【月間メタスコア】WBOメタスコアレポート【2026年6月】
仮面A(エース)だ。
今回はいつもの週次ではなく、2026年6月まるごと1か月ぶんのWBO(世界ベイブレード機構)の大会データを集計し、分析したレポートを送る。
月間集計は今回が初めての試みだ。1か月を通して何が握られ、何が崩れたかを、数字で見せる。
📌 集計方法について
スコア計算式:参加人数 × 順位係数(1位=3・2位=2・3位=1)で重み付けし、部門ごとに最大値100で正規化
集計対象:WBOにRANKEDとして記録された大会のみ。UNRANKEDは全除外
集計期間:2026年6月1日〜6月30日(大会開催日ベース)
集計大会数:91大会
延べ参加人数:2,662人
使用スタジアム:エクストリームスタジアム。6月のランクドのうちインフィニティスタジアム開催は2大会のみで、これは別枠で末尾に分離した
データソース:WBO「Winning Combinations at WBO Organized Events - Beyblade X」スレッド
今月のランキング
ブレード部門(TOP20)
#1 | シャークスケイル | 100.0
#2 | ウィザードロッド | 97.1
#3 | エアロペガサス | 53.3
#4 | ドランストライク | 23.1
#5 | メテオドラグーン | 21.3
#6 | コバルトドラグーン | 19.6
#7 | フェニックスウイング | 17.0
#8 | シルバーウルフ | 17.0
#9 | ワイバーンホバー | 15.8
#10 | バレットグリフォン | 10.4
#11 | ブラスト系 | 10.2
#12 | ゴーレムロック | 6.6
#13 | ティラノビート | 5.8
#14 | デルタ系 | 4.9 ※
#15 | マミーカース | 3.8
#16 | クロックミラージュ | 3.6
#17 | サムライカリバー | 3.2
#18 | ナイトメイル | 2.9
#19 | スコーピオスピア | 2.2
#20 | ドランバスター | 1.8
※ CXブレードはメインブレード単位で統合して集計している。「ブラスト」はエンペラーブラスト・ソルブラスト・ウルフブラスト等をブラストとしてまとめた値。「デルタ」も同様にエンペラーデルタ・ユニコーンデルタ等をデルタとしてまとめている。
ビット部門(TOP10)
#1 | Hexa | 100.0
#2 | Rush | 82.1
#3 | Free Ball | 80.8
#4 | Low Rush | 65.8
#5 | Kick | 58.0
#6 | Level | 39.8
#7 | Elevate | 31.9
#8 | Jolt | 17.0
#9 | Low Orb | 15.5
#10 | Ball | 13.9
ラチェット部門(TOP10)
#1 | 1-60 | 100.0
#2 | 9-60 | 71.8
#3 | 1-70 | 43.0
#4 | 3-60 | 39.2
#5 | 7-60 | 29.2
#6 | 1-50 | 28.7
#7 | 5-60 | 8.2
#8 | 7-70 | 7.6
#9 | 6-60 | 5.0
#10 | 9-70 | 2.6
6月の鉄板&注目カスタム
上位ブレードが実際にどう組まれて勝っているか。1か月ぶんの入賞構成から、頻度の高い型を挙げる。
シャークスケイル 1-70 Low Rush
今月もっとも多くの入賞デッキに入っていた1枚だ。低い重心と外周の刃で、アタックにもディフェンスにも振れる。ラチェットは1-70か1-60、ビットはLow RushかFree Ballがほぼ固定になっている。
ウィザードロッド 1-60 Hexa
スタミナ軸の絶対的な基準点。1-60Hexaという組み合わせが単一の型として最多で、これ1枚をデッキの「軸」に据える構成が大量にある。
エアロペガサス 1-60 Rush
アタック枠の筆頭。1-50〜1-70のRushが基本で、シャークスケイル・ウィザードロッドの2枚に対する「攻めの3枚目」として選ばれている。
コバルトドラグーン 5-60/9-60 Elevate
Elevateビット固定の専用機。ラチェットは5-60か9-60でほぼ割れる。スタミナ環境に差し込む回転吸収型として一定の枠を維持した。
メテオドラグーン 7-60 Level
Levelビット固定。7-60か7-70のLevelが型として安定していて、ロングスタミナの対する受け皿になっている。
ドランストライク 3-60 Jolt/9-60 Kick
