見出し画像

【海外大会メタ】WBO大会入賞スコアレポート(2026/06/28〜07/04)【ベイブレードX】

仮面A(エース)だ。今週もWBO-世界ベイブレード機構-に掲載された世界中の大会データを集計し、分析したレポートを送る。

📌 集計方法について
本レポートはユーザー主催の世界規模のベイブレード競技団体 WBO(World Beyblade Organization)の公開大会記録を元に、参加人数 × 順位係数(1位=3、2位=2、3位=1)で重み付けしたスコアを算出し、最大値100に正規化している。

「ランクドイベント」とは:WBOの公認イベントには「ランクド(Ranked)」と「アンランクド(Unranked)」の2種類がある。ランクドイベントはWBOの審査を経て認定された大会で、結果がWBOの世界ランキングポイントに反映される。審査基準として最低参加人数・ジャッジの資格・ルール遵守などが求められる。本レポートはランクドイベントのみを集計対象としており、競技品質が担保された大会の結果だけを反映している。

集計期間:2026/06/28〜2026/07/04
対象:ランクドイベント14大会 / 延べ367人
データソース:WBO Winning Combinations(公開情報)
※「Blades of Cold Steel 5」という同名の大会が異なる開催日・参加人数・結果で2件確認された。同一シリーズの別回である可能性が高いが特定できないため、本レポートでは両方を独立イベントとして集計している。

今週のランキング

ブレード

#1 | シャークスケイル | 100.0 (=前回1位)
#2 | ウィザードロッド | 93.8 (=前回2位)
#3 | エアロペガサス | 55.3 (=前回3位)
#4 | メテオドラグーン | 33.2 (↑前回5位)
#5 | コバルトドラグーン | 21.7 (↑前回7位)
#6 | フェニックスウィング | 16.1 (↑前回10位)
#7 | ドランストライク | 12.5 (↓前回6位)
#8 | バレットグリフォン | 12.3 (=前回8位)
#9 | デルタ | 10.5 (↑前回16位)
#10 | ワイバーンホバー | 10.4 (↓前回4位)
#11 | シルバーウルフ | 9.1 (↓前回9位)
#12 | マミーカース | 6.1 (↑前回15位)
#13 | ヘルズハンマー | 3.7 (↑前回圏外)
#14 | ヘルズサイズ | 3.7 (↑前回圏外)
#15 | クリムゾンガルーダ | 3.7 (↑前回圏外)
#16 | ティラノビート | 3.7 (↓前回14位)
#17 | クロックミラージュ | 2.7 (↓前回20位)
#18 | ホエールウェーブ | 2.4 (↑前回圏外)
#19 | サムライカリバー | 2.4 (↑前回圏外)
#20 | ゴーレムロック | 1.8 (↓前回12位)

※デルタ(#9)はCXメインブレード。EmperorDelta・DranDelta・UnicornDeltaの各ロックチップとの組み合わせを統合した数値。

※13〜15位(ヘルズハンマー・ヘルズサイズ・クリムゾンガルーダ)は「Pandemonium Beyblade X Seniors」1大会での入賞に集中している。「Seniors」はWBOの命名慣習上、年齢区分(Junior/Senior等のカテゴリ分け)を示すと考えられるが、本大会固有の定義は一次ソースで確認できていない。

※先週8位のバレットグリフォンは今週も8位を維持。詳細はトピック③で。

※先週11位のブラスト・13位のナイトメイル・17位のスコーピオスピア・18位のドランバスター・19位のオロチクラスターは今週ランクドでの入賞なし。

ビット

#1 | Hexa(ヘキサ) | 100.0 (↑前回4位)
#2 | Rush(ラッシュ) | 99.8 (↓前回1位)
#3 | Low Rush(ローラッシュ) | 90.5 (↑前回6位)
#4 | Free Ball(フリーボール) | 82.4 (↓前回2位)
#5 | Kick(キック) | 61.7 (=前回5位)
#6 | Elevate(エレベート) | 52.0 (↑前回8位)
#7 | Level(レベル) | 40.6 (↓前回3位)
#8 | Narrow(ナロー) | 17.6 (↑前回圏外)
#9 | Low Orb(ローオーブ) | 12.0 (↓前回9位)
#10 | Taper(テーパー) | 5.6 (↑前回圏外)

ラチェット

#1 | 1-60 | 100.0 (=前回1位)
#2 | 9-60 | 62.3 (↓前回2位)
#3 | 1-70 | 41.9 (↓前回4位)
#4 | 7-60 | 30.8 (↑前回8位)
#5 | 1-50 | 29.2 (↓前回3位)
#6 | 3-60 | 19.2 (↓前回5位)
#7 | 7-70 | 12.7 (↑前回圏外)
#8 | 7-80 | 5.4 (↑前回圏外)
#9 | 8-70 | 5.1 (↑前回圏外)
#10 | 3-70 | 4.4 (↑前回圏外)

