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【海外大会メタ】WBO大会入賞スコアレポート(2026/07/12〜07/18・2週間版)【ベイブレードX】

仮面A(エース)だ。今週もWBO-世界ベイブレード機構-に掲載された世界中の大会データを集計し、分析したレポートを送る。

前回、シャークスケイルが100.0で頂点に立った。今週、その頂点が入れ替わった。ウィザードロッドだ。だが差は1.4——ほぼ横並びだ。この2枚が環境の背骨であることは、母数を積んでも動かない。

📌 集計方法について
本レポートはユーザー主催の世界規模のベイブレード競技団体 WBO(World Beyblade Organization)の公開大会記録を元に、参加人数 × 順位係数(1位=3、2位=2、3位=1)で重み付けしたスコアを算出し、最大値100に正規化している。

「ランクドイベント」とは:WBOの公認イベントには「ランクド(Ranked)」と「アンランクド(Unranked)」の2種類がある。ランクドイベントはWBOの審査を経て認定された大会で、結果がWBOの世界ランキングポイントに反映される。本レポートはランクドイベントのみを集計対象としており、競技品質が担保された大会の結果だけを反映している。

集計期間:2026/07/12〜2026/07/18(開催日ベース)
対象:ランクドイベント10大会 / 延べ365人
データソース:WBO Winning Combinations(公開情報)

今週のランキング

ブレード

#1 | ウィザードロッド | 100.0 (↑前回2位)
#2 | シャークスケイル | 98.6 (↓前回1位)
#3 | エアロペガサス | 47.8 (=前回3位)
#4 | コバルトドラグーン | 23.0 (=前回4位)
#5 | メテオドラグーン | 17.1 (=前回5位)
#6 | ワイバーンホバー | 15.7 (↑前回7位)
#7 | クロックミラージュ | 9.7 (↑前回圏外)
#8 | フェニックスウィング | 8.0 (=前回8位)
#9 | シルバーウルフ | 7.5 (↓前回6位)
#10 | マミーカース | 6.7 (↑前回13位)
#11 | ブラスト | 6.0 (↑前回圏外)
#12 | デルタ | 4.0 (↓前回10位)
#13 | ティラノビート | 3.9 (↑前回15位)
#14 | ドランストライク | 3.6 (↓前回9位)
#15 | コバルトドレイク | 2.4 (↑前回圏外)

※ブラスト(#11)はCXメインブレード。ペガサスブラスト・ウルフブラスト等の各ロックチップとの組み合わせをメインブレード単位で統合した数値だ。デルタ(#12)も同様にCXメインブレード単位で統合している。

ビット

#1 | Hexa(ヘキサ) | 100.0 (=前回1位)
#2 | Rush(ラッシュ) | 96.1 (↑前回3位)
#3 | Low Rush(ローラッシュ) | 89.0 (↓前回2位)
#4 | Free Ball(フリーボール) | 71.7 (=前回4位)
#5 | Level(レベル) | 65.9 (↑前回7位)
#6 | Elevate(エレベート) | 44.4 (↓前回5位)
#7 | Low Orb(ローオーブ) | 21.8 (↑前回10位)
#8 | Kick(キック) | 21.4 (↓前回6位)
#9 | Ball(ボール) | 19.1 (↑前回圏外)
#10 | Rubber Accel(ラバーアクセル) | 14.9 (↑前回圏外)

ラチェット

#1 | 1-60 | 100.0 (=前回1位)
#2 | 9-60 | 75.7 (=前回2位)
#3 | 7-60 | 52.6 (↑前回4位)
#4 | 1-70 | 44.9 (↓前回3位)
#5 | 3-60 | 28.5 (=前回5位)
#6 | 4-50 | 17.7 (↑前回圏外)
#7 | 9-70 | 10.2 (↑前回圏外)
#8 | 1-50 | 9.6 (↓前回6位)
#9 | 7-70 | 6.1 (↓前回7位)
#10 | 4-55 | 5.9 (↑前回圏外)

今週の鉄板&注目カスタム

上位ブレードの「本命」と「異端」を並べる。本命がなぜ本命か、異端がなぜ勝てたか——両方見えて、はじめてそのブレードの幅がわかる。

ウィザードロッド(#1)

鉄板:1-60 Hexa(10件)。入賞23件の中で突出。ラチェットは1-60で固定、Hexaで受ける。
注目:1-60 Rubber Accel(1件)。Tri-City Cup(55人)優勝構成。ラバーアクセルは軸先がラバー素材の変則ビット。Hexaが牙城を築いていたウィザードロッドで、この1件だけが別素材に振って頂点を取った。異端がそのまま優勝に届いた事実は重い。

シャークスケイル(#2)

鉄板:1-70 Low Rush(9件)。前回に続き本命は動かない。高さ70で重心をやや上げ、Low Rushで動く。
注目:4-50 Level(1件)。Impulse Events(106人)優勝構成。全ラチェット最低クラスの4-50に、攻めビットではなくLevelを合わせたバランス寄りの変則。106人規模の頂点を取った異端だ。

エアロペガサス(#3)

