ADHDがメモ(ノート)を取るために必要だった文房具の選び方
自慢ではないが、私はメモが取れる。
全く自慢になることではないが、ADHDとしてなら特技らしい…?
能力的にはこんな感じ
言語理解、処理速度:凹
→ 聞き取り、記述に時間がかかる
作動記憶、知覚推理:凸
→ 内容の要約は比較的得意
しかし、子供の頃は一切ノート取れなかった。
授業中は大体トップ画のような状態。
大学生あたりから急にノートが取れるようになり、
さらに言語化まで至ったのはごく最近。
結構色んな問題が関わってた。
文房具の選び方 with 発達特性
シャーペン
芯の管理が苦手
芯が折れ、集中が途切れる
カチカチカチカチカチカチカチカチ…と手癖で無限にやってると芯が出てきてしまう
↑を戻すと黒鉛のカスで周りが汚れる
書き味が芯の状態で変化してイライラしたり気が散ったりする
消しゴム
狙ったところだけを消せない
シャーペンと持ち替えようとして飛ぶ
消しカスが邪魔
イライラするとシャーペンで刺したくなって汚す
というわけで、手始めにこいつらをリストラした。
ボールペン
軽いものからペン先が重いものまで色々
残量を頻繁に気にする必要がない
発色がよく(特にゲルインク)、文字が見えやすい
書き味が安定してる
カチカチカチカチカチカチカチカチ…と無限にやっても芯が伸びない
低粘度インクまたはゲルインクならインク溜まりができにくい
本体と芯に互換性がある組み合わせが意外とあり、持ちやすさと書き味のこだわりマッチングがある程度可能
なお、100円で数本入りのボールペンは別物です。
予算は1本100円〜としてください。
ノート/ルーズリーフ
罫線は邪魔
白い紙は眩しい
ノートはたまに2枚めくってページが飛ぶ
リングノートやルーズリーフのリングは邪魔
角が丸いほうが落としても傷みにくいし、足に刺さりにくい
罫線が邪魔な理由は、あとから思いついたことを書き足したくなるから。
A4はルーズリーフ(書ききってからファイリングする)、
メモ帳ならリングタイプが好き。
最近はリングが痛くないリングノートもある。
あと、リングが少ないルーズリーフもある。
進化がすごい。
ノートなし
教科書がある場合、選択肢のひとつとして。
余白にひたすら書き込むというやり方もある。
高校の終わりくらいのときはそうしてた。
ただ、シャーペンで書き損じて消しゴムかけると、教科書の文字まで薄くなるので要注意。
要するに
あれこれと書いたが、とにかく書くことから不快な要素を取り除く、ということをした。
あえてこだわり強めに書いているけど、実際は道具に頓着しなさすぎたために問題が起きていたと思う。
一言で言うと興味なかった。
でも、感触、色、デザインについてお気に入りのものを使うのはとても大事。
それだけでやる気が変わる。
変わりました。
冒頭にも書いたように、最初はただなんとなく良いと思ったものを使い始めた。
理由を考え初めたのはもっとずっと後になってから。
どこが使いやすく感じるのか、あるいは気に食わないのか、慣れてくるとだんだんわかるようになる。
今や文具オタに片足突っ込んでる自覚はあるけど、こだわりが多すぎて乗り換えることはほぼない。
注意点
色や種類が多いと、選ぶために気が散るのでなるべく絞る方がベター
修正やデコで整えたいなら、後から、落ち着いてできるタイミングでやる(ついでに内容の復習にもなる)
こんなことを言うと本末転倒なのだが、メモ帳をすぐ忘れるので、最近はスマホでメモしがち。
音声入力とか、予測変換とか、スピード面では有利。
ただし記憶には残りにくい。
影響があった(と思われる)発達特性
触覚過敏
視覚過敏
不注意
複視
感覚統合(手先の不器用さ、刺激の欲求)
低緊張(姿勢が不安定、すぐつかれる)
発達特性としてはそんなに珍しくないラインナップだろうと思う。
これで十分、他人には分からないこだわりのオンパレードになる。
おまけ・復唱について
なお、状況が許すのであれば、復唱しながらメモするのがとてもおすすめ。
(授業中など、できないシーンも多いけど)
内容を忘れにくくなる
書き間違えにくくなる
よくわかってないところが浮かび上がりやすい
内容をその場で確認してもらえる
今どこをメモしているかリアルタイムで伝わる
書くのが遅くても時間稼ぎになる
いいことづくめ!
おまけ・主だったボールペンについて所感
ボールペンは紙によっても書き味が大きく変わります。
文具コーナーで試す際、普段使うノートなりルーズリーフなりは持ち込むべし。
ザラザラの紙(コピー用紙とか)にはジェットストリーム、
ツルツルの紙にはユニボールワンがお気に入り。
ジェットストリームは大学生のときに初めて使って感動した。
デザインもかっこよくて好き。
ただ、ツルツルの紙 x ジェットストリームだとツルツルすぎて書きにくい。
低粘度インクでツルツル紙にも合いそうだなと思ったのはアクロボール。
ユニボールワンにしたので買わなかったけど。
基本的にはゲルインクが好き。
複視は眼鏡で抑えてるけど、微妙な乱視もあって視界がぼやけやすく、濃いほうが見やすいのは変わらない。
地味にビジュアルスノウとやら(なんだかわからん視界のノイズ)もある。
ユニボールワンは発色よく、書いてすぐこすってもほぼヨレなかった。
かなり傾けても書きやすく、お気に入り。
本体もおしゃれなのだけど、ちょっと軽すぎるのでサラサのガワに入れ替えてある。
サラサの芯も嫌いではないけど、私の姿勢がときに安定しないため、寝かせた状態で掠れやすいのが欠点。
ユニボールワンのガワに入れてさっと使う用にしてる。
エナージェルは本体が重すぎた。
あとヨレやすかった。
デザインや色は好き。
あと、最近低重心が流行りっぽいけど、実は高重心の方が好きだったりする。
落としたときにペン先から落ちそうなのがなんとなく嫌。
あと、どうやらペンを立てたり寝かせたり、指先で動かしてペン回しに似た刺激を得ているらしい。
(※ペン回しは器用さが足りなくて習得できてない)
でも全体が重いと疲れちゃうから、軽くて重心が高いサラサクリップの軸が好き、ということらしい。
なお、芯と本体の組み合わせについては、「(ブランド名) 互換」と検索すると出てくる。
さすがに文具コーナーでボールペン解体して芯入れ変えて…は不審すぎて気が引ける。
万が一戻し忘れると問題だし。