今週の鉄板&注目カスタム

シャークスケイル

鉄板:シャークスケイル 1-70 Low Rush
今週も1位。集計を開始した6月中旬以降、首位を譲っていない。

注目:シャークスケイル 1-60 Free Ball / 7-60 Free Ball
「守りのシャークスケイル」も継続採用。攻守両面での運用が定着している。

ウィザードロッド

鉄板:ウィザードロッド 1-60 Hexa
先週71.3まで落ちたスコアが93.8まで回復。1位シャークスケイルとの差は6.2ポイントまで縮まった。

メテオドラグーン

5位→4位。
鉄板:メテオドラグーン 7-60 Level / 7-70 Level
スタミナ枠として安定した入賞が続いている。

コバルトドラグーン

鉄板:コバルトドラグーン 9-60 Elevate / 5-60 Elevate
7位→5位。先週示唆した「Elevate一辺倒への最初のヒビ」は今週見られず、入賞8件中7件がElevateに戻った。

フェニックスウィング

10位→6位。
注目:フェニックスウィング 7-60 Rush
中規模大会での複数入賞がスコアを押し上げた。

バレットグリフォン

今週も8位を維持。詳細はトピック③で。

今週のトピック

① ワイバーンホバーが4位→10位へ失速——ただし残った3件は全て「Kick」に収束

先週29.7(4位)から今週10.4(10位)へ後退した。

数字だけ見ると単純な失速だが、中身を見ると別の顔がある。今週入賞した3件はこれだ。

D&B THURSDAY NIGHT LAUNCHING(22人)2位:WyvernHover 9-60 Kick
Money Monday #3(33人)2位:WyvernHover 9-60 Kick
Clashing Waves(30人)2位:WyvernHover 1-60 Kick

3件すべてKickビットだ。先週はFree Ball・Rush・Kick・Level・Jolt と5種類に分散していたビットが、今週は完全にKickへ収束した。

失速の理由は単純だ。先週は71人・52人規模のランクドで1位入賞があったが、今週は最大でも2位止まり、かつ大規模大会での実績がない。参加人数×順位係数のスコア設計上、規模の大きい1位入賞がないと数値は落ちる。これは弱体化ではなく、重み付けの構造による揺り戻しだ——先週レポートで指摘した「シルバーウルフ・ゴーレムロックの下落」と同じ構図がここでも起きている。

一方で「Kickへの収束」は無視できない兆候だ。件数はまだ3件と少なく「定着」と断言する段階ではないが、複数のビットを試した結果Kickに落ち着きつつある可能性がある。来週以降、この収束が続くかを追う。

② ビット1位がHexa(100.0)・2位Rush(99.8)——僅差0.2ポイントの接戦

先週4位だったHexaが1位に返り咲いた。だが2位のRushとの差はわずか0.2ポイントしかない。

この数字が示しているのは「Hexaが復権した」という単純な話ではない。役割が異なる2つのビットが、ほぼ同じ採用強度でランクドを分け合っている状態だ。役割が違うビット同士が拮抗しているという事実は、「デッキに何を積むか」の正解が一つに定まっていないことを意味する。

先週の記事で「何でもHexa」から「役割に合ったビット選択」への移行を指摘したが、今週のデータはその移行が続いていることを裏づけている。

③ バレットグリフォンが8位を維持——ただし固定構成はまだ見えない

先週12.3→今週も12.3で、順位・スコアともにほぼ横ばい(8位維持)。入賞3件の内訳はこうだ。

NEBO X THIRD SPACE #6(28人)1位:BulletGriffon Kick
Portland Trail-Bladers Tournament #26(17人)1位:BulletGriffon Merge
Money Monday #3(33人)2位:BulletGriffon Hexa

Kick・Merge・Hexaと、記録上の構成表記は今週もバラバラだ。先週の記事で「定着と言い切るのは早い」とした判断は、今週のデータでも変わらない。ただし2週連続で8位という順位自体は安定しており、「単発のフロック」ではなく「中規模ランクドで一定数勝ち続けるパーツ」という評価は固まりつつある。分離ギミック由来の独自性(アタック・撹乱・終盤の障害物という複数の機能を状況に応じて発揮する設計)が、構成を問わず機能している可能性がある。

デッキ骨格の傾向——シャークスケイル+ウィザードロッドの併用が優勝デッキの半数を占める

今週の優勝デッキ14件のうち、シャークスケイルとウィザードロッドを両方採用したのは7件(50%)だった。一方、ウィザードロッドを一切使わずに優勝したデッキは4件(29%)——
Red Bey District(ドランストライク/エアロペガサス/シャークスケイル)
Battle at the Pyramid(エアロペガサス/シャークスケイル/コバルトドラグーン)
Money Monday(シャークスケイル/フェニックスウイング/ドランストライク)
Pandemonium(ヘルズハンマー/ヘルズサイズ/クリムゾンガルーダ)
以上だ。

「シャークスケイル+ウィザードロッド」の骨格は依然として最有力だが、優勝デッキの半数はこの型に依存していない。「ウィザードロッドなしでも勝てる」という選択肢は、一過性ではなく安定した傾向として存在している。

俺は仮面A。今後も動き続ける海外メタを追い続ける。

参考資料——「俺だけを信じるな、一次ソースを当たれ」
WBO Winning Combinations(BBX):https://worldbeyblade.org/Thread-Winning-Combinations-at-WBO-Organized-Events-Beyblade-X-BBX
日本公式レギュレーション:https://beyblade.takaratomy.co.jp/beyblade-x/_image/regulation.pdf

いいなと思ったら応援しよう!