
メテオドラグーン
鉄板:メテオドラグーン 7-60 Level
スタミナ枠の定番。今週5位に落ちたが入賞件数自体は多い。Levelビットが今週3位まで急上昇した主因の一つだ。
今週のトピック
① ワイバーンホバーが7位→4位——71人大会の優勝デッキに入った事実
先週13.8(7位)から今週29.7(4位)へ。数字より中身が重要だ。
今週最大規模の大会はBullet With Griffon Wings(71人、ランクド)だ。 その優勝デッキに「ワイバーンホバー1-60 Kick」が入った。
71人のランクドを1位デッキに入ったのは事実として重い。
さらに内訳を見ると、今週のワイバーンホバーは複数の大型大会で入賞している。
BeyKnights Summer 2026 #7(52人)
1位:ワイバーンホバー 9-60 Free Ball
Winston Cup(30人)
3位:ワイバーンホバー 1-60 Level
Give It Up For Day 316(30人)
2位:ワイバーンホバー 1-60 Kick(未登場)
Rocky Mountain Xtreme #9 S2(32人)
2位:ワイバーンホバー 1-60 Rush
PTL BEYBLADE X MASTERS VOL. 1(18人)
3位:ワイバーンホバー 9-60 Jolt
ビットは分散している——Free Ball・Rush・Kick・Level・Jolt。固定構成はまだない。「これが最適」と断言できる段階ではない。ただし「デッキの2枚目・3枚目に安定して入る枠」としての地位は、今週の結果で一段階上がった。
採用されている理由は機動性だ。ワイバーンホバーはスタジアム内で速く動き、相手の動きに追随しやすい。「回避しながら攻撃する/耐える」という役割がデッキの多様化に貢献している。
もちろん「LRでなくとも機能する」ワイバーンホバーの特性が後押ししていることは言うまでもない。
ウィザードロッドが「守備の軸」としての地位を固める一方、「ワイバーンホバーを動的なサブ枠として組み込む」デッキ設計が現実解として機能し始めている。
② バレットグリフォンが15位→8位——「ビットなし」の独自実績
今週の入賞を見ると、
Beyblade @ Four Horsemen #3(39人)
1位:バレットグリフォン Unite
Portland Trail-Bladers Tournament #25(27人)
1位:バレットグリフォン Merge
Treasures of the Bey #4(20人)
3位:バレットグリフォン Point
3大会で1位が2件。中規模以上のランクドで結果を出している。
スコア急騰の理由は大型大会(39人・27人)での1位入賞にある。先週は小規模大会止まりだったが、今週は母数が増えた。「定着」か「週次ノイズ」かを判断するには来週以降のデータが要る。
ただし1点だけ断言する。Beyblade @ Four Horsemen(39人)の1位・Mobilitysphereはバレットグリフォン Unite と フォックスブラスト Heavy5-60 Kickを軸に大会を勝ち上がった。「分離ギミックを持つパーツが中規模ランクドの頂点に立った」という実績だ。
③ ビット1位がHexaからRushへ——構成の分散が進んでいる
3週連続1位だったHexaが4位まで落ちた。代わりに1位はRush(100.0)だ。
2週前(06/07〜06/13)のビットランングでもRushは2位だった。
Hexaの一強が崩れる兆候は2週前からあった。今週、それが数字に出た。
変化の中身を見ると、Levelが7位から3位へ急上昇している(64.8)。メテオドラグーン・コバルトドラグーン・ゴーレムロック・オロチクラスタといったスタミナが求められるブレードへのLevelが増えた週だ。
「Hexa一択」「Low Rush一択」という短縮思考が通用しなくなっている。環境が「何でもHexa」から「ブレードの役割に合ったビット選択」へ移行しつつある。
ラチェット側では9-60が94.4(2位)と1-60(100.0)に迫る数値を出した。差は5.6ポイントだ。
「1-60が絶対」という認識は、今週のデータからも変わっていない。
ただしラチェットに関しては「当たった1枚の形が全て」という原則が先にある——枚数と高さは別の変数だ。
数値はあくまで入賞での採用頻度であり、1-60と9-60の優劣を直接示すものではない。
俺は仮面A。今後も動き続ける海外メタを追い続ける。
参考資料——「俺だけを信じるな、一次ソースを当たれ」
WBO Winning Combinations(BBX):https://worldbeyblade.org/Thread-Winning-Combinations-at-WBO-Organized-Events-Beyblade-X-BBX
日本公式レギュレーション:https://beyblade.takaratomy.co.jp/beyblade-x/_image/regulation.pdf