鉄板:7-60 Rush(4件)。低〜中高のラチェットで走らせる純アタッカー運用。
注目:7-60 Wedge(1件)。Rush一色の中で唯一Wedgeを積んだ構成。同じ7-60でも接触の質を変えた選択が入賞を残した。

コバルトドラグーン(#4)

鉄板:Elevate固定。入賞4件すべてがElevate。5-60と9-60に割れるが、ビットはElevate以外を握る理由がない。 このベイに関しては、幅がないことがそのまま強さだ。

メテオドラグーン(#5)

入賞4件すべてが 7-60 Level。ラチェットもビットも1件の例外もない。完全固定だ。詳細はトピック②で扱う。

ワイバーンホバー(#6)

鉄板:定まっていない。9-60 Kick・9-60 Taper・7-60 Jolt・7-70 Hexa——4件が4通りに散った。 このベイは本命がまだ固まっていない。使い手ごとに解が違う。前回7位から6位へ、順位は上げたが構成は分散したままだ。ここが固まるかどうかが、来週以降の見どころになる。

今週のトピック

① ウィザードロッド首位逆転——「Hexa一択」が緩んだ

前回2位のウィザードロッドが、前回首位のシャークスケイルを1.4差で抜いた。数字だけ見れば僅差の入れ替わりだ。だが中身を割ると、変化はビットにある。

前回のウィザードロッドは「1-60 Hexa」でほぼ固まっていた。今週の入賞23件を割ると、Hexaは12件——依然として本命だ。だがFree Ballが6件まで伸び、さらにTri-City Cup(55人)ではラバーアクセルを積んだ構成が優勝した。ビット10位に初登場したRubber Accelは、このウィザードロッド優勝1件で押し上げられている。

ラバーアクセルは軸先がラバー素材の変則ビットだ。Hexaの牙城に、まったく異なる素材のビットが食い込んで頂点を取った。固定が緩むというのは、こういう形で表に出る。Hexaが崩れたわけではない。だが「Hexa以外は勝てない」という段階は、今週で終わった。

② メテオドラグーン 7-60 Level——1件の例外もない完全固定

メテオドラグーンは5位。スコアは17.1で中堅だ。だが構成を見ると異様なことが起きている。入賞4件すべてが 7-60 Level。ラチェットもビットも、1件の分岐もない。

これは偶然ではない。異なる4大会で、別々の使い手が、同じ答えに到達している。7-60で重心を中高に置き、Levelで持久を稼ぐ——メテオドラグーンをスタミナ方向に使うなら、この一点しかないという結論に、環境が収束した。

上位ブレードは構成が割れることで幅を見せる。メテオドラグーンは逆だ。幅がないことが、この構成の完成度を証明している。これから握るなら、迷う必要はない。7-60 Levelだ。

③ クロックミラージュ、圏外から7位へ

前回ランキング圏外だったクロックミラージュが、今週7位(9.7)に顔を出した。入賞はImpulse Events(106人)の3位と、Money Monday(36人)の2位。2大会での点在だ。

スコアを押し上げたのは、Impulse Events の規模だ。106人という今週最大の母数での3位入賞が、重み付けで大きく効いた。ただし、ここで「定着」と読むのは早い。2週間データの価値は、この誤読を潰すことにある。106人大会1つで数字が跳ねただけかもしれない。点在は点在として、事実の射程に留める。来週、別の大会でも顔を出すなら、そのとき初めて「メタ入り」と書く。

④ 今週の海外強豪——carlos_flo10、同一デッキで2連覇

今週、同じプレイヤーが2つのランクド大会を制した。carlos_flo10だ。Money Monday #5(36人)とDave and busters weekly #21(33人)、どちらも1位。

注目すべきは、2大会で握ったデッキが完全に同一だった点だ。

シャークスケイル 1-70 Low Rush
ウィザードロッド 1-60 Hexa
エアロペガサス 7-60 Rush

3枚とも、ラチェットもビットも1つの違いもない。別々の大会で、同じ3枚で勝ち切った。これは環境の背骨2枚(シャークスケイル+ウィザードロッド)に、エアロペガサスを足した、今の最も素直な最適解だ。奇をてらわず、鉄板だけで連覇する——それが今週の海外の頂点で起きたことだ。


最後に。

この記事を始めとするWBOメタスコアレポート記事用に収集したデータを基に、パーツからカスタムやメタスコアを検索できるWEBアプリ「KAMEN Ace LAB」を公開した。

詳しい機能説明は下記noteに記載した。

カスタムやデッキの構築に役立ててもらえると嬉しい。


俺は仮面A。今後も動き続ける海外メタを追い続ける。

参考資料——俺だけを信じるな、一次ソースを当たれ ・WBO Winning Combinations(Beyblade X):https://worldbeyblade.org/Thread-Winning-Combinations-at-WBO-Organized-Events-Beyblade-X ・World Beyblade Organization:https://worldbeyblade.org/ ・日本公式レギュレーション(ベイブレードX 大会ルール/タカラトミー):https://beyblade.takaratomy.co.jp/beyblade-x/

#ベイブレードX

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