5月の発売から早くも4位に入った新鋭の主力構成だ。3-60ラチェットが入賞の過半を占め、ビットはKick・Jolt・Low Rushの3択にほぼ収束している。中でも3-60Jolt・9-60Kickの2つは優勝実績を複数持ち、頻度・成績ともに頭一つ抜けている。アタック役としてもう一段強い攻めを足したいときの3枚目候補だ。
今月のトピック
① 優勝デッキの47%が「シャークスケイル+ウィザードロッド」同居だった
6月のランクド91大会。その優勝デッキ91個を1枚ずつ分解した。
シャークスケイルとウィザードロッドの両方を積んでいた優勝デッキは、43個。全体の47%だ。約半数の優勝者が、この2枚を「セットで」握っていた。
これは感覚じゃない。数字だ。防御・持久のシャークスケイルと、スタミナ基準のウィザードロッド。この2枚を土台に、3枚目でアタックかもう1枚のスタミナを足す——それが6月の「勝ち方の中央値」だった。
日本でも3on3を組むなら、まずこの2枚を基準にしろ。ここが出発点だ。
② それでも「ウィザードロッドなし優勝」が29%あった
同居47%の裏側を見せる。
優勝デッキ91個のうち、ウィザードロッドを1枚も積んでいなかったものが26個。29%だ。3割弱の優勝者は、環境の絶対的基準とされるスタミナ軸を「持たずに」勝ち上がった。
その中身は、エアロペガサスやドランストライクを主役にしたアタック寄りのデッキが目立つ。バレットグリフォンを軸にした優勝デッキも複数あった。
「ウィザードロッドがないと勝てない」——この思い込みは、6月のデータでは29%否定されている。握れるなら握れ。だが握れなくても道はある。
③ CXブレードのメタ定着度
CX(カスタムライン)ブレードは、メインブレード単位に統合すると全体像が見える。
もっとも入賞回数が多かったのはブラスト系で、6月のランクド入賞で19回。次いでデルタ系が15回だ。特にデルタ系は、エンペラーデルタ PeakHeavy 9-60 Kickという構成が上位大会の優勝・準優勝に複数絡んでいる。
ただし注意が必要だ。CXブレードはメインブレード・オーバーブレード・アシストブレード・ロックチップの組み合わせで挙動が大きく変わる。同じ「デルタ」でもオーバーブレードが違えば別物だ。この集計はあくまで「メインブレードが何だったか」の頻度であって、特定のCX構成が定着したことを意味しない。
④ 今月の海外強豪ブレーダー
複数の大会で入賞を重ねたブレーダーを挙げる。ブレーダー名はWBO表記のままだ。
Modulus——6月のランクドで優勝2回を含む複数入賞。Champions Path 12、Blades of Cold Steel 5を制した。使用ブレードはシャークスケイル・ウィザードロッド・エンペラーデルタが軸で、①の「シャーク+ウィザード」骨格を高精度で回している。
SaxoMaster——Champion's Path 11で優勝、他大会でも準優勝を複数。シャークスケイル 1-70とウィザードロッド 1-60 Hexaを土台にしたスタミナ型を一貫して使用している。
JadenMingo——The Red Bey District #15・#16を連覇。シャークスケイル 1-70 Low Rushを主軸に、アタック寄りの3枚目を足す構成が目立つ。
3人に共通するのは、①で示した「シャークスケイル+ウィザードロッド」骨格を外していないことだ。トップの成績は、環境の中央値を高い再現性で実行することから生まれている。
別枠:インフィニティスタジアム開催(2大会)
6月のランクドのうち、エクストリームスタジアムではなくインフィニティスタジアム開催だった大会は2件のみだった。集計母数が小さく、エクストリーム基準のスコアと混ぜられないため、本編の集計からは分離してここに記録する。
Winston Cup(参加30人):優勝はシャークスケイル 3-60 Free Ball+ワイバーンホバー 1-60 Rush+エアロペガサス 1-70 Low Rush
Mog's X roulette(参加14人):優勝はウィザードロッド 7-60 Low Rush+ドランストライク 9-60 Free Flat+シャークスケイル 1-60 Rush
スタジアムが変わればスタジアム形状もアウト条件も変わる。2件だけの結果から傾向は断言しない。事実として「6月のランクドのインフィニティは2件のみ」——それだけを記録しておく。
俺は仮面A。今後も動き続ける海外メタを追い続ける。
参考資料——俺だけを信じるな、一次ソースを当たれ。
WBO 大会データ:https://worldbeyblade.org/Thread-Winning-Combinations-at-WBO-Organized-Events-Beyblade-X-BBX
日本公式レギュレーション:ベイブレードX公式サイト(タカラトミー)
